車検

「初めてのユーザー車検のやり方」車検を安くしたい!

ユーザー車検②

車の検査で思いつく検査といえば車検ですよね。でも車検って高いイメージ!車検の費用を安くしたいと考えちゃいます。今回は、初めて体験される皆さんにユーザー車検のやり方、車検を安くする方法をご紹介します。ユーザー車検は、3年~7年程度の普通に乗った車であれば難なく受かるでしょう。しかし、経年劣化の多走行車になるとそれなりの部品交換と点検が事前に必要で、事前の点検方法によっては、安くできます。この機会にチャレンジしてみましょう!

 

 

ユーザー車検の手順

 

ユーザー車検の事前にやっておきたいことに、予約や書類と車の整備などを行っていきましょう。

今回のユーザー車検は、軽自動車の三菱トッポでやります!

【三菱 トッポ】

ユーザー車検の予約から事前の点検方法はコチラと合わせてオススメします。

 

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車検前準備
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当日の申し込みの手続き

車検場に着いてから手続きまでに必要な手順をご紹介します。

ユーザー車検を申し込む受付時間は、検査ラウンド時間よりも早く開始されるので、混む前に早めの時間に到着するようにしましょう。

車検場の込み具合は、月末や時間帯によって違います。

軽自動車検査協会に着いたら?

軽自動車検査協会に着くと直ぐに検査の準備から始めます。

先ず初めに車はコースのラインに沿って車検の順番に並び車を停車させます。

※駐車場に車を停めないです!

 

各手続の申し込みはここから
【軽自動車検査協会についてからの手順】

 

検査コースに車で並ぶ

駐車場に車を停めず、検査コースのラインに車を停めます。

着いたら検査コースの入口に停車します。(白線でコースに続くラインが引いてありそのラインに沿って停車させる)

※注意点は、駐車場に停めてはダメです!

手続き中に車検の車で列ができ、車検までかなり待つことになります。

車検の予約窓口に行く

ネットや電話予約の際に案内された予約番号を伝え、各帳票類を受けとり必要な項目に記入します。

※各帳票類は、テスター屋さんで作成してもらえているのでここを飛ばし税金を払う窓口に行きます。

次の窓口で重量税の納付

重量税分の印紙を必要な書類に貼り付けていきます。

自賠責保険(24ヶ月)の継続加入が必要!

軽自動車検査協会内に自賠責保険の加入窓口があります。

今回は、当日にテスター屋さんで自賠責保険を継続加入しました。金額はどこも同じです。

各書類の確認

重量税、検査手数料、自賠責保険の支払いが終り、書類の記入漏れがないか確認を行います。

確認後、軽自動車検査協会内にあるユーザー車検受付窓口に書類一式を提示します。

書類の記入に不備がないかチェックされます。

記入漏れ、問題が無ければ書類一式を手渡され車検コースに停めた車に戻ります。

 

車に戻ると検査員の方からこう尋ねられます。

「初めてですか」と尋ねられますので「初めてです」と答えると、ワカバマークのファイルをダッシュボードに見えるように置くように指示されます。

上記が到着から検査コースの入り口で待機するまでの一連の流れです。

手続きは簡単ですね。緊張せず分からないことがあれば窓口で尋ねられるといいでしょう。

車の中で待機

窓口で各書類の手続きが、終わったところで車の中で検査の順番を待ちます。

検査ラインの入り口で順番待ちを行う。

そこで渡されたワカバマーク(初心者の表示)の入ったファイルをダッシュボードに見えるように置きます。

この時、発煙筒もダッシュボードに置き見えるようにしましょう。

検査が始まったら前列の車がどの様な指示、検査を受けているか見て参考にします!

 

 

検査直前の準備すること

 

検査ライン直前にやっておくことは、ボンネットをロック解除しておきます。

車を動かし検査場の入り口の手前まで移動させ、この時にボンネットを半開き(ロック解除)の状態にしましょう。

次に、検査員の方の指示、案内があります。

ダッシュボードの上に置かれているワカバマークのファイルを見て「初めてですね」と尋ねられ詳しく丁寧に説明していただけます。

検査員のかたの指示、案内の通りに行っていきます。

その時は、落ち着いて行動しましょう。楽しいんでまいりましょう!

