車のカラー塗装後のボディ表面は、細かな凸凹となっている。塗装の凸凹をコンパウンド(研磨剤)で磨き表面をならします。仕上げはコンパウンドを使うことでボディー表面の凸凹やムラを消し「ツヤツヤ」で光沢のあるボディ表面に!今回は、カラー塗装後にコンパウンド(研磨剤)での仕上げや研磨方法、また研磨剤の種類などをご紹介します。この作業は、最終仕上げとなるので慎重に作業を進めていきましょう。
Contents
塗装後はコンパウンドで仕上げが必要!
この記事をご覧になっている皆さんはもうすでに塗装が終わっておられるんじゃなかろうかと。
キレイに仕上げるために研磨が必要となります😄
そうなんです!研磨することで表面を平らにし、光沢をだしてキレイにします「キラキラ」。✨
それでは、下地処理に塗った塗料の乾燥を待ちます。その後コンパウンド剤(研磨剤)を用いて慎重かつ丁寧に仕上ていきましょう!
塗料の乾燥ってどれくらいの時間がかかるのかというと。
塗料の乾燥時間は、何層もの塗料が外側から内にかけて乾燥し定着します。外が乾いていても内側は乾燥してないということもあるので、約1週間以上の自然乾燥が必要となります。
塗料が「ガッチリ」と定着することが一番
わたくしじーさんは、乾燥中にかなりの期間、放置しちゃった!仕事で思う様に時間が取れず、そのまま2週間の放置をしちゃったんです😱
車は通勤に使い、1日ほど雨がふったりで内心「大丈夫なんかな~」って思っていました。
「本当に乾くのかな」とか思っていましたが、いい感じに塗装が定着しています😄
塗装面をコンパウンドで磨く!
塗装が乾燥した後の表面はザラついた状態。
※薄っすらと白けた表面の塗装になっている場合もあり艶(光沢)や輝きは、ほぼ無い状態になムラができたりも…😭
塗装後のザラツキは、吹きつけ時におこる塗料の小さな粒のスプレーダストによるもので塗料の凹凸が原因で発生したものになります。
そのザラツキを無くすには?いくつかのコンパウンド(研磨剤)で磨いていきます。
コンパウンド(研磨剤)の種類
準備するコンパウンド(研磨剤)を見ていきましょう!
- コンパウンドシート/研磨シート(コンパウンド細目)
- コンパウンド極細
- 艶出し用コンパウンド(液体)
コンパウンド細目で磨く
1週間が経ち塗装も乾燥したところで、いよいよ仕上げ!
仕上げとは?表面の乾燥したカラー塗装の凸凹を研磨して平らにします。
研磨することで、光沢が増しキレイな表面になります😄
「キラキラ!」✨
硬化の確認
塗装が乾いているか確認!
この時点で、乾いて硬化してなさそうなら再度、完全に乾燥するまで放置することになります。
乾燥するまで時間をおき焦らないように!
乾いているか端の方を軽く押してみて、硬化しているかの確認をします。
あまり強く押すと硬化していない場合、凹みになるので気を付けましょう!
優しく触れるような感覚で!
step➊コンパウンド細目で磨く!
今回使用するアイテム!
研磨シートや半練り(チューブ入り)といった研磨剤などがありますが、今回はいくつもの研磨用品の中から、簡単に手軽に使える便利なコンパウンドシートを使います。
コンパウンドシートはスポンジと細目の研磨シートが上下に合わさり2層構造になっています。
使いかたの注意点、コツは下記の通り。
強く押しつけず、優しくなでるように磨いていきましょう!
step➋磨く
水をかけながら軽く押しつける感じで磨く。(使い方はサンドペーパーのスポンジ版といった感じです)
step➌表面を確認
ムラや磨き残しがないように表面を確認!
光を反射させたり、見る角度を変えて表面の磨き残しやムラをよく確認します。
step➍水で流す
研磨後の汚れを取る!
磨いた後は、研磨クズなどが残っているので、しっかりと水で洗い流し拭き取ります。
こんな時の拭き取りに活躍するのがこちら
ででん♪ショップタオル
拭き取りに使用したのは、スコット ショップタオル ブルーロールです!
<ショップタオル>
磨き後は、かなり白けたようになります。白けた状態が広がっているので不安になるかと思うのですが大丈夫です。
この後、磨きを重ねることでキレイに仕上がります!
