車の洗車には拭き上げ、乾燥といった作業があります。皆さんは、洗車時で付いている水滴は、どのように取っていますか。濡れたボディーをそのままにしておくと水シミの原因になります。又、フロントグリルやドアミラー、エンブレムといった細かい部品、すきまなどに入り込んだ水滴は、拭き取っても水が垂れてくることも…。取り除くのは時間もかかるし難しいですね。このような経験は皆さんもあると思います。今回は、ブロワーを使った洗車の手順!水滴を吹き飛ばして楽に拭き上げをご紹介します。そんな皆さんのお困りも水滴とともに吹き飛ばし解決してくれます!
ボディーの水シミとは
洗車の乾拭きがあります。皆さんは、どのように乾拭きをしておられますか。ボディーに残った水滴を拭くには、クロスやタオルなどをつかいますね。
しかし拭き上げを行っている最中に水滴がどこからともなく垂れてきませんか。フロントグリルやドアミラー、ドア回りなどがあります。拭いても拭いても垂れてきます。水滴をそのままにしておくと水シミにもなっていきます。
一般的に「イオンデポジット」、「ウオータースポット」と呼ばれています。又「クレーター」や「スケール」などといった呼び方もあります。
純水なら問題はないのですが、水道水に含まれているものがシミになっていきます。
水シミは水道水に含まれるミネラル分などの成分が水分の蒸発によって残り凝固し蓄積されることでシミとなります。これが先程の「イオンデポジット」や「ウオータースポット」となるわけです。
※水道水のPHは約7.0前後の中性です。井戸水をくみ上げた水道水の場合は地域によって若干の違いは、あります。TDSが50ppm以上を示すところも。
TDS:総溶解固形分「Total Dissolved Solid」の略。
ざっくり言うと、カルシウムやマグネシウム、カリウム、ナトリウム、塩化物など、このような物質で溶け込んでいます。これらのミネラル分がどのくらい水に溶け込んでいるかを数値で示し数値が低いと不純物が少ないというわけです。この数値の表示がTDS「総溶解固形分」になります。
■TDSの測定値
水道水:100~160ppmが平均
ミネラルウォーター:60~70ppmが平均
洗車時は、よく炎天下や日射しのキツイ時、気温の高い日は避けた方がいいと言われているのはこれらの物質が水分が飛んで残り輪っか状態、輪シミ(水シミ)なります。天井のある所や屋内ガレージ、夕暮れ時、早朝の涼しい時に洗車をするのがいいですね。
ボディーを乾かすには
ボディーを拭き上げる方法として何を用いて、どのように拭き上げを行っておられますか。
先程にも述べてきましたがやはりクロスやタオルで拭き上げていきます。これらの用具は細部に届きにくくうまく拭き取れなかったりもします。では、どのように細部の水滴や水溜まり除去にはブロワーを使うことをおすすめします。
ボディーを乾かすには、風を作り出すブロワーを使っていきます。ブロワーは、モーターの力によって風を作り出す機械になります。ブロワーは、Amazonさんやホームセンターなどで取り扱っている製品です。
ブロワーを使った洗車の手順
拭き上げの作業を楽にしてくれたり、細かい部品の隙間などの残り水や水滴などを取り除くにはどのようにすればいいのでしょうか。それでは、拭き上げ乾拭きを見ていきましょう。
一般的には、ボディーに残った水分や水滴にクロスやタオルなどを使って拭き取ります。しかし、先ほど述べたように細かい隙間や部位による水垂れがあり拭き取るのは難しいと感じた方もおられるんじゃないでしょうか。
水滴の垂れを拭くのではなく、吹き飛ばしていきましょう!
今回は、リョービさんから発売されているブロワーを使って水滴を吹き飛ばしていきます!
