ブレーキ系統

車のブレーキシューの交換方法と交換時期を解説します【写真で!】

車のブレーキシューを交換します!車のブレーキにはブレーキキャリパーとブレーキドラムがあり今回は、軽自動車のブレーキドラムに装着されているブレーキシューの交換方法と交換時期をご紹介します。一般的に軽自動車のブレーキは、フロント側がディスクブレーキでリア側がドラムブレーキになっています。ブレーキの分解は、フロント側のブレーキキャリパーは、まだ簡単でリア側のドラムブレーキは難しくなります。特にハブナットの締め付けトルクは適正値が定められているので、締め付けの際は、注意が必要とされます。とはいえ、ブレーキシューの残量、ブレーキフルード漏れなどを確認するにはブレーキドラムを外さないとみることができないです。また、ブレーキシューはブレーキパッドと比べ荷重や油圧配分が違うことで摩耗、消耗も少なく交換はほとんどなく、じぃーさんの整備士時代で経年劣化や多走行車以外の車のブレーキシューの交換はした記憶がないほどです。そうなると状態の確認は、車検時にチェックするといいですね。そんなじぃーさんの愛車の三菱トッポさんも一度も交換してないです!チェックもしてない~!

 

 

ブレーキシューの働きと交換時期

 

今回は、じぃーさんの愛車である三菱トッポさんを使ってブレーキシュー交換のやっていきます。三菱トッポさんは軽自動車なのでリアがブレーキドラムです。軽自動車は一般的にリア側はブレーキドラムが使われています。

※リア側がブレーキキャリパーといったブレーキもあります。

ブレーキシューの働き

ブレーキシューは、ブレーキペダルを踏むとその踏み量に応じてその力がマスターシリンダーへ変換、伝えられ油圧の力によってブレーキシューが動きブレーキドラムの内壁を押し摩擦でブレーキが効き停車します。

ブレーキシューの交換時期

ブレーキドラムを外さないとブレーキシューの残量が分からないので、ブレーキドラムを外した時は、新品のハブナットを用意しましょう。

ハブナットは、再利用できないナットになっています。再利用の場合は、緩み最悪な場合は、ドラムとタイヤが外れ大事故になります。

ブレーキシューの残量は1mm~2mmで交換になります。

ブレーキシューの横に捺印が施されていますが、その捺印の半分で約2.5mm~3mmとなります。

 

 

ブレーキシューの交換方法

 

それでは、ブレーキシューを交換しますね😆

車体をジャッキアップします。

準備する物

  • マイナスドライバー
  • ハンマー(プラスチックハンマー)
  • ボックスレンチ M24  ※Amazonさん
  • スピンナーハンドル(伸縮型のホイールレンチ)長手 約500mm
  • ピック・フック  ※Amazonさん
  • グリス  ※ホームセンター コメリさん
  • トルクレンチ  ※Amazonさん
  • 新品ブレーキシュー  ※三菱ディーラーさん
  • ピストンカップ  ※三菱ディーラーさん
  • シリンダーブーツ  ※三菱ディーラーさん
  • ハブボルト  ※Amazonさん
  • パーツクリーナー  ※ホームセンター コメリさん

ブレーキフルードを抜く

マスターシリンダーのリザーバータンク内のブレーキフルードを少し抜き取ります。

スポイドを使って、リザーバータンク内のブレーキフルードを抜いていきます。

センターキャップ

ブレーキドラムの真ん中にあるセンターキャップを外します。

細いマイナスドライバーなどを使いセンターキャップの淵に差し込んで軽く叩いていきます。

強く叩きすぎるとセンターキャップが変形し潰れるのでセンターキャップの淵を90°回転させながら徐々にマイナスドライバーを差し込んで追い込み外します。

センターキャップの隙間にマイナスドライバーを回しセンターキャップを浮かせられます!

