車の板金、塗装作業でサビ落としは避けて通れない作業!長年乗っているとボディや下回りにサビが発生していませんか?サビの発生は劣化が進み不具合や見た目も良くないです。「自分で直せたらいいのになー」なんて思ったり。今回は、広がったサビ!身近な道具や機械工具を使い除去します。サビの発生原因とサビ取り道具、サビの取り方をご紹介します。
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車のボディーのサビ発生原因
この写真がなんだかわかりますか?三菱トッポさん😭
ボディーがサビだらけになってます。
こんな状態になるには、いくつかの原因があります。

<愛車のトッポさんのサビ>
タイヤハウスの塗装が浮いているような気がして見なかったことにしてたのですが…😅
どうしても気になって触ってみると浮いた塗装が剥がれ落ち穴がぽっかり!
ボディーの一部がはがれたのでこれは一大事、自分でなんとか直したい!
サビ発生の原因は
車の部品は、ほとんどが鉄。鉄は、サビます。車はサビを防ぐための塗装や部品によるカバーで保護したりサビない材質を使って対策されています。
しかーし、サビは発生します!
道路の凍結剤
サビの発生は、経年劣化によるものですが、ボディーにダメージを与えるキズであったり、塗装の削れによるものや冬の道路にまかれる塩カルなど(塩化カルシウム)があります。
パーツの隙間からも発生します。
塩カル(塩化カルシウム)でサビ!
冬の季節になると、こればっかりはどうにもならないことがあります。
雪です!
そんなことをいつも思っていても、雪は降っちゃいます。
とはいえ、雪の中を走行しないといけない!通勤やお買い物、送り向かいなど車を利用します。
寒く冷え込んだ雪道は、路面が凍ることで滑ったりと危険です。その凍結を防ぐため道路に塩カル(塩化カルシウム)がまかれたりもします。
塩カルは、ざっくりと言うと塩によって凍結を防ぎます。
と思いますよね。そのとおり!なので、サビてしまうわけです😱
車体の裏に防錆剤などを吹き付けておくといいのですが、処理をされていないと徐々にサビてきますね。
サビの対策として:
防錆剤や雪や凍結の道路を走行した後は、洗うことが必要です。また防錆剤などを吹き付けておくことも大事です。
キズからのサビ
小キズやこすりキズからのサビの発生!小キズだから大丈夫かと思っていても塗装の内部で進行しています。
日頃のカーケアが必要です。それは、コーティング剤などを使い少しでも小キズが入らないようにガードすることが必要です😄
放置はダメよー!
小キズが入ってしまったら直ぐに修正ペン(タッチペン塗料)を使って処置をしておきます。放置していると、知らない間に浸食が広がっていきます。気が付いた時にはサビが広がり大がかりな修復が必要となります。
私の愛車、三菱トッポさん。かなり長い間、放置されていたようで広範囲にサビが浸食してました(トホホ😭)
こすりキズも同様の処置が必要です。自分で処置をする自信がなければ近くの車の修理工場やディーラー、板金屋さんに相談することをおすすめします。
サビ落としの道具とサビの取り方は?
サビを落とすのに必要な道具です。
サビ取りに必要な物
- 耐水ペーパー
- ハンマー
- グラインダー
上記の3つの道具でサビ落としをやっていきます。それでは、頑張ってやっていきましょう。
耐水ペーパーを使おう!
耐水ペーパーの♯40~♯100を使いボディーの表面を削って行きます。
耐水ペーパーのメリットは、水に強いところです。水を含ませることで目詰まり防ぎ、長持ちしますよ。それと削った時の粉じんが飛散しないのもいい点ですね。
それでは、削って行きましょう!
研磨パッドに耐水ペーパーを巻き付けていきます。水をかけボディーの表面に沿って耐水ペーパーの面に圧を均一にかけてサビをこすり研磨していきましょう。この時、手袋をして作業をしましょうね!
ハンマーを使ってサビを取る!
サビを取り除くにはいくつかの方法がありますが、ハンマーでたたいて取っていきましょう。
サビの周辺は塗装も浮いていて、サビが浸食していて意外と硬くハンマーでたたかないと取れないからです。塗装のふくれているところの中心にハンマーで削ぎ落すようにたたいて取っていきます。円を描くように徐々に範囲を広げてサビをたたいてサビをくだくのがコツです。
塗装がはがれて、サビが出てきます。集中してサビを砕けばいいですよ。注意してほしいのは、あまり力を入れないことも重要ですよ!強すぎるとサビていない所も曲がってしまうので優しくトントンとたたいてくださいね。
たたいていると範囲が広がっていきますが大丈夫です。修復が目的なので焦らずにサビを取ってくださいね。

