自動車のエンジンは、人に例えるなら心臓にあたるところ!今回は自動車のエンジン、レシプロエンジンで基本構造(内部構造)をご紹介します。エンジンの構造はざっくりと大きく分けると動力系と吸排気系に分けられます。これらの作用がタイミングよく合わさることで効率よく運動エネルギーに変換されていきます。
Contents
エンジンの基本構造
エンジンの基本構造、エンジンは人で例えると心臓にあたる部位。
エンジンの種類は、「レシプロエンジン」と「ロータリーエンジン」がある。
今回は皆さんもご存知だと思われる「レシプロエンジン」を例に解説します。
自動車の心臓部ともいえるエンジン、大きく分けると動力系と排気系になる。
エンジン基本構造は2つ
- 動力系 ➜ 主運動系
- 排気系 ➜ 動弁系
主運動系
エンジンといえばピストンがある。
ピストンが往復運動をすることで、その運動をクランクシャフトによって回転運動に変換する。
動弁系
動弁系の役割は、いわば人に例えると呼吸と同じ。
送られてきたガソリン(軽油)と空気が合わさった混合気を弁の開閉によって燃焼室に取り込む。また燃焼によってできた燃焼ガスを弁を使い排出する。
上記の動作をスムーズにいい条件(タイミング)で動作を行う必要があります。
次にその各動作を行う部品の名称と役割について見ていきます。
エンジンの各名称と役割
エンジンから発する運動を各部位がタイミングよく効率よく運動エネルギーに変える役割を持っている。
エンジンの基本になる構造
- シリンダー
- ピストン
- コンロッド
- クランクシャフト
- カム/カムシャフト
- バルブ
- インテークマニホールド
他にも部品はありますが主となるのは上記の部品。こちらを一般的な代表部品とします。
シリンダー
エンジンの燃焼が行われる場所、部品になる。
そのため廃熱処理(熱伝導)や気密性、軽量といった性能をもとめられる重要なパーツとある。
ピストン
ガソリン(軽油)と空気の混合気を燃焼させた際に発生する熱エネルギーで往復運動となり車の動力を生む。

【ピストン】
コンロッド
ピストンとクランクシャフト繋ぐ部品。
ピストンの往復運動をクランクシャフトへ伝える棒状の部品である。
クランクシャフト
コンロッドから伝わった往復運動を回転運動に変換する部品になる。
【クランクシャフトを滑らかに動かす!】
クランクシャフトを滑らかに動かしてくれるのがフライホイール。
フライホイールはMT車に搭載されているパーツになりAT車はトルクコンバーターがその役割となっています。
カム/カムシャフト
動弁系となるバルブの開閉をつかさどる部品。
カムシャフト
棒状の部品にカムが取付けてあり(一体構造)カムを回転させる役割。
カム
カムの形状は側面から見ると卵を輪切りをした側面のような形状をしている。
その形状から回転することでバルブ開閉の動作を行う部位になる。

【カム・カムシャフト】
バルブ
バルブは、吸入バルブと排出バルブに分かれる。
混合気の吸入と燃焼した混合気にでる燃焼ガスを排出させるバルブになっている。

【バルブ】
インテークマニホールド

【インテークマニホールド】
空気を各エンジンのシリンダーに分け送る部品(機構)。
皆さんがよく使う呼び名として「インマニ」があります。
エンジンの基本となるレシプロエンジン・ロータリーエンジンの構造を解説しています。合わせておすすめします。


まとめ
今回は、自動車のエンジン基本構造(レシプロエンジン)をご紹介しました。
エンジンは、人で例えるならば心臓部にあたる。
その基本となる構造を見てきました。
エンジンは、走行において重要である。
燃料から運動エネルギーを生み出す構造になっており気密性、軽量化、環境側面からも優れた部品の構成からなっています。
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