車の板金や塗装、部品の修理などの修復、修復の中でもカラー塗装は、最終仕上げの色付けになる作業で、プラサフやクリアー剤、ぼかし剤といった下地処理が必要で出来栄えに影響されます。今回は、下地処理に必要なカラー塗装とクリアー剤、ぼかし剤、プラサフの吹き付け方法と役割をご紹介します。カラー塗装の失敗は、つきものですがくじけずにチャレンジしていきましょう!
Contents
カラー塗装/クリアー剤/ぼかし/プラサフの役割
カラースプレー塗装前の下地処理には、プラサフが必要で最後はぼかし/カラー塗装/クリアーといった吹き付けが必要となります。
ブレーキキャリパー塗装:
ブレーキキャリパーに塗装!まるでカスタムパーツのような仕上がり方法はこちらです😄
プラサフ
鉄板に密着性を発揮するプライマー効果と塗装の調製を行うサーフェイサーの効果を兼ね備えた下塗り用の塗料ですー!
<Holtsホルツ プラサフ>
ぼかし
元の塗装色と新たな塗装部分の境界をぼかす!
元の塗装色100%をだすことは、極めて難しく近い色を出すことになります。それによって色の違いが出てきます。その境目を失くす効果で色をシンナーなどで薄めた塗料を使ってぼかすことをぼかしと呼んでいます。
ざっくり言うと、市販のスプレーはカラー塗料を溶かしてなじませるようになっている。
カラー塗装直前に使用します。
<Holtsホルツ ぼかし剤>
カラー塗料
カラー塗装は、スプレー塗装の基本中のキホン!
<カラー塗料>
こちらのカラー塗装は、純正色がそろっていて自分の車にあったお色を選んで、塗っていきます。
基本中のキホンと言いましたが、缶スプレーであってもエアースプレーも基本的に塗装の作業は同じです。
下地の塗装は重要!
カラースプレー塗装を行う前に十分下地を整えることで仕上がりに左右されます。
補修面が透けて見える「透け」やぼつぼつと塗料が弾いていく「弾き」などがあります。
下地は、かなり重要な作業の一つになり「プラサフ」を使い下地を整えてゆきます!
クリア
光沢を出すにはクリア剤だ!
メタリック系、パールマイカ系の塗装に上塗りすることで光沢を出し塗膜の保護をするといった効果のある塗料で色は、透明です。
<Holtsホルツ クリア剤>
車の塗装は自分でも出来る!その方法とは?
車のスプレー塗装、カラー塗装/クリアー剤/ぼかし剤/プラサフの吹き付けは自分でも出来ます!
上手く塗れなくて一度や二度の失敗にめげずに、失敗しても当たり前の気持ちでチャレンジしていきましょう!
ジィーさんは、よく失敗してますよー😄
ここでの作業は、気合と根気とプラサフ、カラー塗装、クリアー、ぼかし剤の4種類(6種かも~😄)になります。
順番は、 気合・根気😄 ➜磨き➜脱脂 プラサフ➜ぼかし剤➜カラー塗装➜クリアー➜磨き➜洗車の手順で行います。
プラサフやクリアー剤など補助剤の使用方法と今回のボカシ剤の使用方法は、こちらでご紹介してますので合わせて御覧ください。
表面を耐水ペーパー又は、空砥ペーパーの♯1000を使いザラザラしたボディー表面を磨いていきます。
注意点! プラサフが必ず乾いていることを確認!
表面が乾いていても塗装の内側が乾いていないことがあるからです。薄く均等に塗っていても厚く塗られているところがあったり、液だれがあって乾ききっていない部分があるからです。また、何層にも塗ってもいるので乾きにくいこともあります。
そこにサンドペーパーで磨きを入れると塗料が半乾き状態なのでとれていきます。乾くまで時間をおいて磨いていきましょう。
脱脂を行っていきます油分や汚れがついていると乾燥後に塗装の浮きの原因になってしまうのでしっかりと脱脂を行っていきます!
脱脂の方法はこちらでもご紹介しています!
脱脂後は表面に余分なミスト状の水分ができるのでしっかりと乾かせていきます。
私の車は、サビが酷く大きな穴がポッカリ空いていたのですがパテで滑らかになり、いよいよこれから色が入る時です!見違えるところを想像して「ワクワク」しちゃいます!
ではでは、カラースプレーをやっていきます。用意する物は、プラサフとカラースプレーとクリアー、ぼかし剤の4種類のスプレー缶です!
