車のエアコンのスイッチをONにすると冷暖房がかかり快適になります。スイッチをONにすると「ブオーン、ブオーン」と異音が鳴って、冷暖房がきかないことになりました。皆さんこれなんだと思われます。私も初めは何の音?冷暖房もきかなくなる?「なんでー」とおもいつつ外してみたところブロアファンモーターの羽が、かけてました!交換が必要です。今回は、ブロアファンモーターから異音が!車のブロアファンモーター交換方法をご紹介します。
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ブロアファンモーターとは
夏の暑い日や冬の寒い日にエアコンが効かないとかなり厳しいですね。エアコンのブロアファンが動作しなくてエアコンが使えず夏は、窓を全開で運転をしていました。しかも外は、暑く汗だくです。冬は上着を何着も着込みひざ掛けも使って運転していたことを思い出します。交換部品はあったのに早く取り寄せて修理すればよかったと思います。
発注を忘れてました😆
今回の故障したブロアファンモーターとはどのような役割をするのでしょうか。ブロアファンモーターはエアコンから風を送り出すための装置になります。身近にあるもので例えるならば扇風機のようなものですね。電源のON・OFFによってファンが回り風を送り出します。
ブロアファンモーターはどこに設置されているのでしょうか。設置場所は、インパネやダッシュボードの裏側にエアコンと組み込まれて設置されています。
ブロアファンモーターはエアコン装置によって冷やされたエバポレータからの空気やエンジン熱で温められた空気を適切な設定温度を設定することによって、その温度の空気を送風するようになっています。
ブロアファンモーターから異音
「ブオーン、ブオーン」となんとなくヤバそうな音と振動が聞こえ伝わってきます。これは、エアコンのスイッチONの時の現象です。なんとなくブロアファンモーターの回転バランスがおかしいようにも思えます。エアコンの風量切換え(ボリューム)は、3段階になっていて1<2<3と風量が大きくなっていきます。
風量をMAXの3まで上げると更に大きな異音が発生!日数が経つにつれ音も激しく鳴るようになりました。
ブロアファンモーターを取り外し確認したところ、フィン(羽)が欠けていたり、折れていました。なぜ折れているのかは分かりませんでしたが、欠けたり折れていることでバランスを崩し異音を発生させ送風もしてくれなかったようです。このような状態になっているなら交換が必要となります。
続きは、ブロアファンモーターを交換の手順をご紹介します。
このような現象では、エアコンを使うことはできなくなります。
使うことは、出来ないですよね😭
必要な道具
ブロアファンモーターを外すための工具が必要になります。どのような工具が必要なのでしょうか。早速、見ていきましょう。
- ⊕ドライバー
- BOXレンチ又は、メガネレンチ・スパナ
以上の工具になります。これだけの工具で脱着をできますが三菱トッポBJさんの脱着なので他車、車種によっては他にも工具が必要になる場合もあります。よく確認してから脱着をしましょう。
ブロアファンモーター交換手順
ブロアファンモーターの交換をやってみよう。先ずは、手順から見てい行くことにしましょう。
言い忘れていました!今回、登場するのは、私が乗っている三菱トッポBJさんになります。経年劣化の進んだ車で内装に使われているカバーなどプラスチック製の材質は硬化していることもあり、もろくなっています。
作業前の準備:エンジンはOFFにします。
バッテリーケーブル端子も外しておくこともおすすめします。安全面や部品破損につながりかねないので気を付けましょう。
➊運転席、足元のカバーを外す
ステアリングの下、足元のカバーを外していきます。⊕ネジでカバーを留めています。ドライバーを使い2本のネジを外します。カバーの両サイドはフック状になり引っ掛けるように留めてありこれらを外すことで取り外せます。
➋フットブレーキを外す
フットブレーキは、解除しておきましょう。フットブレーキはナット4箇所(上2箇所と下2箇所)で留まっています。BOXレンチやメガネレンチ、スパナを用いてフットブレーキを固定しているナットを外していきます。ナットを外すとフットレバー全体が外せますが、ワイヤーやコネクター、ケーブルなどは繋げたままにしておき横にずらしておくことで、ブロワファンモーターを外す空間を作ります。
