車の潤滑剤といえばエンジンオイル。そのエンジンオイルが「にじむ」「漏れだす」といったトラブルがあります。それには、エンジンオイル・フィルターの交換時やガスケットの経年劣化などの原因がある。今回は、車のエンジンオイル『にじみ』、『漏れ』の原因や対処法をご紹介します。オイルを放置していると火災やエンジン内の焼き付きといった大きな故障やトラブルに発展しかねない!そうなると修理費用も高くつくことにもなりますね。
エンジンオイルの『にじみ』『漏れ』の原因
エンジンオイルの「にじみ」「漏れたす」の原因とは。
エンジンオイルがシリンダーヘッドやシリンダー、オイルパンなどエンジン周辺に付いていることで車検が受からなかったり、定期点検時に修理といったことになります。
エンジン周辺にオイルが付着していると高温になり火災の原因にもなりかねず危険です。
またエンジン内のオイルが減ることで焼付くことも考えられます。そうなる前にエンジンオイルを定期的に点検、交換をおすすめします。
エンジンオイルを交換するには、オイルの規格や種類を知っておくことも大事だ!少しでもエンジンの寿命を伸ばすなら知っておいても損はない。
エンジンオイルのにじみ
エンジン周りにエンジンオイルの『にじみ』の原因。
定期点検でエンジンオイルを交換した際に垂らしたりこぼれた場合、エンジンオイルが付着しにじんでいることがあります。
オイルレベルゲージ点検時のオイル垂れも原因に。
またエンジン部品が繋がっている結合部のガスケットやパッキンなどが損傷などでもにじみとなる。
このようにエンジン周りにオイルが『にじみ』として現れた時は、発生箇所を特定する必要がある。
※にじみの箇所からオイル漏れに発展する可能性が考えられます。その際は、修理が必要となり早めの対応が必要となります。
上記のオイル垂れとなる3つを例に!
1,エンジンオイルの交換時
2,エンジンフィルター交換時
3,オイル点検時にこぼした
1,エンジンオイルの交換時
オイル補充、交換時にオイル注入口からこぼれたり、オイルを抜く際のドレンボルト周辺にオイルが付着するなどがある。
2,エンジンオイルフィルター交換時
次にエンジンオイルフィルターを交換する時にエンジンオイルを付着させてしまう。
エンジンフィルターが奥にあると各部品にオイルをつけることでにじんだように見える。
3,オイル点検時にこぼした
オイル点検時にこぼしてしまう。
オイル量、色の点検でレベルゲージを取り出す際にこぼしてしまうことで、各パーツにオイルをにじませてしまう。
上記は、例にすぎず。他にも考えられることもあるので確認が必要となります。
エンジンオイル漏れ
エンジンオイルが漏れるといった故障の原因。
エンジンオイルが漏れるとなるとエンジンへのダメージがかかり更に動かなくなるといったことにもつながりかねない。
次にエンジンオイルの漏れに関して解説します。
エンジン外側の漏れ(外側)
エンジンオイルが『漏れ』てきた場合、車の修理のプロがいるディーラーや修理工場で相談し、故障箇所を特定してもらい修理を依頼することをおすすめします。
オイル漏れは、一般的にエンジン回りのガスケットが経年劣化によるものや部品を取り付ける際にネジ山を潰していたりパッキンを破損していたりなどいくつもの原因がある。
一般的な漏れをまとめると以下のような原因がある。
- ボルトの破損
- ゴムの破損、劣化
- ガスケットなどの劣化
エンジン内部の漏れ(内側)
エンジンオイル漏れにエンジン内部でのオイル漏れがある。
そのエンジン内のオイル漏れは「オイル下がり」「オイル上がり」といった症状があります。
「オイル下がり」や「オイル上がり」が発生するとエンジンオイルの減りが速くなり、マフラーから出る排ガスが白煙やオイルの焼けた臭いなど故障の症状があらわれる。
このような場合は、エンジン故障の可能性があるので修理が必要となります。
エンジンオイルの「オイル下がり」「オイル上がり」になるとエンジンの不調が考えられる。では、どのような故障なのか?こちらも合わせておすすめします。
車検時にエンジン回りからエンジンオイルの『にじみ』や『漏れ』があれば不適合になります。
車検を受ける前にディーラーや車の修理工場でオイル漏れの修理が必要になります。
なぜオイル漏れは不適合なのか?
エンジンオイルが外部に漏れで走行はとても危険です。エンジンが焼きついたり、火災の原因にもなり、2次的なトラブルにもつながるからです。
この状態で公道を走行すると違法行為になります。
エンジンオイル『にじみ』『漏れ』のチェック
エンジンオイルの『にじみ』や『漏れ』があった状態では、車検は受からない。
にじみや漏れの症状を見つけるためにはどのような点検が必要となるのか、そのチェック方法とは。
エンジンオイル漏れの確認は必ずエンジンを切ってから行うこと!