トンカチを使って塗装のふくれやサビを取った時の写真です。どうですか、取れてますね。
サビが広がってますね直してあげますよ私の愛車!通勤、買い物を共にしている私の大事な相棒ですから😄
グラインダーを使ってみよう!
手っ取り早くサビを取れるのがグラインダーです。

サビを取り除くことが目的なのでやはり機械に頼るのがいいかと…😅
そこで、グラインダーを使ってサビ取りをやってみましょう。回転しているところは研削砥石を使っていますよ。
グラインダーはかなり火花が散るので使用時は特に注意して下さいね。防具メガネ、マスク、手袋(軍手)と車にはマスキングや養生が必要!さらに、けが・火気注意ですよ。
ボディーの表面から削ります。塗装のふくれの端から約1cmぐらいの範囲を目安に削るようにします。削り方の方法は上から下へとゆっくりと約1cm~2cm削って、横に移動して上下に削ればいいですよ。
何回も繰り返してボディー表面のサビがとれればOKです。奥の方も届けば、粗削りになるのですができるだけ削ってくださいね。
砥石の幅は細いので左右に振って使うと横にライン状の線ができてしましい、サビがうまく削れてくれないです。
サビを追っかけているとかなり砥石の回転が速いので初めてで慣れないときは、ゆっくりと慎重にやっていきましょうね。この後に、板金やパテ埋めを行うので大丈夫ですよ。
グラインダーの持ち方を説明しましょう!必ず両手で本体を持ってくださいね。砥石面には触れないこと!横に出ているバーが付いているものはしっかりと握ってくださいね。
構える位置は、腰のところで!腕を伸ばして使うと力が入らないので砥石が横に流れていきますよ。
じーさんは、何回もやっちゃいましたよー😄

どうですか?グラインダーが横走りしてますねー!サビの腐食もかなりすすんでますね。
表面だけを見てもサビがひどくないようにも思えたのですが、削っていくと中はこんな感じです😱
まとめ
今回は、「車のボディーのサビ発生原因/サビ落としの道具とサビの取り方」をご紹介しました。
サビは、気が付かないうちに広がっていきますね。早い段階での処置ならいいのですが…。
どうにもならない時は、車屋さんに持っていくとになるんですが、それなりのお金もかかります。サビが広がる前に、こまめな点検も必要ですね。でも、自分でできるようならチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
サビ取りのDIYは、難しいとは思いますが、自分の愛車を直すのもいいもんですね。
浮いている塗装のサビを取ってボディーの腐食を止めたり、表面の凸凹を取りましたね。道具も身近にある物で十分にサビが落とせると思います。私は、ほとんどハンマーを使っていましたよ。
耐水ペーパーはいろいろな作業に出てくるものなので何種類かの番手を用意をしておく方がいいですよ。
※番手は、♯300~1000番はあるといいですね。
自分の車でDIYを楽しむのもいいものだと思います。キズやへこみも再発見したり、自己流の新たな直し方も見つかると思うので楽しくなりますよ。
私の車は17年目、11万kmの中古車です。まだまだ走れるので納車しました。
最近の車は10年が当たり前になってきて20年は乗れるかと思います。30年は乗りたいですけど😄
皆さんの想い出の詰まった愛車を自分で修復し長く乗っていきましょうね!
ケガや火気には十分に気を付けて作業に取り組んでくださいね。
