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自動車のルーフが凹凸のプレスラインになっているのはなぜ?

車を洗車しているとふと思ったことがあります。ハスラーさんを洗車している時でした。皆さんは、何だと思いますか?形状の違い、ルーフのプレスラインです。これには、きっと意味があるのではなかろうかと。プレスラインがある車、ない車とあり、形状も様々です。今回は「自動車のルーフが凹凸のプレスラインになっているのはなぜ?」の疑問を解説していきます。

 

 

ルーフのプレスラインとは

 

ルーフのプレスラインとは、車の種類によっては、凹凸になっていたり平らになっていたりといったライン形状があります。

これには理由があるんですよー😄

社畜のジィーさん
社畜のジィーさん
ルーフのプレスライン?デザインじゃないの?

ルーフの凹凸したプレスラインは、セダンやスポーツカーと呼ばれているお車には、ないですが、SUVやバンなどの商用車などによくみられます。

なぜSUVや商用車によくあるのはなぜなんでしょう?

それには、ルーフの広さ、面積がかかわります。ルーフの面積が広くなることで車の安全性にも影響がでてきます。例えば、車の転倒などの際、強度を保たなければいけない。それゆえパネル1枚での強度、剛性を持つのが難しくなり安全性は、低下してしまいます。

社畜のジィーさん
社畜のジィーさん
剛性を高めればいいのじゃなかろうかと?

そうなんです。剛性を高めればいいのですが、その分重量アップになることで、ルーフの重量が上がるとふらつきの原因にもなります。また軽量化でカーボンなどの素材がありますが、それらを使うと値段が上がったり製造過程での難しさから手間も増えつことで、更にコストがかかってしまいます。

薄く軽量のパネル剛板に剛性を高めるには、パネルに工夫が必要となります。その工夫には、ルーフのプレスラインの凹凸によって効果が出てきます。

ではでは、ルーフのプレスラインの役割を見ていきましょう。

 

 

ルーフのプレスラインの役割

 

ルーフの凹凸プレスラインはどのような役割があるのでしょうか。

車のルーフに使われるパネル剛板は、薄く軽くそして丈夫であることが望まれます。

丈夫な剛性を持つには、ルーフの面積によって一枚の剛板だけでは保つことができず基準となる安全性が保たれないことになります。ルーフの面積に応じ凹凸の型になった数本のプレスラインを引くことで剛性を高める役割をはたしてくれます。

ルーフの剛性が不足していると、ボディの振動やねじれなど発生の原因にもなります。これらの現象を緩和が必要で剛性を補強するためにプレスラインが重要な役割となります😄

 



 

 

プレスラインの形状

 

ルーフの形状は、あまり気にしていないところですが、何気に洗車をしていると思うことがあって、平らだったら洗車もしやすいのにーって思うこともしばしば。

SUVやバンは背も高いので洗い残しもありそうで楽じゃないです😄

ルーフのプレスラインはとても大事な役割をしているので必要でしかたがないのですね。

皆さんプレスラインの形状になにかお気づきになられましたか?

このプレスラインには、いくつもの形状が車種によって違いがあります。その形状の数は、車種によって違うのでかぞえきれないですー😄

また、ライン(凹凸)の数や深さや幅も車種によって違いがあります。

プレスラインは、1枚の金属パネルをライン状に加工したものです。一般的に「リブ」と呼ばれ強度を増してくれます。スーツケースなどもこのような形状を施して強度を補強しているものも見かけます。

※「リブ」英語で助骨という意味。リブロース😄

商用車のバンタイプや1BOXなどのルーフ面積の広いお車は、フロントからリアにかけ全体にラインを多く入っています。今流行のミニバンなどは、全面に入っているものや工法だけにプレスラインのものが多くあります。

また、軽自動車やコンパクトカーと呼ばれる車には、デザイン性?もかねてかプレスラインが数本であったり、幅が大きくなっていたりもします。

 

<ハスラー ルーフのプレスライン>

 

<トッポ ルーフのプレスライン>

じぃーさんが乗っているハスラーさんは、プレスラインが前面にフロントからリアにかけて数本はいっています。見た目のデザイン性もありかわいらしさの中にクロカン(昭和な~)のような個性のある様に見えます😄

SUVやスポーツカーと呼ばれるお車もデザイン的なプレスラインになっていたりしますが、プレスラインを入れることで振動や騒音を緩和させる効果もありうまく取り入れられています。すごいです~!

 

<プリウスα ルーフのプレスライン>

 

ちなみに乗用車、セダンなどは、プレスラインがほとんどゼロと言ってもいいほど入っていないですね。

 

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まとめ

 

今回は「自動車のルーフが凸凹のプレスラインになっているのはなぜ?」をご紹介しました。

ルーフのプレスラインは、剛性を高める物でした。

見た感じ、デザインの一種かと思ったりもしたのですが、プレスラインにはとても重要な意味があったのがわかりました。

最近の流行のSUVやミニバンなどは、うまくデザインの要素を取り入れたプレスラインになっています。

とはいえ、雪が積もった時の雪かきは、サイド側への雪下ろしがスムーズに落ちてくれないこともありますが…。

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田舎のおっちゃん
まめころ
田舎の沿岸沿いにポツリと在住のごく普通な凡人。昔は車の整備士さん。 物に愛が付くのは車だけ!この言葉に感動。車好きに。 将来の夢:車とバイク、工具に囲まれた生活! 休日に出来る車のDIYメンテにチャレンジしてみたい方に、車の修復をご紹介できたらと思いサイトを立ち上げました。 車の何でもを載せて、ご紹介もしていきます! ご視聴よろしくお願いします😄
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