ブレーキ系統

ブレーキローター/ディスクを交換する方法

車のブレーキ回りの部品でブレーキローター(ブレーキディスク)と呼ばれている部品で円盤状の形をした金属の部品があります。皆さんはこのブレーキローターをご存知でしょうか。ブレーキペダルを踏むとブレーキパッドがブレーキローターを挟むことでタイヤの回転を止めていくことで車体を停止させます。この時、ブレーキローターも同様、ブレーキバッドが挟むことで摩擦が生じることでディスクに摩耗を引き起こしパッドもローターもすり減ります。ブレーキローターが減ると交換が必要となります。今回は、このすり減って摩耗してしまったブレーキローターの交換方法をご紹介します。

 

 

ブレーキローターとは

 

ブレーキローターとは、ブレーキペダルを踏むとフロント側のブレーキキャリパーに組み付けてあるパッドを油圧でブレーキローターを挟んでタイヤの回転を止め車体を停車させます。この挟まれる側の部品がブレーキローターと呼ばれています。

社畜のジィーさん
社畜のジィーさん
そうか! ブレーキローターが挟まれてタイヤを止めているのか なるほど

 

【ブレーキキャリパー役割と名称はコチラから😄】

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ブレーキローターの交換時期は?

 

フロントのブレーキローターの交換時期は、片側1mmで全寸2mm、リアの片側は 0.5mm~ 0.75mm、全寸1~1.5 mmの摩耗で交換。また走行距離では10万Kmで交換といわれています。

ブレーキローター交換時期

フロント側:2mm

リア側:1mm~1.5mm

※摩耗限界値(Min Thickness):ローターの側面に『MIN TH 22』と刻印されローターの交換時期の目安になります。(数値は例です)

 

 

ブレーキローター交換に必要な工具類

 

ブレーキローターを交換するのに必要な工具と部品を見ていきましょう。

  • ブレーキローター
  • M8×約50mmボルト ー2本
  • ブレーキキャリパープレスツール
  • S 字のフック
  • パーツ(ブレーキ)クリーナー
  • ショップタオル、古いタオル
  • サンドペーパー♯500番手ぐらい(サビにあわせて)
  • ホイールレンチ、電動インパクトレンチ
  • 14mmメガネレンチ、ボックスレンチ
  • 17mmメガネレンチ、ボックスレンチ
  • ジャッキアップ
  • ジャッキスタンド
  • 輪留め

以上が交換となる部品と工具になります。

 

 

ブレーキローターの交換方法

 

今回の車は、ジィーさんの愛車、三菱トッポさんになります。この車は基本的な構造になっていることもあり分かりやすいです😄

※作業を行う時は、必ず手袋をはめましょう。ブレーキダストや金属片、バリなどがありケガの原因にもなります。安全に配慮し作業を行いましょう。

古いローターを取り外す

古いブレーキローターを取り外す前に前準備をしていきます。

前準備

車体が動かないようにサイドブレーキ、フットブレーキをかけ輪留めをします。

車輪が地面に接地しているこの時点でホイールナットを少し緩めておきます。電動(エアー)インパクトレンチを使うのであればここは飛ばします。

インパクト

輪留めは、必要!

タイヤストッパー(輪留め)

車輪、タイヤを外します😄

トルクレンチ締める

ジャッキアップ

車体をジャッキアップで上に持ち上げていきます。持ち上がった車体にジャッキスタンドを所定の位置に設置します。

※車体がすべり落ちないよう、所定の位置にジャッキスタンドを設置しましょう。

フロアジャッキー1

車輪を外す

タイヤ抑え

車輪を外します。

あらかじめタイヤが地面に接地している時に少しだけ緩めておけば簡単にホイールナットを外すことができます。

電動(エアー)インパクトレンチを使うのであればジャッキで上げてからでもホイールナットをゆるめられて、とても楽で便利ですよー😄

キャリパーを外す

ブレーキキャリパーを止めているスライドピン(ボルト)は2箇所ですが、下側の14mmのボルト1本を外します(上下の2本を外しても問題はないです)。

ボルトをはずしたらキャリパーを引き上げキャリパーを奥側へ押しスライドさせます。これでキャリパーを取り外せました。

取り外したキャリパーを S 字のフックに引っ掛け、もう片方をショックアブソーバーのスプリングに引っ掛けぶら下げます。

S字のフックでぶら下げました。

ちなみにS字のフックは、100均です。

ブレーキキャリパーから出ているゴムの配管が劣化し硬化している場合があります。折り曲げたりすると亀裂が入り破損の原因になります。

ゴム等のブレーキ配管が硬化している場合は、交換することをオススメします。

 

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キャリパーブラケットを取り外す

三菱トッポさんは、取り外さなくてもブレーキローターを外すことができます。構造が複雑でないところがいいです😄

では、他の車種やメーカーのブレーキキャリパーブラケットは、ボルトで留まっています。ボルトの数は、2箇所17mmでメガネレンチを使って外します。

取り外したら、パーツ(ブレーキ)クリーナーで洗浄します。

ブレーキクリーナーでお掃除です!