 

車検場入り口

【車検場の入り口】

外・内側のライト点滅・点灯の検査

車の外周りや内装(インパネ類)のライトの点滅、点灯を確認されます。

検査員から各ライトの点灯・点滅の指示が出されます。

 

いよいよ開始です!

 

フロント側のランプなどの検査

❶ヘッドライトの点灯(クリアランスランプ、Lo、Hi)
⇩⇩
➋ウインカーを左右交互に点滅させる
⇩⇩
➌ハザードを点滅を行う
⇩⇩
➍ウオッシャー液を噴射させます
⇩⇩
➎ワイパーを動作させる
⇩⇩
➏ホーン(警笛)を鳴らし、また運転席側の窓の開け閉めで動作確認

 

リア側ランプの検査を行う

➊リア側のウインカーを左右交互に点滅させる
⇩⇩
➋ハザードランプを点滅させます
⇩⇩
➌テールランプを点灯する
⇩⇩
➍ブレーキを踏みブレーキランプを点灯させます
⇩⇩
➎バックギアに入れバックランプを点灯させる

 

外周とインパネの警告灯検査

一旦車から降りてボンネットを開ける
⇩⇩
インパネの警告ランプ点灯の有無の検査があります
⇩⇩
車体番号やオイル、液のリザーブタンクの量を確認される
検査後ボンネットを締め、車内に戻ります
⇩⇩
シートベルト脱着によるインパネの警告灯の点灯・消灯の検査
⇩⇩
発煙筒の有無の確認も行う

 

上記の手順が、検査コースに入る直前の検査となります。では、次は検査コースでの検査を見ていきましょう。

 

 

検査コースに入ります

 

検査員の指示により検査コースへゆっくりと車を進入させていきます。

次の検査員に書類一式を渡します。

ユーザー車検➀

【車検コース】

排気ガスの検査

検査は、排気ガス検査へと移ります。

今のところ順調に進められていますね。

横には検査官が付いてきてくれていますので安心してください!

丁寧に案内をしていただけるので心配せず楽しく検査をしましょう!

 

エンジンを切らずにテスター棒を使い排気ガスを測定する。

テスター棒の先端から2/3程の長さまでマフラーに差し込みます。

測定結果が出るまでしばらく待つ。

約5秒ほどで測定結果がでます。

測定機器を設置場所に戻しこちらでの測定は終わり次の検査に車を進めます。

検査の体験:

ユーザー車検は、余裕をもって事前に点検することが大事!

ユーザー車検を受ける2週間ほど前は、マフラーからの白煙が多くオイル上がりか、オイル下がりのどちらかで、オイル下がりの可能性が高いと考えられる。

どちらにせよ、オイル交換が必要だ!

交換するオイルの粘度も変えました。

「5W-10」を使っていたが「10W-30」を用意しました。

ところが失敗…!

オイルを間違えて「5W-10」を入れちゃいました。

空き缶の表示を見て「ぼー然」。

仕方ないので様子をみてみることに

白煙が減ってきたので、「これでもいいか」と、ひと安心。

しかし、ユーザー車検当日、白煙が止まらない!急いでカー用品店に行きオイル添加剤を入れてみることに!

なんと!白煙がおさまってくるじゃないですか”ビックリ!”

「これはいける!」さらにガソリン添加剤を入れ白煙をもっと抑えつつ

ユーザー車検を受けに行くといったドタバタがあり皆さんは、余裕をもって事前に点検を行いましょう!

 

オイルフィルター、オイルは事前に交換は必須!

 

オイル、フィルターの交換方法、オイルの粘度の見分け方は、こちらも合わせてオススメします。

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走行・ブレーキの検査

排気ガス測定が終り次に走行・ブレーキの検査になります。

検査コースの白線に沿ってゆっくりと車を進めていきましょう。

走行測定用の2つの回転ローラーが床に設置されており、そこへフロントタイヤを静かに乗せる。

フロントタイヤを乗せるとリアタイヤも測定器の上へと同時に設定されます。

検査官の指示にしたがって時速40Kmに到達するまでゆっくりとアクセルを踏んでキープしましょう!

数秒ほどで終わります。

実際の速度(実測値)とメーターのズレが生じていないかを見ていきます。

フロントタイヤがローラーに乗っている時は、ハンドルを左右に切らないようにしましょう。

緊張して力が入りハンドルが斜めにならないようにリラックスしハンドルに手を添えて普段の運転と同じように握るのが肝心です!