プラサフを吹き付ける
プラサフを吹き付けてゆきます。プラサフの吹き付けの基本は、3回~4回は吹き付けてゆきます。
ミッチャクロンマルチは使いやすい!
ミッチャクロンマルチは、使いやすいプライマリ ー、プラサフの両方が一つになった便利な下地処理用の液剤です。
<染めQ ミッチャクロンマルチ>
step➊
1回目の吹き付けは薄く
<Holtsホルツ プラサフ>
初めの1回目は、薄っすらと(薄く)吹き付けます。
パテなどで補修している補修面が薄っすらと透けてる感じで吹き付けます。
吹き付けの距離は、距離をはなし吹き付けます!
※パテを研磨するとキズが残りますが、そのキズを埋めてくれる効果もあります。
Holtsホルツのプラサフです!オススメです😄
step➋
乾かす/ムラなく吹き付け
1回目の吹き付けが終えたところで、2回目の吹き付けをやってゆきます。
乾かしながらムラなく吹き付けてゆきます。
吹き付け面に対して、約25cm程の距離を保ちながら一定のスピードで水平に吹き付けます😅
約20cmから25cm程、塗装面からはなして水平に一定のスピードで1/3の重ね塗りをします。
step➌
乾燥後の研磨
プラサフ乾燥後に先ほどの「ブツブツ」となった気泡の凹凸や油脂残りにようるハジキやゴミ・ホコリ付着パテの修復ミスは水研ぎします。キレイにプラサフを吹きつけられなかった場合も磨きます😄
プラサフを乾かします。
乾いたら表面は、「ブツブツ」とザラツキ感が残っていたりするので、研磨をします。
このザラツキをサンドペーパーを使い研磨します。
サンドペーパーは、♯1000番手を使ってプラサフ塗装表面を研磨します。
これで、プラサフの工程は、できましたー😄
※使用目的やプラサフの使用方法によってはそのままの状態(半乾き)で次のカラー塗装ができる場合があります。カラー塗装などを密着させるだけなら研磨をやらない場合もあります。
ちなみに、「染めQさん ミッチャクロンマルチ」は、半乾きでも問題ないとなっています。まぁーそうはいっても、乾燥するかしないかぐらいの時点で吹き付けをじぃーさんはやっています😄
失敗したら、研磨し再度チャレンジですね!一回でうまく塗れないのが塗装作業です。慣れるまでがんばろう!
ぼかしスプレー塗装の吹き付け
クリアースプレー後にできる塗料の細かな粒子が補修個所の周りにできるので、色のざらつき感であったり、スプレーダストとになることで白くにごったように出てきます。
この補修個所と周りの境界を目立たなくする、またはスプレーダストを溶かしなじませることで目立たなくしていくのが「ぼかし」です!チョー優れものです。
ぼかし剤は使ってみて思ったのですが、たれてきます!厚塗りはせずさーっと吹きつける方がいいですね。厚塗りはできないといったほうがいいですね。使用前は、必ずよく振っておきましょう。
吹きつけ場所は、補修個所の周辺にスプレーしていきましょう。スプレーの前に一度マスキング部分で試し塗りをして液のたれや吹き付けの量をチェックしておくことがコツになります!
カラー装をやってみよう!
カラースプレーを吹き付けてゆきましょう!
塗装と言っても、何気に簡単にやってゆくイメージですが現実は、なかなかな技術が必要となります。この塗装の技術、スキルは、一定の繰り返す動作が求められ狂うことがない作業になります。
とは言え、頭の中で分かっていても、うまく塗れなかったりしてどうにもならないので、それには、何回も繰り返し身体に覚えさせるしかないです!
失敗しても、「めげない心」が必要!
それが、カラースプレーの難しさかもしれないですねー。
DIYメンテなので気をはらずに頑張りましょう!
じぃーさんも当たって砕けろの勢いで失敗しながら繰り返しやってます~
ブレーキキャリパーに塗装!まるでカスタムパーツのような仕上がり😄
step➊
色を選ぶ
カラースプレーにはメーカー、車種や年式といった一覧表があるのでそこから適用される品番を選んでゆきます。
またお車のお色は、エンジンルームに貼ってある型式ナンバーの「COLOR NO.」の項目に記載されているので、一覧表と照らし合わせます!
step➋
ムラなくカラースプレーの吹き付け!
速く離れすぎて吹き付けるとムラになります。噴きつけの前の試しで感覚も確認してから塗っていきましょう。
失敗例
カラー塗装をする前に、失敗例を見てコツや作業の手順の参考にしてください。では、塗っちゃってゆきますね!
