車の点検!自分でも出来る作業がある。中でも一般的な作業は、エンジンオイルの点検です。エンジンオイルはエンジン内部の金属の部品を滑らかに動かすための潤滑剤。エンジンオイルが汚れたりオイル量が多い少ないことでトラブルの原因にもなります。エンジンオイルは車にとって重要なものです。エンジンオイルの点検は、レベルゲージで色やオイル量を確認します。今回は、車のエンジンオイルのチェック方法とオイルレベルゲージで量や色の見方をご紹介します。
Contents
エンジンオイルの点検方法
エンジンオイルのチェックは、自分でもできる!ここからは、チェックの手順、方法をみていくことにしましょう!
車を平らなところに置き、エンジンを停止しエンジンが冷めるのを待ちます。
オイルレベルゲージでオイルの点検方法
オイルの点検はオイルレベルゲージで。オイルレベルゲージは長い棒状のゲージです。
オイルレベルゲージの先端部分についたエンジンオイルの量や色の状態を確認することができます。
❶オイルレベルゲージ取り出し
エンジンヘッドカバー周辺にオイルレベルゲージの取っ手があります。
オイルレベルゲージには、持ち手の取っ手があります。
「ENGINE(エンジン)」と記載されている。
オイルレベルゲージは、オイル給油口のキャップの直ぐそばにあるので見つけやすくなっています。
※一般的に「ENGINE」(エンジン)と表記されてる。
オイルレベルゲージの取っ手が見つかったら引っ張って引き出します。
<オイルレベルゲージ>
❷オイルレベルゲージ拭き取り
オイルレベルゲージを引っ張り出す。オイルレベルゲージの先端をウエスや紙ウエス(ショップタオル)を使いオイルを拭き取ります。
※オイルがオイルゲージに付いていているので一度、拭き取ります。
<オイルを拭き取る>
❸オイルゲージ差し込む
オイルレベルゲージの拭き取りをが終ったところで、オイルレベルゲージを差し込み戻します。
<オイルレベルゲージを一度戻す>
❹エンジンオイル量の調べ方
エンジンオイルはオイルレベルゲージを使って目視でチェック!
差し込んだオイルレベルゲージをサイド引き抜きゲージ先端に付着したエンジンオイルの確認を行います。
オイル量の確認方法!
先端の▼と▼の切り込み(L ~ H) の間に入っていれば適正量です。
L ~ H の間は、約1ℓになっています。
エンジンオイル量のチェック方法は、エンジンに備え付けられているオイルレベルゲージwみて判断します。
オイルレベルゲージは約40~50cmの棒状
先端はひねった形状でローレベル「L」⇔ハイレベル「H」(▲でカットされている目印もある)の刻印ラインが施されている。
オイル量は、レベルゲージのL ~ H 、または▲カットの間の中間より少し上にオイル量があれば適正量となる。
<オイル量の確認>
エンジンオイルの量が、少なかったり多すぎてもエンジンには悪影響を及ぼします。
エンジンオイルは、適正な量にしておくことでエンジンの耐久性や性能を維持してくれます。
❺エンジンオイルの補充
エンジンオイルの量は減っていないですか?
エンジンオイルが減って少なくなっていた場合は、エンジンオイルの補充を行います。
エンジンのヘッドカバーにOILと書かれているキャップを外し、その穴からエンジンオイルを入れます。
<カストロール>
今回、登場するお車は、「三菱トッポさん」です。
経年劣化のある車なので、オイルもれがないように粘度の高いオイルを使います。
エンジンオイルの補充は、▼~▼( L ~ H) までの間が約1ℓ程度なので少しずつ足していきながら、こまめにオイルレベルゲージで確認します。
モービル1:
性能で見るなら(憧れのエンジンオイル)『モービル1』です。一度使うと長年試したくなるおすすめのエンジンオイルです!
❻エンジンオイルの色の見方
エンジンオイルの色でもエンジンの状態が分かる!