では、次に時速40Kmをキープした後、ゆっくりとブレーキを踏んでいきましょう。

フロントタイヤとローラーが静止するまでブレーキペダルをゆっくりと踏んでいきます。

タイヤが静止後、一気にブレーキを踏みこみキープする。

続いてサイドブレーキまたは、フットブレーキの測定になります。

こちらもサイドブレーキならおもいっきり引っ張り上げ、フットブレーキなら踏み込みましょう。

ブレーキペダルの踏み込みは遠慮せず、おもいっきり床が抜けるくらいの気持ちで踏み込みます。

遠慮するとスリップし不適合に!

サイドブレーキ、フットブレーキも同様おもいっきり引っ張る、踏み込むようにしましょう!

アクセルを踏みローラーからゆっくりと抜け出します。

ローラーから抜け出す時に、アクセルを踏み過ぎないようにしましょう。

直ぐ先にサイドスリップの測定器が床に設置されており勢いよく通過することで測定できなくなります。

ゆっくり抜け出しましょう。

上記が、速度とブレーキの検査の手順になります。では、次に進みましょう!

サイドスリップ(アライメント)

サイドスリップアライメント、タイヤが真っすぐになっているか測定します。

次にサイドスリップの測定器の上をゆっくりと白線に沿って通過します。

焦らず白線を見ながら進んでいきましょう。

こちらの測定は以上になります。簡単ですね!

光軸の検査(ヘッドライト)

ヘッドライトの照射角度や光量の検査になります。

光軸の測定器は、前方に白く四角い反射板のようなもので左右に動きます。

ヘッドライトの右側の光を受け左右に動き、角度・光量を測定。

保安基準を満たしていれば上にあるモニターに○表示されます。

光量や角度の数値がつかめなかったら再度検査を行いましょう!

再度検査の場合は、その場で「再測定します」とアナウンスされます。

右のヘッドライトが終れば、左のヘッドライトに移行し同様の検査を行われる。

ユーザー車検前に、テスター屋さんで光軸を見てもらうと、光量が足らないことが分かり新品に交換しました。

しかしそれでも光量が足りない!

それで考えたのが、アクセルを軽く踏むと基準値をわずかに超えることがわかったので車検時は、この方法で検査を受けることにしました。

いざ検査になると、慌てているせいかアクセルを少し強く踏んでしまい検査官に「アクセルは踏まないで」と言われることに!更に焦る。

とはいえ、表示板が〇(合格)になってなんとか右は検査はパス!

皆さんもバッテリーの調子も確認をしておくことをオススメします!

まめころくん
まめころくん
焦らなくても大丈夫!


検査員のかたは親切なので安心しましょう!

車検前のバッテリーの点検は、大事です。バッテリーの点検方法を合わせてオススメします。

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【カーバッテリー】

下回りの検査

ヘッドライトの検査が終わるとりいよいよ最後の検査だ!

ボディの下回りで、ネジのゆるみやエンジンオイルの漏れ、ブレーキ系統の検査になります。

検査の手順は、ヘッドライト検査後にゆっくりと車を前進。

前後両サイドの繋がったリフトの板の上にタイヤを乗せ車体を持ち上げる仕組みになっています。

そのリフトの上で車を停車させハンドルを右におもいっきり切っていきましょう。

ハンドルを切り終えるとリフトが上がり下回りの検査開始に!

検査はハンマーを使っての打音検査による緩みが無いかの検査になります。

ハンドルを切るのはブレーキパッドの残り幅(寸法)を見ています。

またボルトの緩み、エンジンオイル漏れなども確認します。

次にハンドルを左に切るよう指示があり、右側と同様の検査が行われます。

ハンマーの打音が消え検査が終えると車を乗せたリフトが下がって終了!

この瞬間が「ドキドキ」しますね。

リフトが下がりしばらく車の中で待機していると「合格ですよ」と伝えられます!

合格、適合車となった書類を持って検査コースから出ていきましょう。

どうでしたか、これでユーザー車検は終わりました。

検査コース直前から合格までは約10分~13分程で終わります。楽しく簡単ですね!

