一般的に皆さんが言うエンジンオイルといえば車に使われているオイルを思い浮かべますね。車やバイクといった乗り物には必ずエンジンオイルが使われています。これらエンジンオイルにはいくつもの種類や粘度の違い又、品質規格があります。いくつもの種類があるエンジンオイル、交換の際にはどれを選べばいいのか迷いますね。エンジンオイルの種類は、環境であったり乗り物の違い用途によって、様々な使い分けが必要となります。今回は、おすすめのエンジンオイルの選び方とオイルの種類や見方と粘度の違いもご紹介します。簡単な見分け方ができるので選ぶときの参考になれば幸いです。
それでは、エンジンオイルの種類と粘度の違い、選び方を詳しく見ていきましょう!
Contents
エンジンオイルの種類は?
エンジンオイルの種類は、自動車やバイクの乗り物、寒い地区や温暖な環境も区分すると多種にわたりいくつもあります。
それでは、エンジンオイルを詳しく見ていきましょう。
エンジンオイルとは?
エンジンオイルには、エンジンを守る重要な役割をしています。

その作用には、ピストン内に膜を作りキズを防いだり、ピストンピンなどの可動部の各部位潤滑し滑らかに動かし摩耗を防いでいます。又、防錆性や洗浄性をもって、エンジンを守る働きをしています。しかしエンジンオイルは、永久的に使えることはできないもので定期的に交換が必要となります。

エンジンオイルの粘度、車種などの種類
エンジンオイルは、缶などに5W-30といったなんだかよくわからない数字が記載されていますね。この数字は、簡単に説明すると数字が高くなると粘度が上がっていきます。
粘度が上がることで、粘りによる負荷がかかりますが気温の高い季節(夏場)には、性能を発揮してくれます。
粘度だけでなく種類別に見ていくと自動車とバイクの区分、バイクは2ストローク、4ストロークと種類があり自動車は、ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車の種類があります。
車種や車の使用目的、季節の種類で選ぶのですが、まずは自分の車の車種や生活にあったオイルを選んでいきましょう!
エンジンオイルの表示の見方
エンジンオイルには、硬さがあり粘度で表します。粘度は、硬さで選ぶのではなく季節(環境)や車種によって選ぶのがいいですね。

