自動車の点検で、タイヤの点検があります。タイヤの点検は、空気圧の点検・摩耗の具合であったり損傷などを確認する点検です。その点検の中で空気圧の点検は、タイヤに空気を入れていきますが、皆さんはどこで空気を入れておられますか?ディーラーや車の工場などがありますが、ガソリンスタンドで入れられる方が多いのではないかと。空気入れの道具は、ガソリンスタンドでもよく見かけますが、その道具の使い方や表示の見方、どれくらいの空気を入れたらいいのか?いまいち分からないことだらけですね。今回は、ガソリンスタンドでタイヤの空気圧点検と入れ方と表示の見方」をご紹介します。
タイヤの空気圧点検の必要性
自動車のタイヤの空気を入れる時は、高速道路を使って出かける時やスタッドレスタイヤ、夏タイヤに履き替える時、なんとなく空気が抜けたかなと思った時などですね。
それでは、タイヤの点検について詳しく見ていきましょう😄


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タイヤの空気圧の点検って必要なの?
なぜ空気圧の点検が必要なのでしょうか?
路面と接地しているのは、タイヤですね、タイヤ(タイヤ1本)の接地面積は、はがき約1枚分とも言われています。
車のタイヤは、4本なので はがき約1枚分×タイヤ4本 = はがき約4枚分で車重を支え悪路や泥道、凍結・雪道などに耐え、更には、高速走行をこれだけの接地面積で走行するとなると、すごく重要ですね~!
安全に走行させてくれるタイヤの性能には驚きと、感心させられます。
また、空気は完全に封じ込めることができず、徐々に自然と抜けていきます。タイヤの働きをみると、日頃から空気圧の定期的な点検が必要で、大事に扱ってあげないといけないですね。
タイヤの空気圧が適正でない場合
タイヤの働きが、凄いことが分かりました。点検も必要だということも分かりましたが、空気圧の量は、どのくらい入れればいいの?って思います・・・。
タイヤの空気圧が、多くても低くてもタイヤにかかる負荷や走行に与える影響も出てきます。タイヤの性能を維持、発揮ができなくなります。
タイヤの空気圧が低下すると起こる現象
空気圧低下は燃費の悪化、安全上の問題が起きやすくなります。タイヤの空気圧が低いと変形が大きくなることで温度の上昇が大きくなり、タイヤへの負荷が蓄積していきます。
負荷によって、偏摩耗や転がり抵抗増加で燃費への影響(悪化)がおこります。走行中の、路面への接地圧が低下することで、ハイドロプレーニング現象(路面とタイヤの隙間に水が膜となりタイヤの摩擦力が失われる現象)の危険性も考えられます。
転がり抵抗増加による燃費への影響
空気圧低下の影響で転がり抵抗が増え燃費が悪化します。
国民生活センター調べ。
タイヤの空気圧が指定空気圧より 30% 低く設定した状態で実際にコンパクトカーで市街地 36Km 、高速道路329km走行した燃費の測定。
測定の結果、指定空気圧のタイヤで走行した車両に比べて燃費が 8.5% 悪化する結果が出ています。
燃費【Km/L】
測定結果によると空気圧が、30%低くなると燃費は 8.5%の悪化した結果が出ています。少ない空気圧で走行すると、燃費の悪化することが分かりましたね!そのままの状態になっていると、かなりの燃料ロスとなるので、定期的な点検が必要ですね。
空気圧不足によるトレッドの偏摩耗
指定の空気圧であればトレッド(路面との接地面)は、均等に摩耗するのですが、空気圧が低下することで、接地面の外側、内側の両側が路面に接触することでショルダー部分(両サイド)が偏摩耗し、交換が必要になりますよ!
タイヤの点検、タイヤが暖かい時、冷めている時?
空気圧を測定する時に、気を付けておくことがあります。タイヤが冷えている状態なら影響なく測定できますが、長距離や高速走行によって暖まったタイヤは、熱で膨張することで、空気圧が高くなり測定が正確に測れないといったことになります。
なるべく、走行によるタイヤが暖まらない状態で測定するのがいいと思います。
空気圧の点検は?
タイヤメーカーから推奨されているのは、1ヶ月に1回は、空気圧の点検を行い指定の空気圧を下回らない、維持するようにとなっています。
では、実際にどのように空気圧の点検を行うのか?
使う道具は、空気圧ゲージを用いて測定するのがいいですね!自分で簡単に測定ができて燃費やタイヤの寿命を延ばせるなら、持っておくといいですね!!
タイヤの偏摩耗や燃費の悪化の前に空気圧の点検を行いましょう!