エンジン周りのオイル付着⁉

ユーザー車検当日の朝にテスター屋さんで下回りのチェックを頼みました。

なんとエンジンオイル漏れがありブレーキクリーンで洗い流しています。

しかし、どこで漏れているのか分かりません。

取り敢えずユーザー車検を受けるまでは出来る限りエンジンをストップしオイルに圧を掛けないようにしていました。

帰ってからよく考えてみたところ(動画を撮っていたので確認)オイルを入れる時にこぼしている!

やらかしてましたね。

オイル付着は、引火する危険性があるので、皆さん気を付けましょう!

オイルがこばしたらキレイに拭き取るようにすること!

 

オイル交換

【オイル付着】

 

自分でお車の点検、修復には、必ずコレ!汚れなどを拭き取るには持っておかないといけないアイテムに!オススメします。

 

 

車検証と標章ステッカーの申請と交付

 

これでめでたく車検合格(適合車)になりました。

渡された書類をユーザ車検申し込みの窓口に持っていきます。

3分ほど待っていると、新たな車検証と標章ステッカーがもらえました!

標章ステッカーとは:

車のフロントガラス上部の中央に四角いステッカーがあります。それが次回の車検満了日が記載されているステッカーのことです。

発行されたら直ぐに貼り変えましょう!

 

検査標章

【標章ステッカー】

新たに交付された車検証は大事なものです。大切に車の中に保管しましょう!

 

 

もし、合格ができなかったときは?

 

もしも不適合になった場合も想定しておくことも必要です。

不適合は検査当日の再検査

不適合になった場合、検査当日に再検査が受けられます!

検査コースの入場回数の制限がありますが、再検査を行うことが可能。

検査コースの入場回数に制限があり1回の申請で3回までの入場となっておりこの場合は、限定自動車検査証の交付、再検査の手数料も必要がないです。

合格できなかった場合(不適合)

不適合になった場合は再検査を受けることが可能。

この再検査には不適合となった検査日から2週間以内に受ける場合と、この2週間を超えてから受ける2通りとなる。

この場合は、検査の項目も違うことになります。

2週間以内の場合

2週間以内であれば、不適合とされた箇所のみ再検査になります。

この場合、不適合となった検査日に限定自動車検査証の申請を行って交付を受けることとなる。

◆限定自動車検査証

保安基準に不適合となった箇所が記載されている書類です。

交付されてから2週間以内に再検査を受けると不適合になった項目の検査となる。

また限定自動車検査証の交付は無料ですが、再検査による手数料が発生する。

金額は、検査手数料 1,200円。

 

2週間を超えた場合

2週間を超えての再検査は、全ての項目を受ける必要があります。

この場合は、先ほどの限定自動車検査証は必要ないです。

この場合の検査手数料は、検査項目を全て受けるのでお金がかかります。

検査手数料 1,400円。

自賠責保険の修正手続き

ユーザー車検の申し込み時に自賠責保険の継続加入手続きを行います。

この継続加入の保険期間が再検査によって生じた日数のずれ分(保険がカバーできない日数分)を補う必要があり、このために自賠責保険の修正手続きが必要となります。

修正手続きは継続加入の申請を行った窓口で修正をしてください。

修正手続きですが、保険会社で処理が終わっていると修正処理ができなくなります。

この場合は、1ヵ月間の別途、保険加入が必要となり、その分のお金がかかります。

 

 

初めてのユーザー車検、ドキドキ解消の動画!

初めてユーザー車検を受けられるかたへの動画です!参考に合わせてご覧ください!

 

 

まとめ

 

今回は、安い費用でユーザー車検!の手順と多走行車でも受かるポイントと手順をご紹介しました。

車検費用は、出来るだけ安くしたい!

安く費用を抑えられるのがユーザー車検でした。

しかし、品質面、安全面は自分で管理する必要があります。

また、経年劣化の多走行車は、きっちりと点検整備をすることで合格することもできます。

ユーザー車検は、費用を抑えることで安くはなりますが、安全面に注意することが必要です。

車検は、自動車の保安基準を定期的に検査するもので、安全を保障するものではないです。自分で責任をもってこまめな定期点検、整備が必要になります!

 

今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別のブログも配信しておりますのでそちらもご覧下さい!

ブログ以外にもmamecoroエンジンは、YouTubeで動画を配信しております。

皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを願っております。

では、また次回お会いしましょう。

 

1⃣ 2⃣ 3⃣ 4⃣

 

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