ブレーキローターを外します

ブレーキキャリパーブラケットが取り外せたらブレーキローターを外していきます。

ハブナックルとブレーキローター内のサビや汚れで固着していることが多くなかなか外すことができないです。

ホイール装着面にあるM8のボルト穴、2箇所にCRCなどの潤滑剤を吹き付けプラスチックハンマーでもう一度軽く叩きます。

それでもダメな場合はM8のボルト穴2箇所にボルトを入れて徐々に締めこんでハブナックルを押します。この時、2本のボルトは均等に締めていきます。

サビて固着していたブレーキローターが「バン」と音を立ててハブナックルから外れます。反動で飛んでこないように注意しましょう。

⇧この方法が一番手っ取り早いですよ😄

※M8のボルトの首下の長さは何mmでもいいです。短いと取り扱いがいいです。

ジィーさんが使用したのは50mmです。40mmでもいいかも。ホームセンターで購入しています。

2本のM8のボルトを入れてます。

ボルトを締めていくと、簡単に外れますよー!

新しいローターを装着する

新しいブレーキローターを用意します。

新しいローターえを洗浄

新しいブレーキローターにはサビ止めのために油が塗布されています。油を付けたままでは装着は出来ないので、パーツ(ブレーキ)クリーナーなどを用いて油分を落としていきます。全面の油分を落とします。

※油分を残したまま装着するとブレーキパッドがすべりブレーキの効きが悪くなりとても危険です!

ガッツリと吹きかけ、油分を取ります。

最近は、ショップタオルがホームセンターでも置かれています。そちらがお得です!

ハブナックルの汚れ・サビ取り

ハブナックルの汚れ・サビを落とします。パーツ(ブレーキ)クリーナーを使って洗浄しショップタオルなどを使い汚れやサビを落とします。

また、サビがひどい場合、サンドペーパーなどを使いサビを落としていきます。

ハブナックルのサビや汚れを落とすのは、ハブナックルとブレーキローターの密着面のガタをなくし均等に接触させるためです。

ハブナックルもきれいに。

新しいブレーキローターを取り付ける

ハブナックルのサビや汚れが取れたところで新しいブレーキローターを取り付けます。取り付けは、M8のボルト穴があった位置に合わせはめていきます😄

※取付位置の左右の方向が決まっているブレーキローターもあるのでよく確認しましょう!

ブレーキローターを装着後、ホイールナットを仮止めで2本を対角状に締めていきます。ブレーキローターがぐらつかないことを確認します。

キャリパーブラケットの装着

キャリパーブラケットをパーツ(ブレーキ)クリーナーなどで洗浄します。次にキャリパーブラケットを取り付けていきます。17mmのボルト2本で取り付けていきます。

ゆるみのないようにしっかりと締めこみます。

三菱トッポさんは、キャリパーブラケットを装着したままでブレーキローターを脱着できるので、キャリパーブラケット取り外しの作業はないです。

ブレーキローター交換動画はこちら

参考になれば幸いです!チャンネル登録も宜しくね😄

ブレーキキャリパーの装着

三菱トッポさんは、ブレーキパッドの奥側は、キャリパーブラケットに取り付け、手前はキャリパーに取り付けます。

一般的なブレーキパッドは奥、手前の両方のブレーキパッドはブレーキブラケットに取り付けます。

キャリパーのピストンを専用治具かメガネレンチを2本を使い押し戻します。

ピストンに古いブレーキパッドか鉄板、板などをあてがい2本のレンチをテコにして押し込みます。

メガネレンチを使ったピストン押し戻しの方法は、⇩こちらの記事をご参考にしてください。

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キャリパー上側のスライドピンをブレーキブラケットに差し込みキャリパーをブレーキローター側へ下げていきます。

※ブレーキパッドにあたって入らない場合は、ピストンが飛び出していることが考えられます。

装着後、下側のスライドピンを取り付け締めていきます。緩みのないように締めていきます。

ブレーキペダルを踏み調整

ブレーキローターの組付けは終わりました。ここでもう一つやることがあります。ブレーキパッドは、この状態ではブレーキローター、キャリパーの中でゴソゴソと動きます。ブレーキローターに密着していません。

そこで、ブレーキペダルを何回か踏みます。何回か踏むことでブレーキローターに密着しガタなく安定します。

ブレーキペダルを踏むのは

車体を下ろした後、ブレーキを踏むとブレーキの効きが悪くヒヤッとすることもあります。

また、ブレーキローターにホイールナット2本を取り付けるのは、ブレーキペダルを踏んでパッドを出す時に垂直にしておくことでパッド面を均等に当てるためです。

車輪を付けてもいいのですが、何か問題があった時に確認できないので、車輪を付ける前にブレーキペダルを踏み確認することをオススメします。

 

車輪の取り付け

ブレーキペダルを踏んで、パッド、ローターの状態を確認出来たら車輪を装着します。

その後、車体を降ろしホイールナットの増し締めを行います。

これでブレーキローターの脱着作業が完了しました。

 

左右両方の交換が必要です😄お忘れなく!

これで、トッポさんも嬉しいでしょう!

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ブレーキパッド交換動画

ブレーキパッド交換の動画はこちら😄ご視聴よろしくお願いします。

 

 

まとめ

 

今回は、ブレーキローターの交換方法をご紹介しました。

どうでしょうか。意外と簡単なDIY整備です。休日の空いた日に交換をしてみてはいかがでしょうか。

三菱さんの自動車は、複雑ではなく(トッポさんだけかも)簡単に整備ができる車となっています。私が思っているだけ😅

トヨタさんも構造は複雑じゃないので皆さんもチャレンジできますね。やはり構造はシンプルがいいですね!

今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別の記事もご覧下さいね。

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ご覧いただけたらうれしいです。

皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。
では、また次回お会いしましょう!