車のヘッドランプのバルブを交換で『H4バルブ』が外れない!作業途中に困っておられる方がいらっしゃるかと。力まかせで引っ張ったりすると壊れてしまいます。今回は、コネクタの構造と外す方法とコツをご紹介します。コネクタの構造を知ることで外すことが容易になるもの。もう一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。お役に立てば幸いです。
AMP製H4ヘッドライト用F側コネクタのみ(F端子無し)-H4F-AMP-tr
H4のコネクタの外し方
「H4バルブが固くて外せない!」
ヘッドランプのバルブを外しているとコネクタが固くて外せない事態になり困ってしまうことがあります。
無理やりこじってしまったり引っ張ると配線が切れたり、コネクタが破損することがあります。
そんな事態に陥らないためにも外すコツと構造を知っておくことで外すことが容易になります。
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H4バルブの外す方法とコツ!
H4バルブの外し方とコツとは。
H4バルブの後方の形状は、凸 のような形になっています。端子が3つとなっていることでこのような形になっています。
それでは、コネクタの外し方を見ていきましょう。
凸 の左右の側面に爪がある。その爪を指で押しこみます。
押し込みながらゆっくり抜き取ります。
その際ハロゲンバルブ(照明部品)の根元をしっかりと押さえておきます。コネクタだけを引っ張るとハロゲンバルブ(照明部品)の留金が折れたり破損の原因になります。
端子の「オス側」「メス側」が固着していることもあり外すのが固い場合もある。ゆっくり上下( ⇅凸 )にゆすりながら外します。
外す際の注意点(力任せはダメ!)
外す際の注意点を見ていきます。
先程も解説しましたように、コネクタを抜く時は、必ずハロゲンバルブ(照明部品)の根元をしっかりとつかみます。部品の破損を防ぐため。
もしもを想定し、バッテリーのケーブル端子を外しておくことをおすすめします。配線の劣化やコネクタ端子の劣化によって作業中にショートすることも考えられます。
あらかじめ、バッテリーのケーブル端子を外しておくことでケガや災害を防ぐことができます。
端子が固く外せない時にシリコン等を吹き付けた場合は、その後、必ずアルコールなどを使い乾いていることをよく確認しておきます。
H4のコネクタの構造
固くなったコネクタが外せない時、H4コネクタの構造を知っておくと困らない。
それでは、H4のコネクタの構造を見ていきましょう。
コネクタ端子の「オス端子」に丸い穴があいている。そしてコネクタ側の「メス端子」は、オス端子の丸穴より小さいサイズで少し飛び出した突起があります。
【H4旗型端子突起部分】
オス端子の丸穴とメス端子側の突起が合わさることでロック状態となり抜けなくなります。
【H4旗型端子ロック】
ロックされた状態のH4コネクタ端子同士を引き抜くには解除する必要があります。
そこで解除するには、H4コネクタの左右の側面にある爪を押しこみ解除します。
【H4コネクタ 左右の爪】
H4のコネクタの左右両サイドにある爪の裏側には、突起がでています。
この突起部分がポイント!
突起部分が端子側の折れ曲がったL字のレバー部分を押します。
【H4旗型端子(L字のレバー)】
押された端子のL字のレバー部分が奥へ移動することで、オス端子の穴からメス端子側にある突起が抜け解除となります。
【H4コネクタ 爪を押す前】
コネクタの爪に繋がった突起が飛び出していない状態
【H4コネクタ 爪を押す】
爪を押すと繋がった突起が飛び出す状態
この状態からコネクタを引き抜けば外すことが可能となるわけです。
外れない状態は、オス端子とメス端子のサイズがきついか経年劣化で固着していることになります。
どうしても取れない場合は、配線から切断し端子を入れ替えることをおすすめします。
【AMP製H4ヘッドライト用フロント側コネクタ】
コネクタの特徴
- H4F-AMP-tr
- 35.1mm×22.9mm×20.2mm (横幅×縦幅×長さ)
- 3端子(3穴)
AMP製H4ヘッドライト用F側コネクタのみ(F端子無し)-H4F-AMP-tr
【TE(AMP)H4旗型メス端子】
端子の特徴:
- 品番:FH4-AMP
- 電線絶縁直径:2.2-3.4mm (最大)
- 電線サイズ:AV0.5-2.0mm2 / 20-14(AWG)
- 板厚:0.32mm
- 工具:専用工具が必要
●TE(AMP)H4旗型メス側端子(AMP)セット/FH4-AMP
メス端子をかしめるには、専用工具があります。こちらがおすすめです。
上記が、H4コネクタとH4旗型メス端子となります。どちらもAMP製です。
まとめ
今回は、ヘッドライトのH4バルブのコネクタの外し方と構造をご紹介しました。
H4バルブを交換しようと始めたのはいいがどうしても外れない場合があります。
そんな時は、力任せに引っ張ると配線切れやコネクタの損傷にもつながりかねない。
また構造も知ることで、外れない原因も見えてくるかと。
こちらを一読してもう一度チャレンジしてみて下さい。参考になれば幸いです。
今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別のブログも配信しておりますのでそちらもご覧下さい!
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皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを願っております。
では、また次回お会いしましょう。