電装品

自動車のヘッドライト(ハロゲン電球)の種類と規格

夜間の車の運転で道路や周囲を照らすヘッドライト。夜間を安全に運転するには前方を照らすヘッドライトに使われるバルブ(ハロゲン電球)がありいくつかの規格があります。今回は、自動車に使われているヘッドライト(ハロゲン電球)の種類と規格を解説。またおすすめのハロゲン電球もご紹介します。

>>ハロゲンバルブの外し方

 

 

ヘッドライトの種類

 

ヘッドライトの種類とは。

ヘッドランプのバルブによく使われているのはハロゲンバルブがあります。

種類は、ハロゲンバルブ以外にLEDやHIDといったバルブがあります。どちらも金額は高くなります。金額が高くなるもののオプションや標準で装備でき広がりをみせています。

まめころくん
まめころくん
電球はいつ発明されたんだろう?

光源となる電球をエジソンが発明してから 120年以上が経ちました。

さらにヘッドライトは1,909年から100年の時が過ぎ、車に至ってはシールドビームが登場し普及していきましす。

 

ハロゲンバルブ

現在では、見ることがなくなったシールドビームや白熱球。

それらに代わる明るさや長寿命化を求め進化を遂げたハロゲンバルブ。

現在、一般的に使われているバルブはハロゲンバルブは主流となっています。

ハロゲンバルブは、長寿命化の仕組みによってバルブ切れの寸前まで明るさを保つため急に切れることで交換時期がわかりづらい。

 

メリット

価格が安い。

耐久年数が6年と長持ち。

雪の降る地域では、ヘッドライトの雪が熱によって融けてくれることで安全性は他のバルブと比べ安全性が高い。

 

デメリット

徐々に暗くなっているのですが、分かりにくい

ハロゲンバルブは消費電力が多い。

明るさはHID、LEDのライトと比較すると一番暗い照明でもある。

HID (ディスチャージヘッドランプ)

HIDの略:HIGH INTENSITY DISCHARG

一般的にディスチャージヘッドランプやキセノンヘッドライトと呼ばれている。

呼び名はメーカーによって違いますが種類(製品仕様)、性能は同じです。

HIDが日本で搭載されたのは、1,995年頃。

現在は、グレードや車種によって標準化されてきている。種類は、「35W」・「55W」があります。おすすめは価格面を考えて35Wがいいかと・・・。

また明るさが安定するまでに少し時間(約10秒~)が掛かります。

 

 

メリット

バルブが徐々に暗くなることで照明が切れることがわかる。

明るさは、白熱球と比べ3倍で、寿命は2.5倍。

発熱量は少ない。

 

デメリット

値段が高い。

取り付け作業に時間がかかる。

発熱量が低いことで雪の降る寒冷地などではヘッドライトに付いた雪や結露が溶けてくれないこともありその点では、ハロゲンと比べると若干、安全面が低い。

明るさが安定するまでに時間が掛かる。

HIDを発光させるには。

バラストとイグナイターを用いる。

車の電圧は通常 12Vで、点灯させるためには 20,000Vの電圧を掛け、光量を維持するには 85Vが必要。

しくみは、イグナイターで電圧を約20,000Vに上げ放電管内で量子を飛ばし85Vの電圧を安定維持するためにバラストで供給します。

 

耐久性は、約6年と、ハロゲンバルブと同程度、明るさはハロゲンバルブ、HIDと比較して一番明るい。

電圧が掛かるため施工時(配線)に水の収入を防ぐ処理が必要。火災につながりかねない。気をつけて作業する必要がある。

 

LED

LED :Light Emitting Diode の略。

最近は様々な場所で見るようになったLED、建築分野・商業施設・物流・医療と多種多様に使われてきている。

自動車も同様、車種やグレードによって使われています。

まめころくん
まめころくん
最近、よくLEDを見るね

特に外車はLED化が進んでいるようだ!

LEDの特性は、低消費電力、長寿命化となっている。

LEDの仕組みは電子と電子が半導体どうしを合わせるとで衝突しその発生エネルギーが光となって現れ発光します。

また、ハロゲンバルブのようにフィラメントを使っておらずHIDのように高電圧をかけることもないので低消費電力・長寿命化で効率よく明るくできます。

まめころくん
まめころくん
LEDの長寿命はどれくらい?

LEDは、ハロゲンバルブの約5倍、長持ちする。

LEDの特性上、光の照射は直線的になり思ったより明るくないことも・・・。

LEDの光は直線的でハロゲンバルブ、HIDの光は拡散する。

また本体は、熱をもつのでヒートシンク、ファンで冷却し熱対策を施す必要がある。

 

メリット

HIDの様に高電圧がいらない低消費電力。

ハロゲンバルブと違いフィラメントを使わないことで約5倍の長持ち。

見た感じがカッコイイ。

 

デメリット

値段が高い。

光が直進的に発光することで周囲が暗くなることもある。

放射熱がないことでヘッドランプについた雪などが解けてくれない(暗くなる)。

ヒートシンク、ファンで冷却し熱対策が必要。

 

LEDの後付けカスタムなどをする時に気を付けたいこともある。

LEDは熱に弱いこともあってファンによって冷却されています。このファンが汚れたりすると動きが悪くなると、本体が高温になることで素子に不具合を生じます。

社外品は特に気をつけたいところです。

ヘッドライトの種類や規格はハロゲンバルブやHID、LEDがある。

次は車のヘッドライトバルブの規格を解説します。

 

 

ヘッドライトバルブの規格

 

車のヘッドライトバルブには規格がある。

とくに車のDIYで自分でヘッドライトバルブを交換する際は、自分の車に合った規格に適合するものを選ぶ必要があるので確認が必要だ!