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10W-30
ばらして見てみましょう!
❶ 10 ❷ W - ❸ 30
❶ の数字 : 10
数字が小さいほど低温時でエンジンオイルの粘度は、柔らかいことを示しています。
0(-30)⇐ 5(-25)⇐ 10(-20)⇐ 15(-15)⇐ 20(-10)※
※()内の数字は、エンジン始動時の外気温になります。
数字が小さければ小さいほど柔らかくなるのですがさらに、特徴として寒冷地に強くエンジン始動も良く、燃費もいい性能になっています。数字が小さいとエンジン始動時の外気温が低温にも優れて寒冷、冬、寒さ向きのエンジンオイルになっています。
❷ の記号(アルファベット) : W
Wは、Winter の略になります。冬にあたります。
私はあまり意識したことがないですね(寒い地域なので)。
❸ の数字 : 30
高温時の粘度になります。数字が大きいほど高温度時でも粘度が硬いことを示します。
20 ⇒ 30 ⇒ 40 ⇒ 50 ⇒ 60
数字が大きいほど耐摩耗性に優れ、気密性が高く、熱にも強くなっています。高速走行やスポーツ車に向いています。又、数字が大きければ大きいほど熱に強く夏、暑さ向きのエンジンオイルになっていますね。
例)10Wー30
左の数字が小さく右の数字が大きく幅があればあるほど、あらゆる走行(季節・環境・車種)条件に対応しているエンジンオイルということになります。
エンジンオイルの粘度の特徴
❶低粘度エンジンオイル(5W、10W)の良い点
- 低温でのエンジン始動性
- 燃費が良い
- ドライブ向け(ファミリーユーザー)
- 冬季向け(冬)
❷高粘度エンジンオイル(30 ~ 50)の良い点
- 高温になるエンジンの高速走行
- スポーツカーに適している
- 耐摩耗性
- 夏季向け(夏)
エンジンオイルは、どんな種類を入れてもいいというわけでもなく、自分の車のエンジンオイルをよく確かめて指定されたオイルを入れましょう!
又、高いのもいいのですが、こまめにエンジンオイルを交換するのがいいですね。
3種類のベースオイル
エンジンオイルの成分は、3種類のベースオイルに分けられます。このベースオイルの種類は、化学合成油や鉱物油、部分合成油になります。
❶化学合成油
化学合成油はエンジンオイルに要求されている性能を兼ね備えた不純物を取り除いき潤滑性が高く、劣化の少ない高性能な科学的に合成したベースオイルです。その分、鉱物油に比べ値段が高い設定になっています。主に、カーマニアの方や高速走行に適したレーシングスポーツカーにおすすめですね。
❷部分合成油
コスパの良い、性能とのバランスを考えた高性能ベースオイルです。鉱物油に約30%ほど化学合成油を合わせたことで性能を向上させている。毎日車に乗りたまに高速道路を使用したりする方におすすめの最適なオイルです。
❸鉱物油
一般的に使われていて、価格面でも安価で品質も最低限に抑えられたベースオイルになります。一般的に普及していて通勤や買い物時の街乗りに問題なく使えるベースオイルですね。
エンジンオイルの品質規格ってなに?
エンジンオイルの規格ってどのようなものなのか見ていきましょう。
主な品質規格は、「API規格」、「ILSAC規格」の2種類あります。
❶API規格
API規格は、API(米国石油協会)とSAE(アメリカ自動車技術者協会)、ASTM(アメリカ材料試験協会)の3団体が定める規格です。
❷ILSAC(GF-5)規格
日米の自動車工業会(ILSAC)で組織され定められAPI規格に省燃費性能をプラスしたものとなっている規格です。この規格の最高グレードは、GF-5になっています。
API規格 | ILSAC規格 | 性能特性 |
SN | GF-5 | SM規格以上の省燃費の持続、触媒保護の性能の向上。 |
SM | GF-4 | SL規格以上の洗浄、耐久、耐熱、緩衝性能が高い。 |
SL | GF-3 | SJ規格以上の省燃費の向上、排ガス削減。洗浄性能、オイル劣化防止性の性能が高い。 |
SJ | GF-2 | 1996年型以降のガソリン車に対応。上記のSH規格のせん断安定性・蒸発性の性能を合わせ持つ。 |
SH | GF-1 | 1993年型以降のガソリン車に対応。高温洗浄性・スラッジ防止性の性能に優れ、SG規格の性能を合わせ持つ。 |
エンジンオイルの選び方は?
APIガソリンエンジンのグレードアップ順
SH ⇒ SJ ⇒ SL ⇒ SM ⇒ SN
品質規格でエンジンオイルを選ぼう!
エンジンオイルのグレードは、API分類でSNがグレードが高くなっています。API規格のSNは、洗浄や耐久性、耐熱性、緩衝性に省燃費性能の維持、触媒の保護がプラスされ優れています。
最近の自動車は、省燃費オイルになってきています。「0W-20」、「5W-20」が省燃費の高性能オイルで、ほとんどの車が推奨されています。
全ての車につかえるのではないので、自分の車の推奨されているエンジンオイルを使いましょう。エンジン内のシリンダーにキズが発生するなどの不具合があるので推奨以外は、おすすめできないですね。
エンジンオイルの交換時期
エンジンオイルの交換時期の目安は、距離にして約5,000Kmで日数で見ると6ヶ月毎がおすすめ。
エンジンオイルは、使っていると洗浄効果によって汚れてきます。又、燃費が悪くなったり、エンジンに負担がかかってきます。定期的に、エンジンオイルの交換が必要です!そうすることでエンジンの長寿命化になりますね。



おすすめのエンジンオイル!
新車の時からこまめに交換をしている人の話を聞くと、「安くてもちゃんとエンジンオイルを交換するのが大事!」と言われる方や、やっぱり「エンジンオイルの性能」と言われたり様々な意見があるようですね。とはいっても全て正解だと思います。
でも、コスパと考えるならそこそこ安くてと思いますよね。
Amazonさんの売れ筋ランキングなるのですが、皆さんが選ばれておられるエンジンオイルを参考に見ていきますね。
その前に!
私の車は、経年劣化の多走行車なので粘度を上げています!シリンダ内のキズや廃棄バルブのスラッジによる排気ガス漏れを少しでも和らげるために(オイル上がりや下がりを意識して)5W-20 → 10W-30まで上げてみました。車検前ということもあるのですが、白煙が徐々に出ていることもあって。参考までに。
入れてみたいモービル1〔番外偏〕
どうでしたか⁈こちらの商品は気になるところです。

エンジンオイルを交換するとなんとなく気分もよくなり気持ちよく運転できますね不思議ですね!心もワクワクします!
まとめ
今回は、エンジンオイルの種類と選び方をご紹介しました。エンジンオイルの種類や品質規格が分かると自分の車に合ったグレードや成分も選んで使うことができますね。
いくつもの種類があったのですが、迷うことなく使うことができるようになったかと思います。自分の車を長く乗り続けるためにも、定期的なエンジンオイルの交換も必要ですね。
自分でオイルのチェックもできるので、たまにエンジンオイルの確認もしていきましょう!
今回は、ここまでとなります。ご覧になった方は、いかがだったでしょうか。また、別の記事も見てくださいね。
皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け故障もなく安全に事故の無いことを祈っています。
では、また次回にお会いしましょう!!