車にドライブレコーダーを取り付けたのですが、電源をシガーソケットから取り出しています。なんだか配線が見えて「スッキリ」しない・・・。もっと配線をキレイにしたいと考え、「そうだ」ヒューズから電源をいただこうかと「いまさらですが・・・」。その電源ってどのヒューズから取り出せばいいの?初めてだとわかんないです。今回は、自分でできる車のヒューズ「ACC/IG」電源をテスターで調べる方法をご紹介します。
電源の種類どれを使う?
先ず初めに、今回登場するお車は、ハスラーさんになります。
ハスラーさんのヒューズボックスはエンジンルームと室内にあり、今回は、室内にあるヒューズボックスの電源を探っていきます。
※ハスラーさんのヒューズですが、どの車種も同じなので(外車は違ったりするけど・・・)参考にしていただければですー😄
DIYをやってみようと考えてみたもののドライブレコーダーやレーダー探知機などの電気、電源って初めての人にとってはどこから取り出せばいいのかなぁ~って、分からないです😅
また取り付ける装置の役割に合わせた電気の供給や容量が必要だったりもします。
そこで、ドライブレコーダーを例に電源は、どのヒューズから取ればいいのでしょうか?その調べ方はテスターを使って解説します。
ドライブレコーダーは、走行時のトラブルを記録として画像で残します。この機能が働くには走行時に電気が入っていないといけないです😄
しかし、エンジンが完全停止、OFFの状態は、電気の供給はいらないですね。
これをふまえて、
- 常時電源
- ACC電源
- IG電源
電気の供給方法には以上の3つの電源があります。これらの役割を次にみていきましょう。
常時電源とは
常時電源とは、エンジンがオフの状態でも電気が常に流れている電源になります。
例えば、エンジンオフ状態でもドアのロックが自動で解除されたりルームランプやブレーキランプ、ハザードといったランプなどが点灯したり動いたりします。
※ハザードが点滅しなかったら危険なことにもなりかねないです。
ACC電源
ACC電源の呼び方は、「エーシーシー またはアクセサリー電源」と呼びます。どちらも同じです😄
ACC電源とは、ACC電源ON状態(エンジンはOFFのまま)の時に電気がながれる電源になります。ACC電源は、エンジンスタートボタンを1回押すとACC電源ON状態になります。
エンジンキーの場合は、キーを一つ回した所が、ACC電源ON状態になります。
このACC電源は、エンジンはかからずOFF状態で電装品が使えるようになります。
ACC電源で、使える電装品の種類は、カーナビやシガーソケット、オーディオ、ETCなどがあります。エンジンがOFFの状態でも電装品を使うことができます😄
IG電源
常時電源とACC電源をみてきましたが、次にIG電源とはなんだ?
先ず呼び方としては、「イグニッション電源」と呼ばれています。
ブレーキを踏まずエンジンスタートボタンを一回押すとACC電源ONになり、さらにもう一回(二回目)押すとIG電源がONされます。
※日産を除くほとんどの国産車はこのようなボタン操作でIG電源が入る。
IG電源が使われる電装品の種類は、ウインドウガラスの開け閉めやワイパー、エアコンといった電力消費の多い電装品に使われる電源になります。
ACC電源は、電力の小さいもので取りあえず使う電装品で、IG電源は、電力を沢山消費する電装品に分けるとわかりやすくなりますね。
またACC電源とIG電源のどちらもエンジンOFF状態でも使えますがIG電源を用いる電装品の使用は、バッテリーあがりの原因になります。気をつけましょう😄
IG電源は、ACC電源との違いが分かりにくいようにも思えますが、ざっくりとなりますが、こんな感じです。
電源の種類としては、以上の3つの電源があります。電装品を取り付けるには、その機器の役割などで電源の取り方が違ってきます。また、直接バッテリーから電源を取ることもできますが、過電流によって機器や装置、また車には、コンピューターも多く使われているのでそちらも壊れることもあるので、おすすめできません!
どちらにせよヒューズを間にかまして回路を組む必要があります。では次に、安全となるヒューズを調べ適切な電源を取る方法をみていきます。
車の電源を調べる方法
電源の種類をみてきましたが、ここからは、電源を調べる方法になります。
ここからハスラーさんに登場してもらいます。
ハスラーさんに取り付けてあるドライブレコーダーの電源をシガーソケットではなく、別のところから取りたいので、電源を調べていきます。
その電源は、ヒューズボックスからになります。つなげる電源は、ACC電源からです!
※バックミラーも兼ねているので、ACC電源が適しています。
ヒューズボックスを調べる
ではでは、ヒューズボックスのどの部分にACC電源があるのか調べます。
ハスラーさんのヒューズボックスの位置は、運転席の右奥、インストロアパネルの後ろに設置されています。
ヒューズの配置図は、ヒューズボックスのカバーに、フタが付いていてその裏ブタにヒューズの配置図が表示されています。
しかし最近というか車内なのか?ということもあってフタが付いていません。ヒューズがむき出しになって見えています。
取説に配置図が記載されてはいますが、電装品を取り付けるにあたってヒューズの電圧を調べておくことをおすすめします。
テスターでACC電源を調べる
テスターでACC電源を調べます。
テスターの設定は、電圧(V)にあわせます。※直流(DC)です。
ACC電源を調べるには、先ず初めにボディアースにテスターのプローブをあてる必要があります。
ボディーアースは、ボディーの金属部分に⊖がきています。ざっくりだー😅
※金属部分にテスターをあてますが、塗装されているところは、導通しないので測れないです!
インストロアパネルの下にあるパネルを外して、ボディーアースを取っている丸端子のボルトに引っ掛けてみました。
ワニぐちクリップがあれば楽にくわえさせ測定できます。
次にヒューズの頭に穴が空いているのでテスターのもう片方のプローブをあてます。
エンジンOFFの状態で12Vなら常時電源になります。
電源が0VであるならACC電源かIG電源のどちらかになります。
今回は、ACC電源を探すので、エンジンスタートボタンを1回押す、またはキーを一コマだけ回します。
その時に12VがでればそのヒューズがACC電源になります。
※写真上の実測値は、11.9Vの測定結果でした。問題ないですね😆
ちなみに、その状態でも0VならばIG電源ということになります。
ACC電源がわかれば、そのヒューズから電源をとることにします。
テスターよりももっと楽に計測することができる「検電チェッカー」があるのでそちらを使って簡単に測れます。
まとめ
今回は、自分でできる車のヒューズ「ACC/IG」電源をテスターで調べる方法をご紹介します。
車の電源には、種類がありました。
- 常時電源
- ACC電源
- IG電源
といった電源があり、その電源には意味がありました。
安全上、必要になる電源は、常時電源になりブレーキランプやハザードランプなどがありました。
ACC電源は、消費電力が少ない電装品を使う時の電源で、ACC電源でした。カーオーディオやシガーソケットなどがありあした。
エンジンONにして使用する消費電力が高いものがありました。それらは、ワイパーであったりエアコン、パワーウィンドウなどにあたります。
以上のように、機能や役割によって電源を使い分けています。それら電源を調べるには、テスターであたって電圧を見る方法でした。
難しそうに思いますが、簡単に調べることができ工賃もかからず安くつきます。
皆さんも電装品を取り付ける時にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別のブログも配信しておりますのでそちらもご覧下さいね😄
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