自動車を安全に走行させるタイヤ。タイヤは、空気圧によって形状が保たれている。空気圧は時間の経過とともに少しずつ下がっていきます。タイヤ交換の際、空気が少し抜けている経験ありませんか?そのままの状態では危険!また燃費も悪くなります。そんな時、便利なのがガソリンスタンドにある空気入れです!今回は、ガソリンスタンドにあるタイヤの空気入れの使い方と空気圧の規格をご紹介します。
Contents
タイヤの空気圧点検の必要性
タイヤの空気圧点検は必要!タイヤ交換など行った際になんとなく気になるのがタイヤの空気圧です。
皆さんも気になったこともあるかと思います。
そんな時は、どのようにされておられますか?
それは、危険!
空気圧が適切な状態で走行を行っていると、タイヤの破裂や性能低下、または燃費の低下の原因になります。
タイヤの空気圧の点検は必要
空気圧の点検が必要!
路面と接地しているのは、タイヤです。タイヤの接地面積は、はがき約1枚分とも言われています。
自動車のタイヤの本数は4本。
はがき約1枚分×タイヤ4本のはがき約4枚分で車重を支え悪路や泥道、凍結・雪道などに耐え走行しています。
更に高速走行をこれだけの接地面積で走行する。すごく重要なパーツの一つになります。
はがき1枚分で安全に走行させてくれるタイヤの性能は驚きです!
安全に走行をさせてくれるタイヤ、このタイヤの中には、空気が充填され空気圧によって形状を保ち走行します。
タイヤに充填されている空気は完全に封じ込めることができず、時間が経つにつれ徐々に自然と抜けていきます。
車にとても重要なタイヤは、日頃から空気圧の点検が必要になります。
タイヤの空気圧が適正でない場合
タイヤの役割はすごい!タイヤの空気圧が適正でない場合、タイヤに及ぼす影響とは。
タイヤの空気圧が、低いとタイヤにかかる負荷を与え影響も出ます。
タイヤの性能が発揮できなくなります。
空気圧が低下するとで起こる現象
空気圧低下は燃費の悪化、安全上の問題が起きやすい。
タイヤの空気圧が低いと変形が大きくなることで温度の上昇が大きくなり、タイヤへの負荷が蓄積していきます。
負荷によって、偏摩耗や転がり抵抗増加で燃費への影響(悪化)がおこる。
走行中の、路面への接地圧が低下することで、ハイドロプレーニング現象(路面とタイヤの隙間に水が膜となりタイヤの摩擦力が失われる現象)の危険性も考えられます。
転がり抵抗増加による燃費への影響
空気圧低下による燃費の影響。空気圧が低下すると転がり抵抗が増え燃費が悪化します。
国民生活センター調べ:
タイヤの空気圧が指定空気圧より 30% 低く設定した状態で実際にコンパクトカーで市街地 36Km 、高速道路329km走行した燃費の測定。
測定の結果、指定空気圧のタイヤで走行した車両に比べて燃費が 8.5% 悪化する結果が出ています。
【燃費比較】
燃費【Km/L】
国民生活センターから!
上記の測定結果によると空気圧が、30%低くなると燃費は 8.5%の悪化した結果です。
少ない空気圧で走行すると、燃費の悪化することがわかります。
そのままの状態になっていると、かなりの燃料ロスとなる。定期的な点検が必要です!
空気圧不足によるトレッドの偏摩耗
タイヤのトレッドが摩耗。指定の空気圧であればトレッド(路面との接地面)は、均等に摩耗する。
しかし空気圧が低下すると接地面の外側、内側の両側が路面に接触しショルダー部分(両サイド)が偏摩耗する。
そうなるとタイヤの寿命が悪く交換が必要になります。
タイヤ点検はタイヤの冷暖どちらの時に?
タイヤの空気圧測定を行う時の状態は冷暖のどちら。タイヤの点検(空気圧測定)で気を付けておきたいのがタイヤの状態です。
タイヤの状態とは、タイヤが暖かい状態か冷たい状態なのかで測定値が変化します。
計測する時は、タイヤが冷えている状態で行います。
冷めている状態だと影響なく測定できますが、長距離や高速走行によって暖まったタイヤは、熱で膨張することで、空気圧が高くなり測定値が正確に測れないといったことになります。
空気圧点検
空気圧点検は、必要⁈
適切なタイヤ空気圧は、タイヤメーカーから推奨されている基準で行います。
メーカーからは、1ヶ月に1回で空気圧の点検を行い指定の空気圧を下回らないように維持するとなっています。
タイヤの空気圧を測るには、空気圧ゲージを用いて測定します。
自分で簡単に手軽に測定することができる空気圧ゲージ!
定期的な点検で燃費やタイヤの寿命を延ばし安全な走行、ドライブを楽しめます。
タイヤの偏摩耗や燃費の悪化の原因、空気圧の点検を定期的に行いましょう!
空気圧表示の見方
タイヤの空気圧表示の見方。タイヤの空気を入れる量は、どのくらい入れればいいのでしょうか?