エンジンオイルは量だけではなく色もチェックします。
オイルは、ほぼ無色透明で少し黄色がかった色をしており使っていると徐々に茶色く汚れていきます。
エンジンオイルは、エンジン内の汚れを取る洗浄作用が働いているので問題ないです。
長期間、エンジンオイルの交換をしていないとエンジン内の汚れが溜まって洗浄効果がなくなっていきます。
エンジンオイルが黒く濁ってきている場合は、エンジンオイルの交換またはオイルフィルターの交換も必要となります。
エンジンオイルの交換を行っていないと汚れがひどく、エンジン内が汚れていたり損傷の原因になります。交換することをおすすめします。
<エンジンオイルの汚れ>
エンジンオイルの乳白色は特に注意が必要⁈
エンジンオイルと水分が含まれることで発生する現象。
エンジンオイルに水分が含まれるとサビや焼きつきの原因となります。
エンジンは、シリンダ内でガソリンが燃焼することで高温になります。高温を抑えるためにシリンダー回りに冷却水が流れています(ウォータージャケット)。
このウォータージャケットからの冷却水がエンジンオイルに混ざっていることが考えられます。
ガスケットに何らかの不具合が生じている可能性がありエンジンの分解となり内部のパーツ確認が必要となります。
エンジンオイルが少ない場合の不具合
エンジンオイルが少なくなる「ローレベル」の不具合。
エンジンオイルの循環が安定しないことでエンジンオイルの各作用が、うまく働かなくなったりもします。
例えば、洗浄作用や気密作用(シーリング)がうまくいかないと燃焼ガスが漏れたりします。
このような状態が続くと、ピストンリングがシリンダー内壁にキズを付けてしまったり、汚れがこびり付いたりします。シリンダーのメンテナンスが必要になります。
エンジンオイルが多い場合の不具合
エンジンオイルを多く入っている「ハイレベル」の不具合。
クランクシャフトに付いているカウンターウエイトがオイルパンのエンジンオイルにあたり負荷がかかる。
それによって泡立ってしまい空気が混ざることで循環に支障が生じ、各作動の低下につながり出力低下にもなります。
エンジンオイルの交換時期
エンジンオイルの交換時期の目安。
距離にして約5,000Kmで日数で見ると6ヶ月毎が望ましいです(エンジンコンディションを保つならです)
5,000Km、6ヶ月と一般的に交換が必要と言われています。
トヨタさんのオイル交換目安ガソリン車の場合。15,000Kmまたは1年となっています。
<トヨタさんのオイル交換時期の目安>
ガソリン車 | 15,000Km、または1年 |
---|---|
ガソリンターボ車 | 5,000Km、または6ヶ月 |
ディーゼル車 | 5,000Km~20,000Km、または6ヶ月~1年ごと |
軽自動車の交換目安、ターボ車は5,000Kmまたは6ヶ月で普通車(NA)は、10,000Kmまたは6ヶ月と言われています。
<軽自動車のエンジンオイル交換目安>
普通車(NA) | 10,000Km、または6ヶ月 |
---|---|
ターボ車 | 5,000Km、または6ヶ月 |
エンジンオイルは、使うと洗浄効果によって汚れていきます。
また燃費が悪くなったり、燃焼ガスの漏れがあったりとエンジンに負担がかかってきます。そのためにも、定期的なエンジンオイルの交換が必要になります。
エンジン内を綺麗に保つことがエンジンとって一番いいことなので、こまめにチェックを行うことが望ましく燃費維持や故障のリスクを減らすことにつながりますね!
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まとめ
自動車の点検でエンジンオイルの量や色をチェックする方法を今回は、ご紹介しました。
エンジンオイルは、とてもエンジンにとっては、重要な潤滑油になっています。長期にわたりエンジンオイルの量が少なかったり多かったりすると様々な不具合の要因になっていきます。こまめなチェックが必要ですね。
エンジンオイルをこまめに変えると燃費維持や故障の原因を少なくしエンジン内を綺麗に(洗浄作用)保ってくれますね。
自分で行うチェック方法、簡単なのでこまめに見ていきましょう!
今回は、ここまでとなります。ご覧になった方は、いかがだったでしょうか。また、別の記事も見てくださいね。
皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全に事故の無いことを祈っています。
では、また次回にお会いしましょう!