車の修復にやっかいなサビ!塗装が浮いているような所はありませんか?それはサビが原因で浮いています。車体やドアの下周りについたキズ、放置していると広がり大きな穴になることも。そんなサビや穴を今回は、初心者の方にもパテを使いサビた穴の修復の方法をご紹介します。ボディに広がったサビは板金業者さんに持っていくしかないですが、お値段が気になるところ…。しかし自分で修復すればコスパよくできます。あとは根気とやる気でやっていきましょう!
Contents
車のサビる場所が多いのはどこ?
車のサビの多い場所はどこ?
車の材質をざっくり分類するとバンパーやサイドミラーの樹脂系のパーツや金属にあたるボディ、ドア、ボンネットなどに分けられます。
ざっくりと分けて2種類とし、その材質の中でサビの原因となる材質は、金属系の部品ですね(アルミ以外)。
もともとアルミはサビていて白い😄
そのサビってどんな時に発生しちゃうのでしょうか?
- 車の突然のトラブル(事故など)や防錆剤などの処理がされていない場合
- ボディの損傷によるキズ、凹みはまたは冬の塩カルもサビの原因😱
金属部品やボディーにキズが深く入り塗装面が破られるとサビになりやすく腐食が広がっていきます。樹脂系のパーツだと放置しても塗装がはがれていく心配はあるのですが、サビの発生はないです。
サビを放置すると…
さらに金属のキズや塗装の劣化を放置すると塗装の内部にサビが広がり、やがてサビ穴が出来ますよ。大がかりな修復になりかねないです。
とはいえ私の車18年の年期の入った選手で、サビも徐々に広がっています!サビが広がった愛車ですがパテを使っていけば何とか修復できそうです。
わたくしじぃーさんの愛車は、三菱さんのトッポさんになります。中古車になるのですが、かなりのサビからのスタートになります😄
<三菱トッポ>
上記の写真は、三菱のトッポさんでタイヤハウス周辺のサビです😱
放置されていたこともあり、塗装が浮きかなり無惨な状態に!大きなサビた穴が出来ています。
早急にサビを直してあげないとダメですね!
サビを修復したトッポさんを想像すると「ワクワク」してきます😄
車の修復パテはこちらが、おすすめです!
サビの修復前の下処理
パテを使った修復には、下処理が必要!下地処理の作業を解説した記事も合わせて読んでいただくとサビ処理の効果が上がります。こちらもおすすめします。
ボディーのサビが出やすいのは、やはり下の方です。サビによる劣化で穴が開いたり変形したりと、ボディーのダメージが大きくなります。
サビの修復を直ぐに「やらなきゃ」って思いますが、しかーし!その前にやっておきたい下処理があります。
あらかじめ、サビついた箇所を削ります。
削り終えたら、サビの転換剤や防錆剤を塗っていきます。
穴があいているなら金型(板金)やカーボンなどで補強が必要になります。
パテ処理前の大事な下処理!下処理の方法を解説しています。
パテ処理の前の下処理が終えたところで、次に、パテ埋めに必要な道具、パテ用のパレットを作る、パテを練る、パテ埋めの順に進めていきます。
パテ埋めに必要な道具
パテ埋めに必要な物。ここでは、パテ埋めに使ったおすすめのアイテムをご紹介します。
必要な道具。準備する物は?
■準備するものをまとめると以下になります😄
パテ埋めの準備:
- パテ (厚づけパテ) ※今回は、厚づけパテのみで盛り付け
- ヘラ 数枚
- 段ボール 1枚(約15cm×30cm)
- 厚紙 1枚(新聞紙でもOK)
- マスキングテープ (又は、セロテープ)
- ビニール手袋
上記の道具をご紹介しましたが、ご家庭にある代用できるものがあればそれを使いましょう!厚紙や新聞紙がなくてもできます。
パテ(400g)と要らなくなった段ボール、ヘラを用意。厚紙、マスキングテープも準備します。
ちなみに今回使用するパテは、ホルツさんの「補修パテ」になります。
このパテの容量は400gと1,000gの2種類あり、使用量に応じた量を選びます。私は缶入りの物で400gを選んで使いました😄
<ホルツ 補修パテ>
パテを使う時の注意点
ビニール手袋も忘れずに着用!容器に記載されている使用上の注意はよく読んで気をつけて作業をしましょう!
パテ使用時の注意点:
- 必ず屋外で使用してください。
- 火気のある場所では使用しないでください。
- 取扱いには特に注意してください。
- 直射日光に当たらない場所に置いてください。
- 吸引飲用不可。
臭いが気になる方もいらっしゃるかと。十分に気をつけて作業にあたりましょう!
段ボールでパテ用のパレットを作ろう!
パテを使う時は、缶やチューブ(容器)から直接使わずパレットを作りそこに必要な量を取り出し混ぜ合わせます。
手作りパテパレット!
パテをこねるときに必要となるのが、パレット(盛板)です。
専用のパレットなど代用できるものもありますが、今回は、使用後に廃棄できるように使い捨てのパテパレット(盛板)を作ります「購入するのはもったいなーい」!
