電装品

自分でも出来る自動車の電装品の失敗しない配線の繋ぎ方

自動車の電装品には、配線(電線)がある。今回は、自分でも出来る自動車の配線の繋ぎ方をご紹介します。電装品をカスタムするにはどうしてもやらないといけない配線。この配線の繋ぎ方にはいくつかの方法があります。失敗を少なく簡単な方法を解説し少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

 

 

配線の繋ぎ方

 

配線をキレイにかつ、断線(失敗)しないことが大前提である。

配線を繋げ「スイッチON」、電源が入らないとなると全てを分解、確認といった作業になります。二度手間、三度手間の可能性も。

それではせっかくの作業も台無しになってしまい残念な結果になります。

断線(失敗)をしないで自分でも出来る配線の繋ぎ方を今からご紹介します。

配線を繋ぐ方法には、いくつかの方法がある。

 

まめころくん
まめころくん
どんな繋ぐ方法があるの?

今回の繋ぐ方法は:

  • 防水型熱収縮圧着端子
  • ギボシ端子
  • 熱収縮チューブ

上記の3種類の方法で配線を繋げる。

※他にも配線を繋げる方法はあるが、断線にならない方法と防水の処理を含め解説します。

防水型熱収縮圧着端子

防水型熱収縮圧着端子を使った配線の繋ぎ方。

【防水型熱収縮圧着端子】

防水型熱収縮圧着端子は、配線を両方から通し圧着し熱で温める端子である。

配線を繋げる方法は、下記の順になります。詳しく見ていきましょう。

Step➊ 絶縁体をはぎ取る

配線(電線)は、絶縁体によって被覆された導体の構造になっている。

その絶縁体を一定の長さではぎ取ります。

ストリッパーを使い絶縁体だけをはぎ取る。

今回は、電工ペンチを使用します。

【電工ペンチ】

【絶縁体5mmはぎ取る】

ストリッパーを使う時は、サイズが違うと導体を切ってしまったりキズを付けることにもなる。

また、カッターやニッパーで切ると中の導体を切ったりキズを付けることもある。

 Step➋ 配線をかしめる

圧着端子(防水型熱収縮圧着端子)と配線を繋ぎかしめる。

絶縁体をはぎ取った後、導体を圧着端子の片方の中に挿入する。

【配線を圧着端子に通す】

圧着ペンチを使い圧着します。

【圧着ペンチ】

さらに、もう片方に配線を挿入し圧着する。

中に突起があり、そこまで入れる。

【配線圧着】

今回は、赤い防水型熱収縮圧着端子を使用、圧着ペンチは赤い表示部分を使いかしめる。

【圧着ペンチ かしめ部分】

Step➌ 熱を加え収縮

圧着端子(防水型熱収縮圧着端子)の両端に熱を加え収縮させる。

【端子を収縮】

圧着端子の両端をヒートガンを使い収縮させます。今回使用したのは、ライターの火で熱を加えています。

 

ヒートガンのおすすめはこちら

 

ギボシ端子

次にギボシ端子を使い配線をかしめる。

【ギボシ端子】

Step➊ ギボシ端子に配線を通す

配線の絶縁体をはぎ取る。

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先程と同様、配線の絶縁体 5mm をはぎ取る。

【5mm はぎ取る】

ギボシ端子に配線を通す。

【ギボシ端子に配線】

Step➋ ギボシ端子をかしめる

ギボシ端子と配線をかしめる。

電工ペンチを使用します。

【電工ペンチ】

ギボシ端子をかしめます。

【ギボシ端子と配線 圧着】

電工ペンチとギボシ端子のサイズに合ったところでかしめる。

【かしめる形状】

上記のような形状(ハート)に電工ペンチでかしめます。

絶縁体側をかしめる。

【ギボシ端子圧着】

【絶縁体側圧着】

ギボシ端子の導体側、絶縁体側と両方をかしめ圧着すると出来上がりです。

【ギボシ端子圧着後】

 

熱収縮チューブ

熱収縮チューブで配線接続。

配線同士、端子をかえさず直接結びます。

配線両端の絶縁体を20mmほどはがします。

【絶縁体をはがす】

配線(導体)を半分に分ける。

【配線をわける】

分けた配線同士(2本)をねじり合わせていきます。

【配線を繋ぐ】

ねじり合わせた配線をよってねじり合わせます。

【2本をよじる】

2本の線をよじり1本にする。

【収縮チューブ】

収縮チューブを導体に持っていきかぶせる。

よくありがちな失敗!

配線を繋げる前に収縮チューブを通しておかないと配線を切って初めからの作業になります。意外とやりがちな失敗作業です。

ヒートガンなどを使い収縮チューブを熱して収縮させます。

今回は、100円ライターを使って収縮させます。

【収縮チューブ熱を加える】

【収縮チューブで保護】

熱を加えすぎると焼けたり溶け出すので上記の写真の状態にします。

これで配線は、繋がりました。低予算でしっかりと配線をつなげるならこちらの方法がおすすめです。

 

 

注意したい配線接続端子

 

注意したい配線接続とは。

【エレクトロタップ】

注意したいのは、エレクトロタップになります。

配線をかしめつなぎ合わせるタイプになります。

こちらは、配線のサイズと合わせることが必要で、本体をはさむと絶縁体がはがされ配線の導体が真ん中のエレクトロタップの導体と繋がるようになります。

しかし、絶縁体がはがされていないこがあり、断線の原因にもなり慎重な作業が必要となります。

慣れていない方にはちょっと難しいかもです(個人の感想)。

 

 

おすすめのコネクターピン

 

おすすめなのが、配線の繋ぎ方に出てきた防水型熱収縮圧着端子、低予算で行うなら収縮チューブを使っての繋げ方になる。

 

キレイに確実に仕上げるなら防水型熱収縮圧着端子 

【防水型熱収縮圧着端子】

 

低予算で確実に仕上げるなら収縮チューブ

【収縮チューブ】

カー用品店、ホームセンターで種類があるのでチェック!

上記の2点がおすすめとなります。

 

 

動画でご案内しております。

参考にどうぞ!

 

 

まとめ

 

今回は、自分でも出来る自動車の電装品の失敗しない配線の繋ぎ方をご紹介しました。

配線の端子は、いろんな種類、方法がある。

今回は、その中でも自動車の電装DIYで簡単に確実にできる方法を解説しました。

せっかく配線したのに断線していては作業のムダになりかねないです。作業は慎重に。

作業は、確実に安全に配線を取り扱いましょう。皆様の何かの参考になれば幸いです。

今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別のブログも配信しておりますのでそちらもご覧下さい!

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皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを祈っております。

では、また次回お会いしましょう。

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田舎のおっちゃん
まめころ
田舎の沿岸沿いにポツリと在住のごく普通な凡人。昔は車の整備士さん。 物に愛が付くのは車だけ!この言葉に感動。車好きに。 将来の夢:車とバイク、工具に囲まれた生活! 休日に出来る車のDIYメンテにチャレンジしてみたい方に、車の修復をご紹介できたらと思いサイトを立ち上げました。 車の何でもを載せて、ご紹介もしていきます! ご視聴よろしくお願いします😄
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