空気圧の表示の見方は?
タイヤの空気を入れる時に空気の量は、どのくらい入れればいいの?って思いますよね。慣れていればいいのですが初めての方や、慣れていない人には、少し戸惑いますね。こちらでは、空気圧の表示を詳しく見ていきましょう。
表示はどこにあるの?
一般的に貼られている場所は、車のドアを開けるとドアとボディーの間に記載されたシールが貼ってあります。(一部の外車は違うところに貼ってあるので要確認)

タイヤの空気圧の単位って?
空気圧の表示の単位は、『kgf/cm²』、『kpa』の2種類になります。
- 呼び方は、
kgf/cm²『キロ グラム フォース/センチ平方メートル』
kpa 『キロ パスカル』
- kpaをkgf/cm²に換算すると、
例)230 kpa = 2.3453 kgf/cm² (約2.3)
空気入れの(機器)違いにによって単位が異なるので気を付けよう!
ガソリンスタンドでの空気の入れ方
それでは、タイヤに空気を入れるのですが、最近ではセルフのガソリンスタンドやカー専門店でも無料で、タイヤの空気入れを借りることができますね。
セルフとなっているので自分でタイヤに空気を入れましょう!(一部の店舗では、料金がかかることもあるので確認しておきましょう)
自分でタイヤの空気を入れるのは、どうすればいいの?又、種類はって思いますね?
ガソリンスタンドでの空気入れの種類
ガソリンスタンドには、空気入れの種類があります。ご存知ない方の方が多いかと思います。ガソリンスタンドにある空気入れの種類には、2種類あり『据え置きプリセット型空気入れ』、『エアタンク型』が主流となっています。
据え置きプリセット型(設置式)

地面に固定されているので空気入れの場所に車を移動させる必要がある。
空気を入れる際、レバーになっていたり、バルブに押し当てて自動で入れるものあります。一般的には、押し当てが多いかと思います。
エアタンク型(持ち運び式)
据え置きと違って、車のところまで持って行くことができます。持ち運びができるタイプですね。
空気を入れるのは、レバーになっていたりバルブに押し当てるものもあります。
タイヤの空気の入れ方
ガソリンスタンドにある『据え置きプリセット型』、『エアタンク型』を使った、空気の入れ方を見ていきましょう。
据え置きプリセット型
空気入れが設置されているところまで車を移動させます。その時、ホースが届くことを確認してくださいね。
❶メーターの横にあるダイアルを自分の車に表示されている指定空気圧に回して合わせます。

↓

❷車のバルブキャップを外します。

※タイヤ4本のバルブキャップをいっぺんに外すとなくすことがあったり、地面に置いていたりすると、間違って蹴ってしまい探すことになりますよ!
実は、『私は、経験してます!よく失くしました😱』
1本づつ作業を行い、バルブキャップをその都度、締めていきましょう。
❸バルブにホース先端を押し当てます。

❹「シュー」っという音がするので、音がならなくなるまで待ちます。種類によっては、「チーン、チーン」と音がなってお知らせしてくれるのもありますよ。
❺音や、空気の入る音がならなくなったらホース先端をバルブから外します。
❻作業が終わったら、バルブキャップを取り付けます。
❼最後はホースを巻き所定の位置に戻し、メーターも0kpaに戻します。
こちらのタイプは、ホースの先端をバルブに押し込み空気を入れていきますが、レバー式のものもあり、ハンドルを握りこむとエアーが入り、半握りだとエアーを抜くことができます。
エアータンク型
エアータンク型は、移動ができるので停車中の車のところまで行きエアーを入れることができます。
作業手順については、据え置きスタンド型とほぼ同じになります。
❶バルブキャップを外す。
❷ホースの先端をバルブに押し当てます。レバー式の場合は、先端をバルブにはめ込みます。
❸指定の空気圧までメーターを確認しながら空気を入れていきます。少し高めに設定するのが、いいと思います。(+0.1~+0.2kgf/cm²)
❹指定の空気圧まで空気を入れられたらホースの先端を外します。
❺バルブキャップを取り付けます。
❻エアータンクを所定の位置に戻します。
2種類の空気入れを見ていきました。どうです?簡単でしたね😄
空気を入れる時は、タイヤが冷めた状態で入れましょう!


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【タイヤ交換の方法】
タイヤ交換を動画にしました!ご視聴ヨロシクお願いします。
初めての方にどのように交換するのか?っという動画です。必要な工具も分かるように解説しています😄
タイヤの交換方法の動画もご覧ください。タイヤ交換は意外と簡単ですよ!もし、分からなければ動画を参考にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

まとめ
今回は、空気圧の点検や空気圧の表示の見方、ガソリンスタンドでの空気の入れ方をご紹介しました。
冬が近づくとスタッドレスタイヤに交換や、春先の夏タイヤに交換と自分で履き替えをする人も増えてきたと思います。履き替え後の空気圧の点検は必ず必要になりますね。
その時、ガソリンスタンドで空気を入れに行きますよね。空気入れの操作が分かっていれば迷うこともないと思います。
日頃の定期点検をこまめにやっておくことで燃費や、摩耗を少しでも防ぎ長く使いたいものです。
ガソリンスタンドによって種類が違ったタイプがあります。どれも操作は、基本同じで簡単に使うことができます。それでは皆さんタイヤ交換時にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回は、ここまでになります。ご覧になった方は、いかがだったでしょうか。また、別の記事も見てくださいね。
では、また次回に!