初めてタイヤの空気を入れる方や、慣れていない人には、タイヤの空気入れに少し戸惑うこともある。
- タイヤの空気圧表示の場所
- タイヤの空気圧単位
タイヤの空気圧表示の場所
空気圧の基準が貼られている場所は?
車のドアを開けるとドアとボディーの間に空気圧が記載されたシールが貼ってあります。(一部の外車は違うところに貼ってあるので要確認)
<タイヤの空気圧>
タイヤの空気圧の単位
空気圧の表示の単位。『kgf/cm²』、『kpa』の2種類がある。
- 単位の読み方:
kgf/cm²『キロ グラム フォース/センチ平方メートル』
kpa 『キロ パスカル』
- kpaをkgf/cm²に換算:
例)230 kpa = 2.3453 kgf/cm² (約2.3)
器具によって単位の表示が違うことも!
空気入れの(機器)違いにによって単位が異なるので気を付けよう!
タイヤの空気の入れの種類
(ガソリンスタンド)
タイヤに空気を入れる器具の種類。最近ではセルフのガソリンスタンドやカー専門店でも無料で、タイヤの空気入れを借りることができます。
セルフとなっているので自分でタイヤに空気を入れることになります(一部の店舗では、料金がかかることもあるので確認しておきましょう!)。
自分でタイヤの空気を入れるのは、どうすればいいのだろう…。
ガソリンスタンドでの空気入れの種類
ガソリンスタンドの空気入れの種類。
ご存知ない方の方が多いかと思いますが、ガソリンスタンドにある空気入れの種類には、『据え置きプリセット型空気入れ』、『エアタンク型』の2種類が一般的となっている。
【据え置きプリセット型(設置式)】
地面に固定されている空気入れ。所定の場所に車を移動させる必要がある。
空気を入れる際にエアー入力がレバーになっていたり、バルブに押し当てて自動で入れるタイプがあります。
一般的には、押し当てが多い。
【エアタンク型(持ち運び式)】
据え置きと違って、車のところまで持って行き空気入れが可能。持ち運びができるタイプです。
空気を入れるのは、レバーになっていたりバルブに押し当て方式がある。
タイヤに空気を入れる方法
ガソリンスタンドにある『据え置きプリセット型』、『エアタンク型』の使い方。空気の入れ方を見ていきましょう。
据え置きプリセット型の使い方
空気入れが設置されているところまで車を移動させます。
ホースが届くことを確認してください。
❶メーターの横にあるダイアルを自分の車に表示されている指定空気圧に回して合わせます。
❷車のバルブキャップを外します。
タイヤ4本のバルブキャップをいっぺんに外すとなくすことがある。
また地面に置いていたりすると、間違って蹴ってなくすこともあるので気をつけましょう。
1本づつ作業を行い、バルブキャップをその都度、締めていきましょう。
❸バルブにホース先端を押し当てます。
❹「シュー」っという音でエアーが入っていく。
音がならなくなるまで待ちます。種類によっては、「チーン、チーン」と音がなってお知らせしてくれるのもあります。
❺音や空気の入る音がならなくなったらホース先端をバルブから外す。
❻作業が終わったら、バルブキャップを取り付けます。
❼最後はホースを巻き所定の位置に戻し、メーターも「0kpa」に戻します。
<プリセット型>
こちらのタイプは、ホースの先端をバルブに押し込み空気を入れていきます。
また他にレバー式のタイプがあり、ハンドルを握るとエアーが入り、半握りでエアーを抜くことができます。
エアータンク型
エアータンク型は、移動ができるので停車中の車のところまで行きエアーを入れることができます。
作業手順は、据え置きスタンド型と同じ
❶バルブキャップを外す。
❷ホースの先端をバルブに押し当てます。レバー式の場合は、先端をバルブにはめ込みます。
❸指定の空気圧までメーターを確認しながら空気を入れていきます。少し高めに設定するのが、いいと思います。(+0.1~+0.2kgf/cm²)
❹指定の空気圧まで空気を入れられたらホースの先端を外します。
❺バルブキャップを取り付けます。
❻エアータンクを所定の位置に戻します。
2種類の空気入れの方法は以上です😄
空気を入れる時の注意点:
空気を入れる時は、タイヤが冷めた状態で入れましょう!
タイヤの交換方法(番外)
タイヤの空気を入れるのと同時に行う作業がタイヤ交換。初めての方にもわかりやすく動画で解説しております。合わせておすすめします。
まとめ
今回は、ガソリンスタンドにあるタイヤの空気入れの使い方と空気圧の規格をご紹介しました。
冬が近づくとスタッドレスタイヤの交換や春先の夏タイヤに交換と自分で交換する人も増えてきています。
そんな時にガソリンスタンドで空気を入れに行かれる方もおられます。
空気入れの操作は、意外と分からないもの。分かっていれば迷うこともないですね。
日頃の定期点検をこまめにやっておくことで燃費や、摩耗を少しでも防ぎ長く使いたいものです。
ガソリンスタンドによって種類が違ったタイプがありました。
ガソリンスタンドの空気入れはどれも操作は基本同じで簡単に使うことができます。
それでは皆さんタイヤ交換時にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別のブログも配信しておりますのでそちらもご覧下さいね😄
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皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。
では、また次回お会いしましょう。