次は、パテパレット(盛板)を作っていきます😄
段ボールでパテパレットを作る
今回は、パレットを段ボールで代用!コスパ重視。
「もったいないので段ボール。少しでもコスパよくですね!」
段ボール
段ボールは不必要になったものを使用。
先ずは、段ボールの一片を切り出す。
大きさは容量によってですが今回は、約15cm×30cm程度の大きさを使いました。
<段ボールのきれっぱし>
30cm角でもいいのですが、パテをこねていると段々大きく広がってしまったのでパレット(盛板)からはみ出しました😄
紙を敷く
段ボールの上に少し小さめの1枚の紙を敷きます。
※厚紙や不必要となったコピー用紙の裏紙など
今回使用した紙の色は、ピンクですが意味はなーもないです。どんな色でも大丈夫です😄
<段ボールのあて紙>
段ボールに紙を貼る
マスキングテープを用意します(セロテープでもOK!)。
<マスキングテープなど>
紙が動かないように4か所にマスキングテープを貼って固定し折れ曲がっていないか確認します。
<マスキングテープ>
<マスキングテープを四隅に貼る>
厚紙(普通紙)を貼っておくのはパテの混ぜ合わせが楽にキレイに混ぜることができるからです。
なくてもいいのですが…。
例えば、硬化剤との分量違いで硬化が速く(初めての時にありがち。わたしだけかもですが…)使えなかったりなど…。
また使い終わると簡単に片付けられ捨てることもできます!作業後の扱いが簡単😄
硬化剤と合わせてパテをねる!
段ボールのパレットが出来たところで、いよいよパテをねっていきましょう!
パテと硬化剤を計量
今回使用したパテには硬化剤が別に入っています。パテが40で硬化剤1の割合(40:1)で使用する分量をヘラですくい取って計量カップにいれ量ります。
目分量です 目分量です 目分量です 目分量です ははは😅
適正な分量で使うことをおすすめします!
パテと硬化剤をこねる
今回は目分量であったこともあり、硬化剤が少なく硬化に時間がかかりました。分量は、必ず守りましょう!「ですねぇ~」
段ボールパレットに移し一緒に混ぜ合わせコネコネしていきます。
<パテ40:硬化剤1>
硬化剤には色がついているので(今回は青色)混ざり具合がわかるようになってますよ。
混ぜ方は、硬化剤(濃紺色)が完全に混ざりきるようにヘラで奥、手前、左右と混ぜながら練っていきましょう。
目安は、均等に硬化剤が混ざり薄い青色になったらOKですよ。
「どんまい😅」
ヘラが2本あれば混ぜやすいと思います。じぃーさんは、1本でひたすらこねてました😄
ヘラを使ったパテを埋める方法
パテと硬化剤がまざったところで、パテで埋めていきますよ~😄
ヘラを準備
Holtsホルツさんのヘラセットを使います😄
- 平面用 大
- 平面用 小
- 曲面用
<Holts(ホルツ) ヘラセット>
※ボディー、サビた穴には、補強用の鉄板・棒などに盛っていきます。
パテで埋める
ヘラを使って、グラインダーや耐水ペーパーなどで凹んだ箇所やキズにパテで凹みを埋めます。
ボディーの表面に沿ってヘラを滑らし、薄く少し山になるように盛っていきます。
※パテが乾燥した際、少し山(盛って)にしておかないとくぼんでしまいます。
パテを乾燥させる
パテを乾かせます。
パテの乾く時間は、薄く塗って15分程度です。
ボディー、サビた穴には、補強用の鉄板・棒などに盛っていきます。
大量に中まで埋めてしまうと乾きが遅くなるので、時間を掛けてゆっくりと待ちます😄
コツとしては、薄く2~3回に分けて塗っていくのが速く乾くと思います。
パテを埋めた時の失敗例
パテづけが薄すぎることで、下地が見えてしまった失敗例です。
パテで埋める時の注意点
完全にパテで削れているところを覆い隠してなくて、この上から塗装をすると浮きやザビの再発があるので気を付けましょう!
私は、気づかずそのまま塗装をしたので、サビが発生しました。大失敗ですね😄
コーナー部分に穴がある場合はパテの量が多く盛っても硬化後に耐水ペーパーを使い研磨を行うので思い切って盛っても大丈夫です。
硬化後に気泡やヒビが入るときは耐水ペーパーで磨き再度、パテを埋めていきましょう!
まとめ
今回は、「車にサビ穴が!初心者でも直せるパテを使った修復方法」をご紹介しました。
DIYでパテを使うとなると気が引けそうと思われるかもしれないのですが意外と簡単にできちゃうもんです。
また段ボールで作ったパテのパレットも簡単につくれました。
使用後のパレットは、そのまま捨てられるので片づけるのも簡単で、さすがに段ボールは、使い勝手がいいもんです。
パテの練り方は、硬化剤の分量が少ないと硬化に時間が掛かります。
塗る量にもよりますが・・・。
ちなみに硬化剤の量は、40:1 より若干多く入れることで硬化時間を短縮できます。気にならなければ若干多めに入れてみてはどうでしょうか。
そしてパテ埋めは、ボディーの表面に合わせてヘラを使って塗っていきました。
焦らずにゆっくりと塗ってゆけばいいです😄
少し粗くても耐水ペーパーで研磨をするので頑張って埋めていきましょう!
パテの塗る分量のポイントは!
私は、ガッツリと塗っていまい乾きが遅く1週間の放置になってしまったので、薄く何回かに分けて塗るのがいいですよ!パテ埋めは、難しそうだなーって思うけど意外と簡単に出来るので是非チャレンジしてくださいね!
実は、乾かしている待ち時間に、昼食を一人BBQしてて寝ちゃったんです😆
こんなまったり感で車のDIYメンテを楽しんでます~。
今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別のブログも配信しておりますのでそちらもご覧下さいね😄
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皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。
では、また次回お会いしましょう😄