ハブボルト

ハブボルトを外します。

ハブボルトのサイズは、24mmです。短いラチェットなどでは外せないのでスピンナーハンドルなどを使います。

※じぃーさんは、伸縮のホイールレンチを使っています😄

ハブボルトを外しますー😄

 

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ハブボルトは、再利用ができないです。再利用するとブレーキドラムが外れることでタイヤも一緒に外れとても危険です。

ハブボルトはゆるむことのないようにセルフロック式となっています。

ハブボルトを外しました。

ブレーキドラム

※ブレーキドラムを外す作業は、一般的に車検の時です。個人でやるには難易度が上がります!

ドラムを外します。

※この際、忘れずにサイドブレーキは解除しておきますね。解除されていないとドラムが外せないですよー!

ホイールナットを対角に2個を取り付け、ナットを持って引き抜く。直ぐには、外せないのでナットを持って手前に引いては、押したりしながら徐々に取り外します。

ブレーキドラムのお掃除

ブレーキドラムが外せたら、ブレーキダストが溜まりに溜まっているので吸い込んじゃう前にブレーキクリーナー、パーツクリーナーを吹き付けてお掃除します。

勢いよく吹き付けるとブレーキダストが舞い上がるので、マスクは着用、吹き付けはじわじわと出しながら吹き付けていきます。ブレーキダストが湿ってきたら全開で吹き付けますー😄

リターンスプリング取り外し

リターンスプリングをフックやピック、プライヤーを使ってアジャスターレバーから外します。

分解の前、または分解毎に、スマホなどで写真を撮っておくか、記録しておかないと後で分からなくなりますよー😅

リターンスプリングの取り付け位置や方向などが分からなくなりますよー!

ブレーキシューに使われているスプリングは、かなりのバネ圧なので指では外せないです!必ずピックやフックなどの工具を使って脱着をしましょう。でないとケガをします😣

ピックでなくてもマイナスドライバーでも外せます!慣れていないと少し難しいかも~です。

ピックやプライヤーでこじってリターンスプリングを外します。

シューホールドカップ取り外し

ブレーキシューを固定しているスプリングを外します。位置はブレーキシューの真ん中にあるやつですよー。

プライヤーでシューホールドダウンスプリングカップ(シューホールドカップ)をはさみ押し込みながら90°回転させシューホールドダウンスプリングピン(シューホールドピン)から外します。

シューホールドカップの穴は、 ━ (横一文字の穴)となっていて、シューホールドピンの先端も ━ で、90°回転させて抜けないように留めてあります。

 

ブレーキシューの取り外し

シューホールドカップが外せたらブレーキシューを手前に引けばブレーキシューに組付けられている部品も一緒に外れます。

アジャスターを外す

ブレーキシューに付いているアジャスターが外れます。

※この時、アジャスターの取り付け方向や取り付け位置を写真やメモできろくしておきます。スプリングなどの部品もですよー😄

アジャスターは、ブレーキシューとドラムの内側との隙間を縮めるための装置です。サイドブレーキやフットブレーキを効かせるたびに自動調整してくれる仕組みになっています。

トーションスプリングを外す

ブレーキシューの裏に取り付けられている、もう一つのトーションスプリングを外します。ブレーキシューが外れているので簡単に取り外せますね。

※特にトーションスプリングは、写真やメモで取り付け位置方向なども記録しておきましょう!

トーションスプリングの取り付け位置や方向を忘れて、後で分からなくなることが多いですよ!じぃーさんは、よくやらかしちゃってました😅

テンションスプリング外し

ブレーキシューの下部に付いているテンションスプリングを外します。

ブレーキシューがフリーの状態になっているので、簡単に外すことができます。

※初めに外しても大丈夫です。楽な作業だと思う方でやるといいですよー😆

パーキングレバーの取り外し

ブレーキシューにはパーキングレバーが取り付けてあります。

このパーキングレバーからサイドブレーキワイヤーを外します。

パーキングレバーが取り付けてあるブレーキシューは、トレーリングシューといいます。もう片方は、リーディングシューと呼ばれています。

パーキングレバーを取り外します。

パーキングレバーには、オートマチックアジャストレバーと一緒にブレーキシューに取り付けられています。

Cワッシャーの C👈この部分をマイナスドライバーでたたき先端を入れます。マイナスドライバーの先端がCワッシャーの隙間に入ったらドライバーを回し隙間を広げピンから外します。

※Cワッシャーの下に入っているパーキングブレーキシューレバーシムをなくさないように!

