車の内側にあるドアの内張り、ドアトリムの修復やカスタムをやっちゃおうかと。しかし、ドアトリム(パネル)ってどうやって外すのかな~なんて考えますよね。今回は、「車のドアトリム(ドアの内張り/ドアパネル)のはずしかた」をご紹介します。どうやって外すのかがわからずあきらめちゃう人もおられるはず(私だけかも・・・)。自分ではずせれば、修復やカスタムが簡単にできますよー!
Contents
ドアトリムとは
ドアトリムとは、お車のドアの内側のパネルにあたるところになります。
この部分は窓ガラス開け閉めする際のパワーウィンドウのスイッチがついていたりオートロック機能が付いたインサイドドアハンドルがあったり、ドアに肘掛けのような形状になっているアームレスト(この部分にもパワーウィンドウスイッチなどの電装関係部品が付いてます)が、あります。
ほとんどが、1枚のパネルから構成されているので、基本的に構造は大きく違うことはなく同じ作りになっています。
このドアトリムを外すことによって、スピーカーの交換といったカスタムや窓落ちといった時の処置と修復ができます。
知っておくことでカスタムのはばが広がることでしょう!
ドアトリムのはずしかた
今回登場するのは、ハスラーさんになります😄
ドアトリムをはずしていきます。
用意する工具は、こちら。
- エクステンションプライヤー
- 精密ドライバー(マイナス)
- プラスドライバー
以上が、必要となる工具です😄
※専用工具は、使わないです!あるもので、はずしていきます。
step➊ネジをはずす
ドアトリムの取り付けには、プラスネジ2本で止まっています。
ネジ2本をはずします。
ネジがとりてられているところは、インサイドドアハンドルに1本
ねじをはずします。
もう1本は、アームレストでございまーす😄
こちらのねじもはずします。
step➋ドアトリムをはずす
ネジが外せたところで、ドアトリムをはずします。
はずすのは、チョー簡単です😄
ドアトリムの上側の端を浮かせます。
浮いたところの隙間に指を入れドアトリムを手前に引っ張ります。
「バコッ!」と音が鳴ってはずれます。
音にビビってしまいますが、中でリベットクリップの土台となる爪が折れていないことを願って左右のドアトリムを手前にひっぱります。
外せたら徐々に上側に付いているリベットクリップもはずします。
リベットクリップの数は、全部で9個あります。
ドアトリムの裏側です。
※最後は、勢いよくドアトリムを引っ張ると中の配線が切れることもあるのでゆっくりとはずします。
step➌配線(コネクター)をはずす
リベットクリップがはずせたら、配線のコネクター端子をはずします。
※こちらの配線は窓ガラスを上げ下ろしを行うパワーウィンドウスイッチにあたるところです。
こちらのコネクター端子は、硬いです😱
無理にはずすと配線は、切れます。気を付けて作業をしましょう。
では、どうやってはずせばいいのか?
コネクターは、フック状になっているので、精密ドライバーで押し込み解除します。
そうすると、無理なくはずすことができます。
step➍リベットクリップをはずす
ドア側に残ったリベットクリップを取りはずしてドアトリムに取り付けます。
※ここでは、専用工具を使わずにはずしていきます。専用工具があれば簡単なんだけどね!
はずしかたは、はっきり言っちゃうとチョーむずい😅
指だけでは、取れないです(じぃーさんだけかも~)。
リベットクリップをドア側に残しておいては、取り付け時にドアトリム側の爪がおれてしまう。
なんとしてもはずしておきたいところです。
ではでは、はずしちゃいます。
はずしかたは、先ずプライヤー(コンビネーションプライヤー)で、リベットクリップの先端の傘になっている部分をはさみ少し斜めにおこします。
次に浮いたところ指で保持しながら反対側をプライヤーではさみます。
先端部分の傘をはさみ引き抜きます。
※引き抜く際にリベットクリップを折らないように注意しましょう!
※リベットクリップにキズが入るのが、嫌な人は、プライヤーのはさむ部分にマスキングテープやガムテープなどを貼っておくとキズが入りにくいです(じぃーさんは、そのままはさんだのでキズがついてます😅)
ドアトリムの取り付け方法は、はずした手順の逆をおこなうことで、取り付けられます。
ドアトリムをはずす際の注意点
簡単にはずすことができますが、注意することがあります。
ここでは、その注意点をみていきます。とくに3点ほど!
その3点とは、一つ目は配線、二つ目はクリップ、三つ目はインサイドドアハンドル部分ののネジの3点になります(じぃーさんが実際に思った箇所です。他にもあるかもしれないので慎重に、ですー!)。
一、 配線
ドアトリムをはずす際に気をつけたいのが、パワーウィンドウのスイッチになる配線、コネクター端子です。
勢いあまって、ドアトリムを引っ張ったひょうしに、配線が切れることもあるので気を付けたいところです。
はずす際は慎重に膝や体をストッパー代わりにしてはずしてみてはいかがでしょうか。
二、 リベットクリップと取り付け部分の破損
2点目は、リベットクリップとその取り付けの部分の爪の破損には気を付けたいところです。
リベットクリップの硬化していることで折れたり、引き抜く際に上の傘の部分が折れるといったことも想定されます。
硬化している場合は、仕方ないのですが、取り外しは、慎重に丁寧に引っこ抜くことが大事です。
三、 インサイドドアハンドル部分のネジ
次に、3つ目の注意点、インサイドドアハンドル部分にあるプラスネジに解説します。
インサイドドアハンドル部分にあるプラスネジは、強く締めすぎるとめねじ側(ナット側)が、プラスチックになっていることでなめてしまいねじ山が破損します。
締めこむ際は、気をつける必要があります。
まとめ
今回は、「車のドアトリム(ドアの内張り/ドアパネル)の外しかた」をご紹介しました。
ドアトリムをはずしかたは、4つの手順で行いました。
- ねじをはずす
- ドアトリムをはずす
- 配線(コネクター)をはずす
- リベットクリップをはずす
以上がとりはずす際の手順でした。
ドアトリムを取り外しと取り付け時の注意点もいくつかありました。
登場したのは、ハスラーさんですがドアトリムのはずしかたは、どのメーカーであっても車種であっても基本的に大きく違いがないので参考にしていただければと思います。
また、ハスラーを例にすると7年目ぐらい経った車両で窓落ちすることがあります。構造はワイヤーになっていて、そのワイヤーが切れることが原因です。
突然の窓落ちでビックリしますが、そんな時にドアパネルのはずしかたを知っておくことで応急処置が簡単にできます(そんなことが起きなければいいのですがね・・・😅)。
今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別の記事もご覧下さいね。
mamecoroエンジンは、動画も配信しておりますので、そちらもご覧ください。
よろしくお願いします。またチャンネル登録も宜しくお願いします。
ご覧いただけたらうれしいです。
皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。
では、また次回お会いしましょう😄