ヘッドライト交換
自分で出来る車のヘッドライトの交換方法と交換時期車の修復にヘッドライトの交換がある。交換は、ハロゲンバルブ切れによるものでヘッドライトが1個(片方)でも切れると、薄暗く前方が見えずらく...

【車のバルブ規格】

規格:H1・H3・HB3・H4・H9・H16 などH16

 

■車のバルブ規格の種類とは

ヘッドライトバルブの規格は一般的に『H4』『HB3』『H16』がある。

中でも『H4』が主流で広く使われています。

少し前までは『H1』や『H3』が使われていましたが現在ではほとんど搭載されていない。

さらにヘッドライトは2灯式と4灯式に大きく分類。

フォグランプに使われる規格は『H3』で、『H1』は4灯式のヘッドライトに広く使用されていました。

『H4』は、2灯式で【Hi/Lo】のダブルフィラメント構造になっており、バルブひとつでハイビーム、ロービームの切り替えが可能となっている。

 

いくつもの種類や規格があるのでハロゲンバルブを自分で交換する時は、規格をよく確かめてから選ぶことが大事!

 

 

おすすめのハロゲンバルブ

 

Amazonで人気のあるハロゲンバルブ!

H4だけのランキングですが以下のバルブがおすすめです。

 PHILIPS(フィリップス)ハロゲン H4 3350k

 

タイプ:H4
入数:2個入り
定格:12V 60/55W
色温度(K):3350K
車検対応品

フィリップスは世界で初めてハロゲンバルブを開発、量産化!

純正ハロゲンバルブ同等の色温度3350K(ケルビン)で純正バルブと比べても色見は代わらず照射距離は最大35mまでを照射し見やすい。

明るさは150/140Wクラス相当のものになっている!

またECE基準であるEマーク取得のハロゲンバルブで国産車、輸入車の取り付けが可能です。

 

 PHILIPS(フィリップス)ハロゲン H4 4300k

 

タイプ:H4
入数:2個入り
定格:12V 60/55W
色温度(k):4300k
車検対応品

12V純正ハロゲンバルブ搭載車のH4タイプ(ハイロー切替 60W/55W)に対応し明るさは145/135Wクラス相当。

温度4300K(ケルビン)でノーマルバルブに比べ色温度が上がることで明るさ感が向上しています。

色温度はJIS規格におさまるよう白色範囲内で設計、生産されています。国産車、輸入車問わず取り付け可能になっている。

 

 PIAA ハロゲンヘッドライト・フォグ用 H4 3800k

 

タイプ:H4
入数:2個入り
定格:12V 60/55W
色温度(k):3800k
車検対応品

PIAAは、モータースポーツで実績と経験で養った技術で耐久性や視認性といった品質を追求するブランド。

品質面にこだわった最新鋭の設備によって作られた製品でクリプトンガスとハロゲンガス封入によるガスの配合調整によってタングステンフィラメントの蒸発を制御し、長寿命化を実現しています。

 

 KOITO(小糸製作所)Vホワイト H4 3700k

 

タイプ:H4
入数:2個入り
定格:12V 60/55W
色温度(k):3700k
車検対応品

純国産のKOITO(小糸製作所)のブランド商品。

白色光に特徴的で明るさはノーマルバルブに比べ見やすい自然な光の白さで「価値ある白さ」を実現したH4タイプの高効率ハロゲンバルブです。

品質の厳しい管理の下で作られた商品で、車載メーカーというのも納得。私もおすすめのKOITO(小糸製作所)です!

 

ハロゲンバルブ交換は自分でもできます。交換のコツ、ポイントをご紹介してます。合わせておすすめです。

車のヘッドライトのH4コネクターが外れない!H4端子の外し方は?車の夜間運転の際、安全に前方路面を照らしてくれるのがヘッドライト。ヘッドライトにはバルブがあり寿命によって切れる。ヘッドライト切れに気づ...

 

【H4バルブ交換方法動画】

 

ハロゲンバルブは自分でも交換ができます。作業は少しコツが必要とされますが難しくないチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

 

今回はヘッドバルブの種類と規格のご紹介をしました。

ヘッドバルブは、いくつもの種類がありハロゲンバルブ、HID、LEDといった種類による明るさの違いもある。

また自分で行うDIY、バルブ交換の際は車に合った規格のものをよく確かめる必要があります。

ハロゲンバルブは安価で商品も豊富で充実しています。

DIYによる施工の難しさはHIDで配線の処理に防水対策が必要になります。

また、LEDも標準で搭載され始めていますが、カスタムによる交換で気を付けないといけないのが白く見えても明るさが足りないこともあるので注意しないといけない点があります。

今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別のブログも配信しておりますのでそちらもご覧下さい!

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皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。

では、また次回お会いしましょう。

 

 

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田舎の沿岸沿いにポツリと在住のごく普通な凡人。昔は車の整備士さん。 物に愛が付くのは車だけ!この言葉に感動。車好きに。 将来の夢:車とバイク、工具に囲まれた生活! 休日に出来る車のDIYメンテにチャレンジしてみたい方に、車の修復をご紹介できたらと思いサイトを立ち上げました。 車の何でもを載せて、ご紹介もしていきます! ご視聴よろしくお願いします😄
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