 

これでブレーキシューの分解ができました😄

 

 

ホイールシリンダーブーツの点検と交換方法

 

ブレーキシューの分解が終ったところで、ホイールブレーキシリンダーボデーに取り付けてあるホイールシリンダーブーツが劣化によって亀裂や破損が無いかを確認します。

亀裂や破損があれば交換になります。その際、ホイールシリンダーブーツとホイールシリンダーピストンカップを同時に交換します。

では、その交換方法を見ていきましょう!

※部品名が長くややこしくなるので気をつけくださいね😄

ピストンカップの交換

ホイールブレーキシリンダー内にあるホイールシリンダーピストンカップを交換します。

シリンダーに付いているカップを外し新品のカップを取り付けます。

写真が撮れていませんでした😢

 

カップにグリスを塗布します。

※今回は、マスターシリンダーの部品に付属されているグリスを使用しています。

ホイールシリンダーブーツの交換

ホイールシリンダーブーツに亀裂やヒビがあった場合は、交換になります。

ブーツと金属部分にグリスを塗布します。

ブーツを装着します。

 

 

ブレーキシュー組付け

 

ブレーキシューを組付けていきます。

その前に、グリスを塗布する必要があるので、グリスの塗布箇所も見ていくことにしましょう。

グリス塗布

金属部分がすれる所にはグリスが必要です。鳴き防止、摩耗低減を必要とします。

ブレーキングパネルにグリス塗布

ブレーキパネルの6箇所にグリスを塗布します。

ホイールシリンダーピストンにグリス塗布

ブレーキシューとホイールシリンダーピストンの金属部分にグリス塗布をします。

アンカー部にグリス塗布

ブレーキシューとアンカー部分にグリスを塗布。

パーキングレバーの取り付け

トレーリングシュー(ブレーキシュー)にパーキングレバーとオートマチックアジャストレバーを取り付けます。

パーキングレバーとオートマチックアジャストレバーを一緒にブレーキシューに取り付けます。

パーキングブレーキシューレバーシムを入れその上にCワッシャーを入れます。

Cワッシャーの C👈この部分をプライヤーではさみ先端をピン溝に入れ買締めていきます。Cワッシャーの隙間が無くピン溝に入ったら外れないことを確認します。

※各部品の向きに気をつけて組付けます。

パーキングレバーにサイドブレーキワイヤーを取り付けます。

トレーリングシュー取り付け

サイドブレーキワイヤーが取り付けてあるトレーリングシューを組付けます。

ブレーキングパネルの後ろからシューホールドピンを通し、トレーリングシューの中央にある穴に通す。

そこにシューホールドカップとコンプレッションスプリングを通し、シューホールドカップをプライヤーではさみピンに差し込んで90°回転させ固定します。

テンションスプリング取り付け

アンカー部側にあるブレーキシューにテンションスプリングを取り付けます。

ブレーキシューに取り付けたらアンカー部をはさみこんでいきます。

トーションスプリング取り付け

トーションスプリングをブレーキシューの裏側に向きを間違えないように取り付けます。

アジャスター取り付け

アジャスターはネジ式になっているので、外して古いグリスを拭き取ります。

ネジの部分と反対側にグリスアップしたら、最後まで締めていきます。

※女ネジ側は、シューサポートピースといい男ネジ側は、シューアジャスティングボルトで、その先に付いているのもシューサポートピースと呼ばれています。

両方のブレーキシューにアジャスターを取り付けます。

リーディングシューの取り付け

もう片方のブレーキシューを取り付けます。こちらも先程と同様の手順でシューホールドカップを取り付けていきます。

リターンスプリングの取り付け

リターンスプリングをフックやピックを使いブレーキシューにはめていきます。

リターンスプリングをブレーキシューに取り付け、もう片方のブレーキシューにピックを使って滑らしながら穴に入れていきます。うまく入れられない時は、フックで引っ張りながらいれると入りやすいです。