エンジンが動いているとベルトなどの各部品が駆動しています。
手や指は絶対に入れないようにしましょう。大ケガします!
オイル漏れのチェックはいつする?
エンジンのオイル漏れの点検は、エンジンを上からと下からの2通りの確認方法がある。
➊エンジンの上から確認
ボンネットを開けエンジンを上からのぞき目視で確認。
目視の確認は、オイル交換やオイルの状態(量・色)を点検の際に確認する。
または、ボンネットを開けた時に点検する。それは、ヘッドライトバルブの交換、バッテリーの点検など補修や修復といった時に、オイル漏れやにじみを見ておくことをおすすめします。
【ヘッドバルブの交換時】
- エンジンオイルの注入口の周辺のオイルにじみ、漏れ
- エンジンオイルレベルゲージ回りのにじみ
- シリンダーヘッドガスケット周辺のにじみや漏れ
【エンジンオイル点検時】
➋エンジンの下から確認
エンジンオイルのにじみや漏れは下から見ても確認ができます。
下からの確認は、そうなかなかないので点検の機会に確認することをおすすめします。
点検時は、エンジンオイルの交換時やフィルター交換で確認することができるのでその時にでも見ておきます。
【オイル漏れの例】
- エンジンオイルドレンボルトの損傷、劣化
- エンジンオイルフィルターの取付け不備、交換時にこぼれる
- シリンダーヘッドガスケットの劣化や損傷
- シリンダーブロックガスケットの劣化、損傷
上記は、一般的に『にじみ』『漏れ』と言われている部位にあたります。
エンジンオイル『にじみ』『漏れ』対処方法
エンジンオイルがにじんだり漏れた場合の対処方法とは。
このような不具合が発生した時は部品の交換になる。
にじみに関しては状況を観察する必要があり軽度のにじみなら対応も簡単になります。
それでは、にじみと漏れの対処方法を見ていきます。
エンジンオイル『にじみ』の対処法方
エンジンのオイルがにじんでいる場合の対処法とは。
ブレーキクリーナーでキレイに!
先ずは、ブレーキクリーナーを使ってにじんでいるオイルに吹き付けて取り除く。
またブレーキクリーナーと混ざったオイルはショップタオルを使い拭き取ります。
ブレーキクリーナーでオイルを取り除いた後ににじみが発生していないか確認が必要です。
どうしてもにじみを止めたい場合は、これだ!エンジンオイル添加剤を使うことをおすすめしよう。
ゴムの劣化を回復させたり金属の摩耗による隙間をシールしてくれるのがオイル添加剤です。劣化のひどいものには効果がないですが、一度試してみては!
車検でのオイル漏れはダメ!
車検を受ける前にエンジンオイル漏れ、にじみを確認することをおすすめします。
そこで、にじんでいるようならブレーキクリーナーを使い油分を落とします。
車検前日では間に合わないこともあるので、余裕をもって確認する。
検査後は、必ず経過観察を行い漏れになるようでしたら、お近くのディーラーや車の修理工場へ持っていき修理のプロと相談しましょう。
エンジンオイル『漏れ』の対処法方
【ドレンボルト】
ドレンボルトワッシャーからのにじみ・漏れ
エンジンオイルのドレンボルトのワッシャーが破損している場合は取り換えが必要です。
取り付け時に適正なトルクで締める。
【ドレンボルト・ドレンワッシャー】
【ドレンワッシャー】
オイルエレメントからのにじみ漏れ
オイルエレメントからオイルがにじんだりん漏れている場合も交換が必要だ!
エレメントの取り付けも規定の締め付けトルクで締めていきます。
【エンジンフィルター】
シリンダーガスケットからのにじみ漏れ
シリンダーヘッドカバーガスケット、シリンダーカバーガスケットなどシリンダーの締結部に設置されている部品からのにじみ漏れ。
これら締結部分が劣化することによるオイル漏れは修理を依頼されることをおすすめします。
とはいえ費用としてはかなりの高額になります・・・。
まとめ
今回は、車のエンジンオイル『にじみ』や『漏れ』の原因と対処法をご紹介しました。
エンジンオイルの『にじみ』『漏れ』があると危険であることがわかりました。
またエンジンオイルがにじみ、漏れがあると車検は、不適合とみなされ合格にならないです。
自分で出来る点検や整備もありますが、エンジンのシリンダーを外して行うガスケット類はディーラーや車の修理工場のプロに依頼するか相談することをおすすめします。
今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別のブログも配信しておりますのでそちらもご覧下さい!
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皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。
では、また次回お会いしましょう。
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