車のヘッドライトの種類は「ハロゲンランプ」「ディスチャージランプ(HID、キセノン)」「LED」の3種類がある。ヘッドランプは、特徴や価格の違いがありメーカーや車の用途や特徴によってヘッドランプの種類を使い分けています。ヘッドランプにはどのような特徴があるのか?今回は、車のヘッドライトの種類と違いその特徴をご紹介します。
Contents
ヘッドライトの種類
車に使われているヘッドライトバルブの種類は、「ハロゲンランプ」「ディスチャージランプ」「LED」の3種類が広く使われている。
- ハロゲンランプ
- ディスチャージランプ(HID,キセノン)
- LED
これらのヘッドランプバルブは、寿命(耐久性)やコストまたは用途やお車のグレードによっても使い分けされている。
ヘッドランプバルブの特徴
ヘッドランプバルブに使われている3種類の特徴とは。
ハロゲンランプ
広く使われているヘッドランプ、「ハロゲンランプ」がある。
ハロゲンランプの歴史は、1960年に初めて車に搭載されました。
ハロゲンランプの光源の元は、不活性ガスとなる窒素、ハロゲンガスなどをガラス管に入れ通電、フィラメントが発光します。
光源色合い(見た感じの色)は暖色系の温かく淡い色合いの光です。
発熱量も多いことでとても熱い。それによって交換時の取り扱いにも注意が必要となります。
※ガラス面を触ると手の油が付くことで、その部分が熱を持ちガラス管にダメージを与え電球切れの原因にもなります。
電球切れになった時は、自分で簡単に交換することができます。
雪の降る地域では、ヘッドランプ回りに降り積もった雪は、その熱によって溶けてくれます。
<ハロゲンランプ>
ディスチャージランプ
ディスチャージランプは、ハロゲンランプで使うフィラメントではなく発光管の中の電極で放電した際の発光によるランプです。
蛍光灯のように電極間(一対)での放電によって発光します。発光時はゆっくりと点灯しいきます。
光源の色合いは(見た感じの光の色)、青みがかった白色になっている。
またハロゲンランプの3倍の明るさで、消費電力は小さい。
ズバッというと高いです。交換時のコスト面は、高く交換の際は少しの手間(時間)がかかりそのお値段は工賃を含み3万~5万円になる。
※ディスチャージランプの電源をON/OFF(点灯/消灯)を繰り返すことで寿命は、短くなります。
<ディスチャージランプ>
LED
LEDは、発光ダイオードを使ったライト。
当初は、ハイブリット車や電気自動車といった低燃費車に使用する目的にすすめられていましたが、消費電力が少ないこともありガソリン車にもつかわれるようになりました。
光源の色は、見た目は白く光ります。3種類の中でも光源の発熱量は低くなっている。
点灯時の発光時間が早く通常の使用では、ほとんど交換することがいらないといったことがメリットになっています。
しかし、お値段はお高くなります。
<LED>
ヘッドライトバルブの比較
ヘッドランプに使われている3種類のランプ(バルブ)を比較!
寿命(使用期間の目安)
3種類のランプは
- ハロゲンバルブ
- ディスチャージランプ
- LED
上記の使用期間の目安を解説します。
ハロゲンランプ
使用状況にもよりますが、約1,000時間とも言われています。(約3年間)
ディスチャージランプ
こちらも使用頻度によって時間が変わってきますが、約2,000時間となっています。(約5年間)
LED
LEDは、なんと 10,000時間です(約15年間)。
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価格(ここ重要!)
3種類のランプ(バルブ)の価格は⁉
安い順に並べると
➊「ハロゲンランプ」< ➋「ディスチャージヘッドランプ」< ➌「LED」
➊ハロゲンランプ
ハロゲンランプの交換費用は、工賃を含めて約5,000円ぐらいになります。
➋ディスチャージヘッドランプ
ディスチャージヘッドランプの価格は、ハロゲンよりも高い!
工賃を含めて約12,000円~約20,000円です。
ハロゲンよりも高くなるのは、交換時に部品点数が多い(少し時間がかかる)ことやディスチャージヘッドランプ自体のお値段が高いからです。
➌LED
LEDのお値段は、ディスチャージヘッドランプより若干高い。
約20,000円以上になります。
標準でLED使用なら、よっぽどの故障でないかぎり交換はないとかんがえられます。
また、後付けをするならヘッドランプ全体の交換が必要な場合もあります。
その場合の価格は約100,000円以上であったり、外車になれば、500,000円と高額になることも。
そんな高価なLEDですが、バルブ交換だけですむ場合もありコスパよく交換することも!下記のLEDもおすすめです!
ヘッドライトどれを選ぶ?
3つのヘッドライトバルブ皆さんはどれを選びますか?
ハロゲンランプは安価で取り付けも自分でもできます。また雪の降る地域では、ヘッドランプについた雪が熱で溶け視界の妨げにならない。冬の季節は安全性がよい。
ディスチャージヘッドランプは、値段は高くなるが、光源の明るさはとてもよく視界をよくしてくれます。
LEDもディスチャージヘッドランプと同様、光源の明るさは視界を良好なものにしてくれます。こちらもお値段はお高めになります。
お車を購入する時にできるだけLEDを装着するか、また選んだお車にLED仕様車がなかった場合は、ディスチャージヘッドランプを選択することをおすすめします。
LEDならほぼメンテナンスフリーで長寿命。光源は、とても明るく照らしてくれることで夜間の視認性も良い。安全面においてもすぐれている。
まとめ
今回は、車のヘッドライトの種類と違いその特徴をご紹介しました。
車に多く使われているヘッドランプ3種類の中で、まとめると
ハロゲンランプ
価格は安くなります。交換も自分で出来てコスパも良い。
寿命においては、約1,000時間(約3年)と短く、光源の明るさは、他の2種と比べると低くい。
ヘッドランプに積もった雪は発熱によってある程度とかしてくれる。それによって雪の降る日は視認性を確保してくれます。
ディスチャージランプ
ディスチャージヘッドランプは、とても明るい光源。
点灯時は徐々に明るくなり、スイッチのON/OFFを繰り返すと寿命が短くなる。
また、交換時期は約2,000時間(約5年)と長寿命になっています。
交換費用と部品代でハロゲンより高くなる場合も。
LED
なんといっても光源の明るさや長寿命といったらLEDだ!
初期費用はかかるものの(標準仕様になっている車も多くなってきた)メンテナンスフリーで長寿命になり長い目で見てもコスパもいいです。
明るさによって視認性も上がり安全面においてもおすすめのランプはLEDです!
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