 

これでブレーキシューの交換、脱着は終わりです😄

次は、調整ですよー!

 

 

アジャスターの調整

 

ブレーキシューの調整は、アジャスターになります。この作業は、ブレーキシューとドラムのクリアランス調整となります。

クリアランスが大きいとブレーキを踏んだ時に少し遅れてブレーキがかかる一瞬の間があり危険です。そのため、ブレーキシューは、ドラムにほとんど接触した状態までの少ないクリアランスが必要となります。

ブレーキシューは、ほぼドラムにこすれているところまで調整します。

ブレーキドラムを回転させると、かすかに「シュッ、シュッ」とこすれた音がすればほとんど接触した状態です。

更にクリアランスが小さくなると接触しすぎになりドラムが回らなくなりブレーキシューが焼きつきます!

それでは、どのようにしてクリアランス調整をするか見ていきましょう。

アジャスターのシューアジャスティングボルトを回すことで外側に広がりブレーキシューをドラムに押し当てます。

アジャスターボルトを回転させるには2つの方法があります。

ホールプラグからの調整とドラムを外して調整の方法!

ホールプラグからの調整

ブレーキングプレートの後ろにあるホールプラグ(ゴム製)と呼ばれるキャップがされている穴があります。

ホールプラグを外しその楕円の穴からアジャスターボルトのカムをマイナスドライバーで回します。

回転方向は、穴から見て上から下へ回していきます。

カムの歯車で凸部分がアジャストレバーにあたり「カチ」っと音がなり回ったことが分かります。

しかし、この方法は、慣れていないと結構難しくじぃーさんも久しぶりに調整をしたのですが、かなり時間がかかりあきらめました。昔は、得意だったのに~😅

ドラムを外して調整

ドラムを外した状態で、アジャストレバーを回します。

この方法だと、目で見ながら調整ができ回し過ぎによって、ドラムがロックすることがないので慣れていない人はこの方法がいいですね😄

もちろんこの方法で、じぃーさんはやっていきましたよー😆

アジャストレバーを回すごとにドラムを装着し回転させクリアランスを確認します。

アジャストレバーの回転方向は下から上に回します。

※回し過ぎドラムが装着できなければ、逆へ回します。

この方法もカムの音は「カチ」っとなりますよー😄

 

これで調整ができました!

 

 

ハブボルトを締める

 

新品のハブボルトをトルクレンチで締めていきます。

トルクレンチを用意。

ハブボルトの締め付けトルクは、84±14N・m になります。

この値より弱く締めていると、ドラムとタイヤが走行中に外れ大事故です!

強く締め付けると、ドラム内のベアリングの破損になります。

 

センターキャップをはめます。

マイナスドライバーでキャップの端を軽くたたいてはめます。

 

これで組付けは完了になります😄

 

 

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まとめ

 

今回は、車のブレーキシューの交換方法をご紹介しました。

ブレーキシューはブレーキパッドのように早く摩耗は、しませんでした。

油圧の関係やフロントのように荷重がかからないこともあり減りが進まないですね。

ブレーキシューは、ドラムによって隠れているので減りの具合が分からないこともあって車検時の点検になります。個人で見るなら必ず新品のハブボルトが必要でした。

安全にかかわる部位なので、点検や調整、部品の締め付けは、気をつけて必ず確認が必要でした。

今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別の記事もご覧下さいね。

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皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。

では、また次回お会いしましょう!