フットブレーキ取り付けのナットを外す(2ヵ所)。
➌ブロアファンモーターのネジを外す
ブロアファンモーターはフットブレーキの左側に(センターパネル下側の奥になります)設置されています。
センターパネルから向かって右側、フットブレーキ位置から左にブロアファンモーターが見えてきます。カバーはボルトで固定されています。ボルト3箇所で留められています。それらを外していきます。
フットブレーキを付けたままでは、ブロアファンモーターは外すことができないので必ずフットブレーキは外しておきましょう。
手袋を着用しケガのないよう気を付けて作業をしましょう。
➍ブロアファンモーターを取り外す
ブロアファンモーターの先端に電源・信号のコネクターが見えます。コネクターが取り付けてありますのでコネクターを外します。
次にブロアファンモーターを外していきましょう。ネジは➌で外しているのでブロワファンモーターの3箇所のネジ穴の内、1箇所近くに平らなガイドがあります。
その平板状のガイドを上に引き上げブロアファンモーターを回し内側にある爪状のフックのロックを解除します。これで、ブロワファンモーターが外せます。
ブロアファンモーターを外す際は、ゆっくりと引き出していきます。その時、風を送り出す羽にあたるフィンを持って引き出さないようにしましょう。
フィンは薄く折れやすいのでなるべく触れなことがいいです。
又、フットブレーキを横にずらしていますがブロアファンモーターの寸法が通す空間とギリギリで、ぶつけて破損しないように注意しましょう。
➎各部品の点検確認
ブロアファンモーターを外せたら点検をしてみましょう。点検は、フィン(羽)の破損を確認。折れていたり、汚れているかを確認していきましょう。
フィンを回転を支えている中心に位置するベアリングのガタつきや固着していないかも確認します。
汚れている場合は、タオルやクロス、綿棒などで優しく汚れを取り除いていきます。強くフィンを触ると折れたりします。気をつけて作業を行いましょう。
フィンが折れている場合は、交換が必要のなります。新しいブロアファンモーターの準備ができていれば交換をしていきましょう。
➏ブロアファンモーターを組み付ける
では、新しいブロアファンモーターを組付けていきます。作業としては、取り外しの逆になります。バッテリーケーブルを外している場合は、ブロアファンモーターのコネクターを繋いだらバッテリーケーブルもバッテリーにつなげましょう。
ブロアファンモーターを組付けコネクターを接続しネジを3箇所をはめ終えたら動作確認を必ず行いましょう。動作確認とは、エアコンのスイッチをONでブロアファンモーターが動くことを確認するということです。
動作をすれば組み付けはOKですが、動作しなければ端子の緩みや断線を確認しましょう。
※全て組み付けてから動作確認をおこなった場合、もし動作不良になってしまったら又、分解することとなります。動作不良の原因までの時間や作業の手間がかかります。
動作確認で問題が無ければ、ネジの増し締めや締めの確認を行います。
ネジやボルト、ナットはしっかりと締め付けて緩みのないようにしましょう。
ブロワファンモーター交換動画です!
まとめ
今回は、『ブロアファンモーターから異音が!』車のブロアファンモーター交換方法をご紹介しました。
エアコンが効かない突然の異常!夏は冷房が効かず、冬は暖房が効かないといった環境で車内は極寒であったり、灼熱でした!
もっと早くブロアファンモーターを交換すればよかったのになーっておもいます。
ブロアーファンモーターの交換は、難しい作業ではないので、もし故障や異常を感じた時には皆さんチャレンジしてみてはどうでしょうか。
今回は、ここまでとなります。ご覧になった方は、いかがだったでしょうか。また、別の記事も見てくださいね。見ていただくと励みになります。
皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全に事故の無いことを祈っております。
では、また次回お会い致しましょう!