車のエンジンに用いれるフライホイール。フライホイールはミッション車(MT)に使われる部品で、クランクシャフトの動きを滑らかに回転させるためのものです。今回は、このフライホイールの構造と役割をご紹介します。フライホイールは、エンジン性能に関わる重要な部品で適度な重量が必要となる部品です。
Contents
フライホイールの役割
フライホイールの役割とは。
フライホイールは、ミッション車(MT)に搭載されるエンジン部品の一つになります。
エンジンの動きはピストンの動きによって回転バランスが不安定になります。
それは、燃焼している燃焼室以外は、ただ単に惰性で動いていることが不安定の原因になります。
例えば、エンジンの動きから考えると単気筒(一つのシリンダー)で動く場合、バランスが不安定になる。それで多気筒にすることで回転バランスを安定化させている。
とはいえ、エンジンの低回転ではどうしても回転が不安定になることからフライホイールの重さを利用し惰性によって回転バランスを安定させています。
フライホイールはMTにのみ搭載される。
ATではトルクコンバーターがその役割を果たす。
フライホイールの構造
フライホイールの材質は、鋳鉄、または銅製で形状は、円盤状の構造である。
フライホイールの位置は、クランクシャフトとクラッチディスクの間に組付けられています。
運動エネルギーの伝わる順番にすると、エンジン内のピストンからコンロッドを介してクランクシャフトに接合されたフライホイール、そしてクラッチディスクへと繋がります。
構造上の役割としてクランクシャフトの回転を安定させます。また、クランクシャフトの動力をクラッチディスクに伝達する役割もあります。
また、フライホイールの側面の構造は、インクギアといわれるギアの形状となっている。
インクギアはスターターのギアとかみ合わされておりエンジンスタとの際にスターターモーターの回転を伝えられるようになっています。
エンジンスタート時に鳴る「キュルキュル」音は、スターターモーターの駆動音になります。
まとめ
今回は、フライホイールの構造と役割とは何かをご紹介しました。
フライホイールはMT車のみの設定部品となっておりAT車には設定されない部品になる。
AT車は、トルクコンバーターが用いられています。
フライホイールは、惰性力によって回転しています。
また連結されたクランクシャフトの回転バランスを安定させるためのもので、軽量かつ強度も必要となります。
今回は、ここまでとなります。ご覧になられていかがだったでしょうか。また、別のブログも配信しておりますのでそちらもご覧下さい!
ブログ以外にもmamecoroエンジンは、YouTubeで動画を配信しております。
皆様の愛車がいつまでも綺麗であり続け安全かつ事故の無いことを願っております。
では、また次回お会いしましょう。