コンパウンド極細
チューブに入ったペースト状のコンパウンドです。コンパウンド極細は、細目よりもさらに、細かい粒子になっています。
こちらの極細をコンパウンド用のスポンジに少量を出し磨いていきます。
磨き方のコツ!
範囲は、約30cm×30cmを目安に縦横と格子状に磨きます。この時に磨き残しやムラになっていないかを確認しながら徐々に広げていきます。
さらにポイントとして、白けた部分を角度を変えたり、光をあてたりしながら確かめ優しく磨きます。焦らずに作業を進めていきましょう!
磨いていくと白けたところが徐々に光沢が出てくるので、感動しますー!「キラキラ」
艶出し用コンパウンド
最終仕上げ!
艶出し用のコンパウンドで艶を出します。
今回は、液体のコンパウンドを使い磨きます。
新たに別のコンパウンド用のスポンジを用意します(極細と艶出し用とコンパウンド用のスポンジを別々に用意)。
こちらも極細と同じように磨いていきます。
磨く範囲は、約30cm×30cmの範囲で徐々に磨き広げていきます。
縦横の格子状に磨いていくと艶がでてきます。
これで、カラー塗装後のコンパウンド仕上げが終りました😄
「キラキラ」とキレイに仕上がっています!
最後の拭き取りが重要!
コンパウンドの拭き取りが重要!拭き取り用の ネルクロスが必須です。
作業中の仕上がり具合をよく確認しながらコンパウンドを拭き取っていきます。
拭き取り作業に使用するには、柔らかな「ネルクロス」を使います。
洗車/ワックス・コーティング剤
最後は、洗車です。固形のワックスや、ガラスコーティング剤などを使ってコーティングしていきます。
洗車方法の動画はこちらで解説しております。合わせてご覧ください。
ワックス、コーティング剤の使い方
水で余分なコンパウンドを綺麗に流していきます。洗車用のスポンジ又は布は、水洗い用と洗剤用、拭き取り用に分けた方がいいですよ。キズが付くのを防ぐためですね。
コーティング剤
次に少量の洗剤を、バケツに入れ泡立てます。できた泡をスポンジに吸い込ませ洗車をします。製品によっては、様々な希釈の方法があります。私の使っている洗剤は水9:洗剤1の割合の物を使用しています。
洗浄が終わったら、ワックスやコーティング剤を使います。今回はガラスコーティング剤でコーティングを行っていきます。スポンジにコーティング剤をなじませボディーに小さな範囲で塗っていきます。1パネル毎にコーティングしていきます。
使用したのは、スパシャンです😄
ワックスを使う
ワックスの塗り方には円を描く、前から後ろへと風の流れに沿っていく等、いろいろな方法が言われていますが、前から後ろへと塗って風の流れに沿って塗っていきます(じぃーさん流です)。
後は、ワックスを拭き取れば、完了です。
塗装関連の記事はこちらから!塗装や下地処理を終えていない方(初心者の方)に解説しております。合わせてご覧ください😄
動画はこちらからですー!
スパシャンになりますが参考に!コーティング方法とスパシャンの効果を解説しています。
ウルトラフォームで泡洗車!泡立ちよく汚れを落としてくれます。動画で解説!
チャンネル登録も宜しくです😄
まとめ
今回は、「車の塗装後にコンパウンド仕上げ!研磨剤の種類/研磨方法も」をご紹介しました。
塗装後の塗料の定着には、時間がかかり約1週間は必要でした。
乾燥後、塗装が定着した表面は、白けていて少し焦りましたね!何種類かのコンパウンドを使うことで光沢がでて復活していきました。
また注意点としてコンパウンド用のスポンジがありました。
コンパウンド用のスポンジはコンパウンド剤(研磨剤)の目の粗さによって専用で使うことでした。同じだと細目と極細が混ざって綺麗な光沢が出ないです。
最終仕上げが終わったら、洗車でしたね。洗剤の種類は沢山あります。自分の好みで選んでいけばいいと思いますよ。洗い方は、力を入れず、優しく泡で洗うようにしましょう!
車のコーティングは、ワックス系やガラスコーディング系と様々です。こちらも好みで選びましょう!
今回は、ここまでとなります。ご覧いただきありがとうございます。
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皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。
では、また次回お会いしましょう😄