いきなり失敗例ですが😱
たいていは、こんな感じになっちゃいます。慣れないとこんな感じですね。うまくできたらプロですから~・・・。
【失敗例】
スプレー塗装する対象面に、いきなり吹きつけてしまっている!
一定のスピードで、吹き付けられていない
たれちゃいました!😱
今回、ボディの塗装の乾燥後は、表面にプツプツと塗装の突起みたいなのが出てきたり、浮いてきたりもしたので再度チャレンジしました。原因は、風が吹いた時に塗料が乗っていなかったことと、脱脂のムラがあったと思います😄
なかなかうまく塗れないですねー!
スプリングにカラー塗装を!カッコよく仕上げるカラー塗装
吹き付け前の練習
ではでは、塗装に入りますが、
その前に!こちらもスプレーを吹きつける時のポイントから先に見てゆきます~!
「スプレー塗装の対象範囲の外から吹きつけていきます」
「一定のスピードで吹きつける」
「良い感じに吹きつけられていますよ~!」
「こんな感じで、とりあえず練習ですね😆」
上側は、いい感じのカラー塗装 / 下側は、失敗例
step➌
カラー塗装
吹き付けのポイントは扇状に手首を回し吹きつけて上から順に下の方へ移動します。
数回に分け重ね吹きつけましょう。
※吹きつけのスピードを一定に保ち薄く数回にわたって噴きつけます。吹きつけのスピードが遅かったり距離が近すぎると液だれの原因になります!プラサフを吹きつけた時と同じ吹き付け方です。
数回ほど缶を振って中の塗料を均一にしておきましょう。吹きつけの初めは玉になって飛び出すときがあるのでマスキングテープを使った養生部分に練習の意味もふくめ数回、試しに吹きつけます。
※カラースプレーを使う前に少し温めておくと玉になりにくい!
カラースプレーのノズルを回転させ吹き付け(噴霧)形状を縦長、横長と切り替えることができるようになります😄
<ノズルを回し縦長の形状に噴霧>
<ノズルを回し横長の吹きつけ形状に!>
上記の塗装だけじゃない!キレイに仕上げるためには下記の記事もおすすめ😄
クリアーを吹きつけよう!
クリアーは、ボディーカラーがメタリックなら使用します。
カラー塗装が出来たところで、クリアーを用意します。光沢感のあるボディーに仕上げていきます。
カラースプレー後、約4、5分程度経ったところでクリアー剤の缶をよく振ってから噴きつけていきます。カラースプレーを吹き付ける方法と同じく養生部分に試し吹きをおこないます。吹きつけの際は、手首を返して吹きつけていきます。
※クリアースプレーも液だれや、塗装ムラが無いように試し塗りで練習してから吹きつけるようにしましょう!
クリアーも何回かに分けて吹きつけていきます。その時、薄く吹きつけて行きのがいいと思います。じぃーさんは、3回吹きつけましたが乾燥後、光沢感が無いような感じだったので5回程、吹きつけます。
塗装の動画はこちら!
インマニカバー塗装動画😄
カッコよく仕上げるブレーキキャリパー動画!
まとめ
今回は、カラー塗装/クリア剤/ぼかし剤/プラサフの吹き付け方法と役割をご紹介しました。
カラースプレーは、自分で塗っていくには大丈夫かなーって思うかもしれないですが、職人さんになった気分で楽しくやってみてはいかがでしょうか!
スプレー(塗料)は、ホームセンターやカー用品店で販売されているので簡単に用意できますが、時間やお忙しい方はネットを選択してもありですね。ネットだと安くコスパの良い商品もあります!
また、スプレー塗料の吹きつけの際は、晴れた日で風の無い日がいいです😆
私がスプレーで塗っていた日は、吹きつけ中に風が吹いて風に流されたり一部にかかり過ぎて液だれといろいろありました。吹きつけがうまくいかない日にやっていました!
スプレーの吹き付けはコツがありました。扇状に手首を返して吹きつけたり、試しに吹きつけの練習もやってゆきます。
又、クリアーのスプレーもあり、吹きつけ方法はカラースプレー塗装と同じでした。
一度や二度の失敗にもめげずに頑張ってチャレンジしてみてください😆
今回は、ここまでとなります。
ご覧になった方は、いかがだったでしょうか。また、別の記事も見てくださいね。見ていただくと励みになります。
皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全に事故の無いことを祈っております。
では、また次回の記事と動画でお会いしましょう!
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