車のエンジンオイルの漏れは、車の点検の中で自分で発見しやすいトラブルです。早く発見し対処することができることでエンジンの重大なトラブルまで発展しなくて済みます。今回は、車のエンジンオイル『にじみ』、『漏れ』の症状や発生原因と対処法をご紹介します。車検前の点検で、『にじみ』、『漏れ』ていた場合は、修理が必要になっていきます。そのまま放置しているとエンジンの焼き付きなどの2次トラブルにもなり、修理費用も高額になっていきます!それだけエンジンオイルの漏れは重要になります。
それでは、車検前や日頃の点検でエンジンオイルの漏れについて皆さんのご参考になればうれしいです。詳しく見ていきましょう。
Contents
エンジンオイルの『にじみ』『漏れ』の原因
エンジンオイルが漏れる前に、にじみから発生する場合があります。それでは、エンジンオイルの『にじみ』、『漏れ』の原因を見てくことにしましょう。

エンジンオイル外部『にじみ』
エンジン回りにオイルの『にじみ』が発生する原因は、前回のエンジンオイルを交換した際に垂らしこぼしてしまった跡がにじんでいることが考えられます。又、エンジンの部品を繋げている結合部のガスケットやエンジンオイルを注ぐフィラーキャップの、パッキンの損傷や緩みオイルレベルゲージの確認時のオイル垂れなどがあります。
このようにエンジンオイルがエンジン回りに『にじみ』として現れた時は経過を観察する必要がありますが、にじみの箇所からオイル漏れに発展する可能性が考えられます。その時は修理が必要となりますので早めの対応が必要となります!
- エンジンオイルの交換時
オイル注入口からオイル補充の時に凝した。ドレンボルト周辺に古いオイルが付着したなど。
- エンジンオイルフィルター交換時
- レベルゲージ周辺にオイルが垂れた
など、一般的なオイルのにじみがあります。
エンジンオイル外部『漏れ』
エンジンオイルの『にじみ』から『漏れ』になった場合、車のプロがいるディーラーや修理工場で相談し、漏れている箇所を特定してもらい修理を依頼する方がいいですね。
オイル漏れは、一般的にエンジン回りのガスケットが経年劣化によるものや部品を取り付ける際にネジ山を潰していたりパッキンを破損していたりなどいくつもの原因があります。
一般的な漏れをまとめると以下のような原因となります。
- ボルトの破損
- ゴムの破損、劣化
- ガスケットなどの劣化
エンジンオイル内部での漏れ
エンジン内部でのオイル漏れは「オイル下がり」、「オイル上がり」などがあります。
エンジンオイルの減りが速いであったり、マフラーからの白煙やオイルの焼けた臭いなどの症状があらわれます。この場合は、漏れの対処が必要となります。

車検時にエンジン回りからエンジンオイルの『にじみ』や『漏れ』があれば不適合になります。車検を受ける前にディーラーや車の修理工場でオイル漏れの修理が必要になります。
なぜオイル漏れは不適合なのか?
エンジンオイルが外部に漏れで走行はとても危険です。エンジンが焼きついたり、火災の原因にもなり、2次的なトラブルにもつながるからです。
この状態で公道を走行すると違法行為になります。
エンジンオイル『にじみ』『漏れ』のチェック
エンジンオイルの『にじみ』や『漏れ』があった状態では、車検は受からないです。にじみや漏れの症状が現れた時にどのような対処が必要なのでしょうか。対処法を見ていきましょう。
エンジンオイル漏れの確認は必ずエンジンを切ってから行いましょう!
エンジンが動いているとベルトなどが駆動しています。手や指は入れないようにしましょう。ケガします!
オイル漏れのチェックはいつがいいの?
エンジン回りのオイル漏れチェックはエンジンを上から見る確認とエンジンの下から確認する方法の2通りがありますね。
➊エンジンの上から見る
ボンネットを開けエンジンのオイル漏れの状態をのぞいて目視で確認することができます。タイミングとして、オイル交換やオイル量の確認時、又はヘッドライトの交換、バッテリーの点検時とボンネットを開けた時のタイミングでオイル漏れやにじみを見るのがいいでしょう!
- エンジンオイルの注入口の周辺のオイルにじみ、漏れ
- エンジンオイルレベルゲージ回りのにじみ
- シリンダーヘッドガスケット周辺のにじみや漏れ
➋エンジンの下から見る
エンジンオイルやエンジンオイルフィルターなどの交換時に下から見て確認ができます。その機会に見ておくことがいいでしょう。
- エンジンオイルドレンボルトからのにじみや漏れ
- エンジンオイルフィルター回りからのにじみ、漏れ
- シリンダーヘッドガスケットのオイルにじみと漏れ
- シリンダーブロックガスケットのオイルにじみや漏れ
以上が一般的に『にじみ』『漏れ』と言われている箇所にあたります。
エンジンオイル『にじみ』『漏れ』対処方法
エンジンオイルが外ににじんだり漏れた場合の対処方法とは、 部品交換になるのですが、にじみに関しては状況を観察する必要があります。それでは、にじみと漏れの対処方法を見ていきましょう。
エンジンオイル『にじみ』の対処法方
エンジンのオイルがにじんでいる場合は、ブレーキクリーナーを使ってにじんでいるオイルに吹き付けて取り除いていきます。ブレーキクリーナーによってたれ落ちてきたオイルなどはショップタオルなどで拭き取っていきましょう。
ブレーキクリーナーでオイルを取り除いた後、経過観察は必ず行いましょう。また、にじみがあるようでしたらエンジンオイル添加剤を使うといいでしょう!
ゴムの劣化を回復させたり金属の摩耗による隙間をシールしてくれるのがオイル添加剤です。劣化のひどいものには効果がないですが、一度試してみるのもいいのではないでしょうか。

車検の前日又は、当日に再度確認できるならみておくことをおすすめします。そこで、にじんでいるようならブレーキクリーナーを使います。検査後は、必ず経過観察を行い漏れになるようでしたら、お近くのディーラーや車の修理工場へ持っていきプロと相談しましょう。
エンジンオイル『漏れ』の対処法方

ドレンボルトワッシャーからのにじみ・漏れ
エンジンオイルのドレンボルトのワッシャーが破損している場合は取り換えが必要です。取り付け時に適正なトルクで締めるようにしましょう。



オイルエレメントからのにじみ漏れ
オイルエレメントからオイルがにじんだりん漏れている場合も交換が必要となります。エレメントの取り付けも規定の締め付けトルクで締めていきます。


シリンダーガスケットからのにじみ漏れ
シリンダーヘッドカバーガスケット、シリンダーカバーガスケットなどシリンダーの締結部に設置されている部品になります。これらの劣化によるオイル漏れは修理を依頼される方がいいでしょう。費用としてはかなりの高額になります。
オイル漏れの場合は、自分で直せるところもありますが、ディーラーや車の修理工場のプロに相談されることをおすすめします。
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まとめ
今回は、車のエンジンオイル『にじみ』や『漏れ』の原因と対処法をご紹介しました。
エンジンオイルの『にじみ』『漏れ』があると危険であることがわかりました。又、車検では、不適合とみなされ合格にならないこともわかりました。
自分で出来る点検や整備もありますが、エンジンのシリンダーを外して行うガスケット類はディーラーや車の修理工場のプロに依頼するか相談をするのが望ましいです。
今回は、ここまでとなります。ご覧になった方は、いかがだったでしょうか。また、別の記事も見てくださいね。
皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全に事故の無いことを祈っております。
では、また次回にお会いいたしましょう!