➀ブロワーを準備
ブロワーを準備します。電源となるケーブルをコンセントに差し込みます。(100V)
➁ブロワーのノズル
ブロワーのノズルを吹き出し口に取り付けます。
➂ブロワー、スイッチON
ブロワーの電源スイッチをONします。これで、送風され風が勢いよく吹き出されます。
➃残水の吹き飛ばし(ルーフから)
水滴や残水が付いたボディーに風を当てます。初めにルーフから始めていきましょう。順番は、上から順に下へと進めていきます。
上下の順番がまちまちだと水滴が取れているところに吹き飛ばしてしまい、二度、三度の手間になります。又、拭き残しも出てくるので上からの順がこのましいです。
➄ワイパー回り(カウルトップ)
水が溜まりやすいのがこちら、ワイパーやカウルトップ回りです。ワイパーを上からエンジンルーム内にかけのぞいてみるとカウルトップ辺りに水溜まりがあるます。この水溜まりを放置すると汚れやシミ、こけが発生したりも😣
吹き飛ばす程度の量ならばいいのですが、多い場合はタオルなどで吸い取ってからブロワーを使います。
➅ドアアウトサイドハンドル(ドアノブ)
ドアアウトサイドハンドルの可動部に水が溜まりやすいので、可動部を念入りに送風をかけます。水垂れが無くなるまでかけていきましょう。
➆ドアミラー
ドアミラーな特に水滴が残りやすい部品です。ミラーの奥の方であったり、可動部分に水が溜まりやすくなっています。これらを吹き飛ばすにはミラーのふちに送風をします。送風順は、ミラーの上から徐々に下へと下がって送風します。
ドアミラーを折りたたみ可動部にも送風していきます。残水、水滴が垂れてこなくなるまで吹き飛ばしていきます。
➇ヘッドライト・フロントグリル回り
ヘッドライトやフロントグリルは、取り付け部分や装飾の入り組んだ箇所に送風し水滴が出てこなくなるまで吹き付けていきましょう。フロントグリルとボンネットの隙間は水溜まりになっていることが多いのでこちらも忘れずに送風しましょう。
➈テール回り
テールランプ取り付け部分の隙間やバンパー付近、特にリア側は、ナンバープレートの隙間からの水滴が多いのでこちらにも念入りに送風をします。水滴が垂れてこなくなるまで送風をしましょう。
➉ホイール
ホイールにブロワーを使用するには、必ず洗浄を済ませてからブロワーを使うようにしましょう。汚れていると、異物が飛散することでボディーに付着しダメージをあたえます。気を付けましょう。
ホイールに水溜まりができるのは、ホイールナット回りになります。又、裏側忘れがちなりやすいこともあるので念入りに送風を行っていきましょう😆
オススメのブロワー3選
ブロワーの種類は、豊富にありどれを選べばいいのか迷います。安さや品質、ブランドなど色々と考える人も多いはず。こちらでは、そういった悩みの参考にしてもらえればうれしいです!それでは、オススメのブロワーを見ていきましょう。
リョービさん:リョービ(RYOBI) ブロワ BL-350
吹き飛ばし吹き寄せ、吸い込み集じんによる清掃に。今回、使用したブロワーです。コードは、5mとなっていますが、感じでは、3mぐらいです。しばらく使用していると重く感じます。吹き飛ばしは十分で新車の水滴は吹き飛ばしてくれます。
風 量(m3/min) | 3.5 |
重 量(kg) | 1.7 |
コード長さ(m) | 5 |
価 格 | 5,243円 |
マキタさん:マキタ 充電式ブロワ(18V) 送風・集じん両用 バッテリ充電器別売
強力な吹き飛ばしで、不良調節用ツマミと無段変速スイッチの組み合わせによる作業に応じた風量の調節が可能です。電源の確保が難しい所でもコードレスだから作業がやりやすいです。車の水滴飛ばしにも効果抜群です!
風 量(m3/min) | 0~2.6(3段階ダイヤル式) |
重 量(kg) | 1.8 |
コード長さ(m) | コードレス |
価 格 | 8,155円(充電器別売) |
E-Value ハンディブロワー
強力なエアーでごみや水滴などを吹き飛ばす。ダイヤル式で風量調整も可能です(2段階)。価格も安く、予備のカーボンブラシも付属されたコスパのいいブロワーです。
風 量(m3/min) | 2.3 |
重 量(kg) | 1.7 |
コード長さ(m) | 2 |
価 格 | 3,035円 |
洗車時にあると便利なブロワーです。試しに使ってみてはどうでしょうか!
デメリット:
モーターの音は、大きいです!例えるなら、掃除機より少し大きい音ですね。ご近所さんに迷惑の掛からない時間帯など考慮して使うのがいいかと思います。
まとめ
今回は、ブロワーを使った洗車の手順!水滴を吹き飛ばして楽に拭き上げをご紹介しました。
せっかく洗車を終え綺麗になったとおもいきや、水垂れがあちらこちらと、拭いても拭いて「ぽたぽた」と隙間から滴り落ちてきます。このような状態を解決してくれるのがブロワーでした。
車の部品は、装飾されて複雑な形状もあります。そんな時にブロワーは活躍してくれます。
愛車の水の輪や「ウオータースポット」など気になる方におすすめでした。
ブロワーを使った洗車、皆さんもご使用してみてはどうでしょうか。手放せなくなるアイテムの一つになるでしょう。
今回は、ここまでとなります。ご覧になった方は、いかがだったでしょうか。また、別の記事も見てくださいね。見ていただくと励みになります。
皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全に事故の無いことを祈っております。
では、また次回お会い致しましょう!