自動車に年末になると付ける装飾品。そうしめ飾りです。昨今、カー用品店で見かけなくなりました。昔は、フロントグリルにしめ飾りを付けるのが一般的な時代でしたが他に浸けなくなる理由もあるかもしれないが最近では「カッコわる~」と思われるからか見なくなりました。今回は、車にしめ飾りを付ける意味と、しめ飾りの種類と付け方をご紹介します。
Contents
しめ飾り・しめ縄の意味とは
【車にしめ飾り】
最近では、全く見なくなった自動車のしめ縄・しめ飾り。
しめ縄・しめ飾りの意味は、なんでしょう?
しめ縄とは
しめ縄とは?
車にしめ飾りを付ける前に先ずは、しめ縄の意味を知ることも必要だ。
しめ縄は、どこに飾ってもいいものではなく、神様が宿る神聖な場所とこの世を隔てるためのもので、不浄なものや災いが入ってこないようにと結界を張り境界の意味で飾ります。
しめ縄より内側は、神様の領域とされ神聖な場所になる。
神話をたどればなるほどです。
しめ縄の由来とは(神話が元):
須佐之雄命(すさのおのみこと)が悪さを幾度もかさねるので天照大神(あまてらすおおみかみ)が怒り天の岩屋に隠れてしまい、世の中が真っ暗になります。
慌てた神々は、何とか天照大神を岩屋から出そうと岩屋の前で酒盛りをし躍りだしました。
岩屋の外の騒ぎに身を出した天照大神を見て、神様たちは岩戸を閉めしめ縄で岩戸を縛って天照大神が岩屋に入らないようにしたと言う話が元になっています。
しめ縄は神様が宿っていると言われている大木、岩、神社などの場所に飾られていますがご自宅でのしめ縄を飾るところは、神棚になります。
ごぼう注連(しめ)
ごぼう注連と前垂れ
玉飾り
輪じめ
上記の種類があります。
お正月のしめ飾りとは
【しめ飾り】
しめ飾りは神様の話になります。
神様には様々な神様がおられ、その中で歳神様を自分の家にお迎えしてほしいためにお祀りするための準備になります。
先ほどの天照大神の神話にあったようにしめ飾りは、家に入った神様を外へ出さないようにするための意味もある。
しめ飾りの飾りの種類と意味
しめ飾りの飾りには意味がある。
しめ飾りの意味:
- 橙:『家系代々繁盛しますように』 代々=橙とかけてます。
- 裏白:『心に裏表のない』シダ科植物の裏白の葉は裏が白いことで心に裏表がなく白髪になるまで『不老長寿』を願いを込めています。
- ゆずり葉:『子孫が絶えないように』こちらも
- 昆布:『よろこぶ(喜ぶ)』喜ぶの語呂合わせですが、子生(こぶ)の意味もあります。
- 海老:『長寿を願う』海老の様に腰が曲がるまで元気に長生きをする願いを込めています。
- 御幣:『魔除け、神様が宿る神聖な場所』 赤色は魔除けを意味していて、白だけのものは「四手」(しで)と言い、手を大きく四方に広げる「繁盛する」と言う意味を持っています。
- 扇:『末永く繁盛するように』 扇の形から末永く繁盛するようにと願いが込められています。
自動車に飾るしめ飾りは、紙垂だけを付けた輪じめというのが一般的になる。
これを見ると一年の始まりは清らかで、また一年間は穏やかに過ごしたいと願います!
しめ飾りの飾る場所
しめ飾りを飾る場所は、何処に飾ればいいのか。
神様が宿していると言われる場所や神様にいてほしい(迎える)所に飾ります。
神棚や玄関は勿論、水回りや自動車、バイクの魔除けとして飾ります。
特に自動車やバイクは、事故にならない、災いがないように魔除けとして飾ります。
しめ飾りを付ける時期は?
新年を迎える前に飾ります。
しかし避けておきたい日もあります。
年末の29日、31日です
12月29日は、9が苦とも言われ縁起が悪いとされています。
また31日の大晦日もあまり良くないです。
「一夜飾り」と言われ神様に良くないということで失礼になると考えられています。
しめ飾りを外す時期は?
しめ飾りを外す時期は、地方によって違いますが、一般的に言われているのが1月7日の松の内が終る頃に外します。
しかし1月7日は関東地方で関西は1月15日となっている地域も多いです。
関東地方でも1月15日だったのですが、鏡開きの時期との兼ね合いをみて早めたとされています。
外したしめ飾りやしめ縄はどうするの?
1月15日に神社で行われる「どんど焼き」と呼ばれる火祭りで毎年燃やします。
どんど焼きに持っていけない場合は、通常のごみとして出せますが、神様に携わるのもなので、紙に包んで普段のごみと一緒にせず別に出した方が心のモヤモヤも少しは和らぐというものではないでしょうか。
現在の住宅事情や環境にも配慮が必要で燃やせないものもあります。
地方自治体ごとの指示に従って処分してください。
車に取り付けよう!
車に付けるしめ飾りもいいもんだ。
しめ縄やしめ飾りの意味を見てきました。それでは、実際に車に取り付けてみましょう。
しめ飾りの取り付けはいたって簡単。
結束バンド
取り付けの際には、しめ飾りに紐などが付いていますが弱いものなので切れちゃいます。
私は、結束バンド(インシュロック)で固定しました。
でも、結束バンドは傷付くと言う方もいらっしゃるかと思います。
輪ゴム
輪ゴムでフロントグリルに回してぐるぐる巻きでくくり付ける。
輪ゴムは耐久性や耐候性、耐油性のものがよく、人の髪の毛にも絡みつきにくいので、車のボディーにもキズが入りにくいです。
フロントグリルに3~4箇所にしめ飾りをしっかりとくくり止めておきます。少し揺らして動かないことを確認する。
しめ飾りをしっかりと止めておきます。風や振動で落ちるとキズが付いたり走行中には危険です。
3~4箇所に留め動かないことをよく確かめておきましょう。
あくまでも自己責任となります!
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まとめ
今回は、車にしめ縄・しめ飾りを付ける意味はなぜなのかとしめ縄の種類と付け方をご紹介しました。
日本最古の行事で、歴史を感じこれからも守っていかないといけない行事です。
しめ飾りは、いくつもの種類があり自分の願いによって選ぶことができます。
欲張っていくつもの種類を飾るのもいいかもしれませんが・・・。
一年が穏やかで健やかに暮らしていくための縁起がいいものでありたいです。
私も含め皆さんも!事故や災いが無いように祈っております。
楽しいお正月を送ってください。良いお年を!
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皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。
では、また次回お会いしましょう。